身近な果物「みかん」を使って、手づくりみかん酒を作りませんか? 材料はみかんと氷砂糖、それに「いいちこ」だけ。たった1週間漬け込むだけで、みかんの自然な甘みがギュッと詰まった自家製漬け込み酒が完成します。ぜひ気軽にお試しください。
やさしい甘みと穏やかな酸味が広がる「みかん酒」はいかが?
冬から早春に向けて食べごろを迎える「みかん」。旬の時期になると、たくさん買って常備しているという方も多いのではないでしょうか?
みかんは9月頃より市場に出回りますが、12月~翌3月頃までに出荷されるものは特に甘みが強くなり、おいしくなります。
そんなみかんを氷砂糖と一緒に「いいちこ25度」に漬け込むと、やさしい甘みがまるっと凝縮された「みかん酒」が1週間でできあがります。
みかん特有の穏やかな酸味とジューシーな味わいに「いいちこ25度」のコクとまろやかさが加わることで、満足感のある飲みごたえに。ストレートはもちろん、ホットや炭酸割りなど、気分に合わせてさまざまな飲み方で楽しめます。
※自家製漬け込み酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製漬け込み酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。
みかん酒の材料
・保存瓶(1.0L以上のサイズがおすすめ)
・いいちこ25度…450ml
・みかん…5~7個程度(皮をむいた状態で350g)
・氷砂糖…60g(甘い味がお好きな方は80gまでOK)
【みかんの選び方】
漬け込み酒に使うみかんには、以下の特徴があるものを選ぶのがおすすめです。
・小さいサイズのもの(味が濃く、甘みが強い傾向にあります)
・皮にツヤがあり、オレンジ色が濃いもの
・ヘタが青く小さいもの
・横長で扁平な形のもの
・浮皮(皮と実の間が空いている)ではないもの

みかん酒の作り方①|保存瓶を消毒する
漬け込む容器を消毒します。消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで、容器の内部をまんべんなく拭きます。菜箸やトングを使うと便利です。

みかん酒の作り方②|みかんの皮をむく
みかん(5~7個程度)の皮をむき、白い筋を取ります。

みかん酒の作り方③|みかんをカットする
みかんを、1cm幅の輪切りにします。

みかん酒の作り方④|漬け込む
アルコールで消毒をした保存容器に、輪切りにしたみかんと氷砂糖(60g)、「いいちこ25度」(450ml)を入れます。

容器全体を軽くゆすり、「いいちこ25度」に材料をなじませます(1日3回ぐらい行うと早く飲み頃になります)。
みかん酒の作り方⑤|1週間後、実を取り出す
漬け込んでから1週間後、みかんをすべて取り出します。その際、ビニール手袋を装着し、果肉を一度ざるにあげて絞って濾します。

濾した果汁のみを保存瓶に戻したら完成、飲み頃です。直射日光が当たる場所や高温になりやすい場所を避け、常温で保存してください。

みかん酒のおすすめの飲み方
ストレート
みかんの自然な甘みと「いいちこ」のやさしい風味がマッチした、やわらかい口当たり。みかん酒ならではのコクと濃厚な味わいがしっかりと感じられます。

ロック
冷やされることで、キリリと引き締まった印象に。お好みでレモンの輪切りを浮かべると、心地よい酸味がプラスされ、後味もすっきり。

炭酸割り
口の中でパチパチはじける炭酸の泡と、みかん酒の酸味が心地よくマッチ。爽やか&フルーティーな味わいです。
おすすめの割合 みかん酒1:炭酸飲料1

水割り
さっぱりとした果実感と軽やかな口当たりのあとに、「いいちこ」由来の深みがじんわりと広がる一杯です。
おすすめの割合 みかん酒1:水1

ホットゆず茶割り
みかん酒のやさしい甘さと、ゆずの香りの組み合わせが絶妙。心地よい香りと味わいにほっと癒される、冬にぴったりのアレンジです。
おすすめの割合 みかん酒 大さじ3、市販のゆず茶 小さじ1、お湯100cc

旬の間に漬けておけば、みかんのおいしさが一年中楽しめる手づくり「みかん酒」。ぜひお試しください!
※記事の情報は2023年1月17日時点のものです。
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レシピ監修/福光佳奈子さん

薬用酒レシピ開発者・野菜ソムリエプロ。札幌市生まれ。会社員時代に梅酒が大好きになったことがきっかけで、梅酒作りをはじめる。趣味として、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やしていく。スパイスやエディブルフラワーなど、とり入れる食材の幅は広がり続け、これまでに1000種類以上のレシピを開発。著書「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」(秀和システム)は台湾やシンガポールなど世界5か国で翻訳版も出版している。