一年中出回っている「キウイ」と氷砂糖、「いいちこ」を使って、すっきりとした甘さの手づくりキウイ酒を作りませんか? たった1週間漬け込むだけで、口当たりのよい自家製キウイ酒が完成します。フルーティーで爽やかな味わいをぜひお試しください。
すっきりとした甘みと酸味が心地よい「キウイ酒」はいかが?
自然な甘酸っぱさが魅力の「キウイ」。原産国は中国ですが、ニュージーランドで改良が加えられ、現在市場に出回っている品種の多くがニュージーランドで生まれました。
海外はもちろん、国内でも愛媛、福岡、和歌山などで生産が盛んで、スーパーでいつでも手に入れられる身近なフルーツです。
そんなキウイと、フルーティーな香りを持つ「いいちこ25度」の相性はバツグン。たった一週間漬け込むだけで、爽やかな甘みのキウイ酒が完成します。
すっきり軽やかな甘みと酸味が楽しめる、薄緑色の澄んだ色合いが美しいキウイ酒を、どうぞお試しください。
※自家製漬け込み酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製漬け込み酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。
キウイ酒の材料
・保存瓶(1.0L以上のサイズがおすすめ)
・いいちこ25度…450ml
・キウイ…皮をむいた状態で300g(3~5個位)
・氷砂糖…50g(甘めが好きな方は70gまで、ゴールドキウイを使う場合は40~60gを目安に)
【キウイの選び方】
漬け込み酒は、ある程度酸味のあるフルーツを使うことでよりおいしく仕上がります。
キウイには、酸味強めで甘さ控えめのグリーンキウイと、甘み強めで酸味控えめのゴールドキウイがありますが、キウイ酒づくりには甘味と酸味のバランスのよいグリーンキウイが向いています。
完熟の少し手前あたりの、硬すぎず柔らかすぎないものを使うのがベスト。ヘタまわりにやや弾力があり、甘い香りのするものを選びましょう。
※ゴールドキウイを使用する場合は、氷砂糖の量をやや少なめにするのがおすすめです。
キウイ酒の作り方①|保存瓶を消毒する
漬け込む容器を消毒します。消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで、容器の内部をまんべんなく拭きます。菜箸やトングを使うと便利です。
キウイ酒の作り方②|キウイをカットする
キウイフルーツは上下を切り落として縦に皮をむき、1㎝角のサイコロ状にカットします。
キウイ酒の作り方③|漬け込む
アルコールで消毒をした保存容器に、②と氷砂糖(50g)と「いいちこ25度」(450ml)を入れます。
容器全体を軽くゆすり、「いいちこ25度」に材料をなじませます(1日3回ぐらい行うと早く飲み頃になります)。
キウイ酒の作り方④|完成
漬け込んで1週間後から飲み頃です。直射日光が当たる場所や高温になりやすい場所を避け、常温で保存してください。
キウイ酒のおすすめの飲み方
ストレート
キウイの爽やかな甘い香りと、いいちこのやさしい香りが融合したまろやかな味わい。キウイ酒ならではのほのかな酸味が心地よく感じられます。
ロック
氷で冷やされることで、舌触りがスッとなめらかに。味わいが引き締まり、キリッとみずみずしい甘さが楽しめます。
炭酸割り
キウイ酒の酸味が炭酸の泡と合わさり、パチパチとした心地よい刺激が舌の上ではじけます。食事に合わせたいときにもおすすめです。
おすすめの割合 キウイ酒1:炭酸飲料2
キウイ酒炭酸割りアレンジ①|フルーツポンチ風
炭酸割りに、細かくカットしたグレープフルーツとキウイ酒の実をトッピングして爽やかなデザートドリンク風に。グレープフルーツのほどよい苦みがアクセントになります。
※キウイ酒の実はアルコール分を含んでいるので少なめに。グレープフルーツは黄色いものを選ぶと、色合いがよくなじみます。
キウイ酒炭酸割りアレンジ②|モヒート風
炭酸割りに、スペアミントをたっぷり入れてモヒート風にアレンジ。キウイ酒の爽やかさとミントの相乗効果で、爽快感たっぷりの味わいに。ミントはやさしくつぶすとさらに香りが立ちます。
※つぶしすぎると苦味が出るので注意。また、ミントの茎からも苦みが出やすいので、葉だけを使うのがおすすめです。
トマトジュース割り
濃厚なトマトジュースにキウイ酒の自然な甘みが加わり、さらりと軽やかな口当たりに。みずみずしくフルーティーで、クセになる味わいです。
おすすめの割合 キウイ酒1:トマトジュース2
爽やかな甘みと、フルーティーな香りがいっぱい詰まった手づくりキウイ酒。すっきりとキレのある味わいを、ぜひお試しください。
※記事の情報は2023年2月17日時点のものです。
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レシピ監修/福光佳奈子さん
薬用酒レシピ開発者・野菜ソムリエプロ。札幌市生まれ。会社員時代に梅酒が大好きになったことがきっかけで、梅酒作りをはじめる。趣味として、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やしていく。スパイスやエディブルフラワーなど、とり入れる食材の幅は広がり続け、これまでに1000種類以上のレシピを開発。著書「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」(秀和システム)は台湾やシンガポールなど世界5か国で翻訳版も出版している。