本格焼酎で漬け込む「いちご酒」はいかが? 無色透明の焼酎で漬け込めば、きれいなピンク色のお酒が完成します。牛乳で割れば上品な味わいの「大人のいちごミルク」にも。いちご好きにおすすめしたい、絶品レシピをご紹介します。
春を感じる絶品いちご酒はいかが?
旬のいちごのみずみずしいおいしさと甘酸っぱい香りを閉じ込めた「いちご酒」をつくってみませんか? ハウス栽培のいちごは11月頃から店頭に並びますが、本来の旬である露地栽培のいちごは4月~6月に収穫期を迎えます。
今回ご紹介するのは、そんな旬のいちごの甘酸っぱい香りをいつでも楽しめる漬け込み酒のレシピです。無色透明の焼酎に漬け込みますので、いちごの色素で鮮やかなピンク色に染まったお酒が完成するのも魅力です。
※自家製漬け込み酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製漬け込み酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。
いちご酒に使用する焼酎は?
今回ご紹介するレシピで使用するお酒は「いいちこ25度」。元々「いいちこ25度」にある香りのひとつに、熟した、あるいは加熱した果実の香りがありますので、いちごとの相性は抜群です。いちごの香りや味わいを引き立てつつ、深みのある香味を持たせます。
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いちご酒の材料
・保存瓶(0.8L以上のサイズがおすすめ)
・いいちこ25度…450ml
・いちご…150g
・氷砂糖…40g(甘めが好きな方は60gまでOK)
【いちごの選び方】
漬け込み酒には、小粒で硬め(食べるには少し早いぐらいのもの)のいちごがよく合います。
いちご酒の作り方①|保存瓶を消毒する
漬け込む容器を消毒します。消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで、容器の内部をまんべんなく拭きます。トングや菜箸を使うと便利です。
いちご酒の作り方②|いちごを洗う
たっぷりの水の中で、いちごのヘタを持ってふり洗いをします。
洗ったいちごは、1個ずつ丁寧に、キッチンペーパーで水気をとります。
いちご酒の作り方③|いちごをカットする
ヘタをとったいちごを、縦半分にカットします。丸ごと漬け込むよりも早く飲み頃になります。
いちご酒の作り方④|漬け込む
消毒した保存瓶に、カットしたいちご、氷砂糖(40~60g)を入れ、「いいちこ25度」(450ml)を注ぎます。
容器全体を軽くゆすり、「いいちこ25度」に材料をなじませます。1日3回ぐらい行うと早く飲み頃になります。
いちご酒の飲み頃は?
1週間で飲み頃になります。常温で保存してください。
いちご酒に使ったいちごでジャムを作ろう!
引き上げたいちごはぜひジャムに。漬け込んだ後のいちごは色が抜けて白っぽくなりますが、砂糖を加えて煮ると、鮮やかではないものの赤い色のジャムが出来上がります。クラッカーやチーズを添えておつまみにするのもおすすめです。
材料
・引き上げたいちご…150g分
・グラニュー糖…大さじ4
・レモン汁…大さじ1
作り方
1.引き上げたいちごをミキサーにかけて滑らかにします。
2.グラニュー糖とレモン汁を加えて混ぜ合わせます。
3.鍋に②を入れ、焦げないよう気を付けながら、強火で3~4分煮ます。途中でアクが出たら取り除きます。
4.とろみが出たら完成!
いちご酒のおすすめの飲み方
牛乳割り
いちご酒に牛乳を加えると、甘すぎず上品なカクテルに仕上がります。「大人のいちごミルク」をぜひ。
おすすめの割合…いちご酒1:牛乳2
ロック
いちごの香りを楽しむならロックがおすすめ。きれいなピンク色にテンションもあがります!
炭酸割り
爽やかに楽しみたいなら炭酸割りがおすすめ。食前酒としても。
おすすめの割合…いちご酒1:炭酸水2
無糖紅茶割り
市販の無糖紅茶で割ってフレーバーティー風カクテルに。いちごと紅茶、そして「いいちこ」の香りが相性抜群です。
おすすめの割合…いちご酒1:紅茶2
漬け込んでおけば、いつでも甘く芳醇な香りが楽しめるいちご酒。心浮き立つピンクのお酒をぜひお試しください!
※記事の情報は2022年4月1日時点のものです。
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レシピ監修/福光佳奈子さん
薬用酒レシピ開発者・野菜ソムリエプロ。札幌市生まれ。会社員時代に梅酒が大好きになったことがきっかけで、梅酒作りをはじめる。趣味として、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やしていく。スパイスやエディブルフラワーなど、とり入れる食材の幅は広がり続け、15年間で300種類以上のレシピを開発。著書「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」(秀和システム)は台湾やシンガポールなど世界5か国で翻訳版も出版している。