今年の梅酒は本格焼酎で漬けてみませんか? ホワイトリカーで漬けるのが一般的ですが、実は本格麦焼酎「いいちこ25度」でも香りと風味バツグンの梅酒ができるんです。おいしい梅酒の作り方を詳しくご紹介します!

焼酎で漬ける梅酒|おすすめポイントは?

さまざまなお酒をベースに漬けられる梅酒ですが、焼酎、特にホワイトリカーで漬けることが一般的です。ホワイトリカーは、連続式蒸留機により蒸留を繰り返し行なうことで造られる焼酎甲類に分類され、無色透明でピュアな味わいが特徴です。そのため、梅本来の香りや味を邪魔せず、シンプルな味わいの梅酒に仕上がります。その一方で、米や麦、芋などを原料にした本格焼酎をベースに使用すると、ベースにした本格焼酎の香りや味わいなどが梅の風味と重なり、より深みのある梅酒となります。

ホワイトリカーと本格焼酎の梅酒

実際に、ホワイトリカーで漬けた梅酒と本格麦焼酎の「いいちこ25度」をベースにした梅酒を飲み比べてみました。

ホワイトリカーで漬けた梅酒は、梅らしい爽やかな香りとほんのりとした酸味が口の中に広がり、梅そのものを堪能できるシンプルでクセのない梅酒でした。

「いいちこ25度」で漬けた梅酒は、梅の風味に加え、「いいちこ」ならではの華やかな香りや旨味が重なっていて、芳醇な味わいが感じられました。ホワイトリカーで漬けた梅酒と比べ、後味は飲みやすい印象です。

焼酎で漬ける梅酒|おすすめの焼酎は?

梅酒を本格焼酎で漬ける時におすすめなのは、麦焼酎です。柔らかな口当たりとクリアな味わいでありながら、ほんのり麦の香りと旨味が梅の香りや味わいを引き立たせてくれるので、香りと風味のよい梅酒に仕上がります。

一般的なホワイトリカーなどと同じアルコール度数35度の本格焼酎で漬けた場合、仕上がり度数は25度程度になります。市販されている梅酒は12~15度のものが多いので、それと比べると高めの度数になります。25度の本格焼酎で漬けると、仕上がり度数は15度程度になり、ロックで飲むのにちょうどよい度数になります。なので、本格焼酎で漬ける際は、25度のものを使うのがおすすめです。また、自家製梅酒を作る際は、本格焼酎に限らずアルコール度数20度未満のお酒で漬けることは、酒税法の規定で禁止されているので、絶対に使わないようにしましょう。

焼酎で漬ける梅酒|材料

梅酒の材料

梅酒を漬ける際に必要な道具や材料はそこまで多くないので、手軽に漬けることができます。

〈材料〉
・いいちこ25度 360ml
・南高梅(青梅もしくは完熟梅も可) 200g
・砂糖類 100g~200g

〈道具〉
・果実酒ビン 0.75Lサイズ
・竹串(つまようじでも可)
・清潔なふきん

梅酒を漬ける前の事前準備として、果実酒ビンの消毒を行います。果実酒ビンをぬるま湯で洗浄し、十分に乾かします。そのあと、食品用アルコールでビンの中を消毒し、清潔なふきんで拭きあげて乾燥させます。「いいちこ」を少量注いでの共洗いでも可です。

ここでしっかりと消毒しておかないと、漬けている間に菌が繁殖してしまい、せっかくの自家製梅酒がダメになってしまうので、忘れないようにしましょう。

焼酎で漬ける梅酒|作り方

南高梅

1. 梅を水洗いし、一粒ずつ清潔なふきんで水分を丁寧に拭きとります。

POINT
ここで水分をしっかりと拭き取っておかないと、漬けている際にカビが発生しやすくなるので、水気を残さないように気を付けましょう。

へたをとる

2. 水気を拭き取った梅のヘタを、竹串などを使って取り除きます。その際に、梅の実に傷がつくと、雑菌が入る原因にもなってしまうので、傷をつけないように丁寧に作業しましょう。

POINT
ヘタが残ってしまうと渋味やエグ味の原因になるので、きれいに取り除くのが、おいしい梅酒を作るコツです。

梅と氷砂糖を入れる

3. 果実酒ビンに梅と糖類を交互に敷き詰めていきます。

POINT
梅酒をさっぱり目に仕上げるなら、100g、甘めに作るなら200gが目安です。おすすめは150gですが、さっぱり目に仕上げて、飲むときにハチミツなどを足してもおいしく飲めます。

焼酎を入れる

4. 梅と糖類を敷き詰めたビンに、「いいちこ25度」を360ml注いで、ふたをします。温度差が少なく、直射日光が当たらない場所で保存しましょう。1、2カ月後には色が付きはじめ、約3カ月後からは梅酒として楽しめます。漬け始めてから1年後には梅の実を取り出してください。

POINT
保存中は梅の実が傷つかない程度に、たまにビンを揺らしたりして混ぜるようにしましょう。その際、逆さにはしないようにしてください。

焼酎で漬ける梅酒|糖の種類による違い

梅酒で使う糖は、氷砂糖のイメージがありますが、糖の種類を変えることで、異なった味わいを楽しむことができます。

黒糖
サトウキビから作られる黒糖を使えば、コクのある独特の風味豊かな味わいの梅酒に仕上がります。まれに渋みが出ることがあるので注意です。

黒糖

ザラメ
綿あめの原料としても知られるザラメ。梅酒作りに使えば、香ばしい味わいに仕上がります。

ザラメ

グラニュー糖
さらさらとしていて、クセのない甘さのグラニュー糖。梅酒を漬ける時に使用すると、甘みの強い梅酒に仕上がります。グラニュー糖は、梅のエキスが十分に出ないことがあるので、何日か日にちをあけながら3回程度に分けて入れるようにしましょう。

グラニュー糖

はちみつ
市販されているものの中でも、はちみつを使用した梅酒がありますが、はちみつを使って漬けると、深みのある風味が感じられる梅酒になります。はちみつは沈殿しやすいので、数日おきに梅の実を傷つけないように混ぜるようにしましょう。

はちみつ

焼酎で漬ける梅酒|取り出した梅もおいしく!梅ジャムの作り方

梅酒で漬けておいた梅は1年程度で成分がお酒の中に溶け出すので、1年を目安に取り出すようにしましょう。残しておくと、梅酒が濁ってしまったり、種から苦みが出て味が落ちる原因になります。

梅ジャム

取り出した梅は、お酒が染み込んでいるのでそのまま食べてもおいしいのですが、せっかくならなにかアレンジしたいところ。そこでおすすめなのが、簡単に作れるジャムです。

材料
梅酒に使った梅の実 200g
砂糖 50g
レモン果汁 小さじ1杯
水 50ml

作り方
1. 鍋に梅がかぶるくらい水を入れて、5分ほど煮る
2. 梅を取り出し、種を取り除いて細かく刻む
3. 材料をすべて鍋に入れて、トロミがつくまで弱火で煮込む

※自家製梅酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製梅酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。

※記事の情報は2021年5月14日時点のものです。