爽やかな香りが魅力の「生姜」を使って、手づくり生姜酒を作りませんか? 数種類のスパイスと一緒に「いいちこ」に漬け込めば、ジンジャーエール風のカクテルも楽しめる生姜の漬け込み酒がわずか1週間で完成します! ぜひお試しください。

じんわり甘く、ちょっぴりスパイシーな「生姜酒」はいかが?

薬味として食卓でもおなじみの「生姜」。数種類のスパイスや中ザラ糖(ざらめ)と一緒に「いいちこ25度」に漬け込めば、まろやかな口当たりで複雑な味わいの「生姜酒」が簡単に作れます。

ウッディーな生姜の香りに、「いいちこ25度」のほのかな麦わらの香り、中ザラ糖のカラメルのような香ばしい甘みが合わさることで、どこか懐かしい味わいに。炭酸水で割れば、市販のジンジャーエールとは一味違ったやさしいフレーバーが楽しめます。

寒い季節にはふんわりと香りが広がるお湯割りにするのもおすすめ。また、カレーや煮物などの煮込み料理にほんの少量加えるとコクが出て、臭み消しや風味付けの効果も得られます。

※自家製漬け込み酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製漬け込み酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。

生姜酒の材料

・保存瓶(1.0L以上のサイズがおすすめ)
・いいちこ25度…450ml
・生姜(皮ごと使用)…180g
・シナモンスティック…1本
・ローリエ…2枚
・カルダモン…10粒
・クローブ…10粒
・中ザラ糖(ざらめ)…70g(甘いのが好きな方は90gまでOK)
・はちみつ…大さじ1

【生姜の選び方】
漬け込み酒づくりには、スーパーなどで一年中見かける黄色い生姜を選ぶのがおすすめです。黄色い生姜は毎年秋に収穫され、数ヶ月貯蔵されたもので、辛みが強いのが特徴です。

対して、全体が白っぽい新生姜は辛みが少なく水分が多いため、漬け込み酒づくりにはあまり向きません。

生姜酒の材料

生姜酒の作り方①|保存瓶を消毒する

漬け込む容器を消毒します。消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで、容器の内部をまんべんなく拭きます。菜箸やトングを使うと便利です。

保存瓶の消毒

生姜酒の作り方②|生姜を洗う

たわしや丸めたアルミホイルを使って生姜(180g)を洗います。生姜は皮ごと漬け込むので、土や汚れをしっかり落としましょう。洗った後は、水気をキッチンペーパーで丁寧に拭き取ります。

丸めたアルミホイルで生姜を洗う

生姜酒の作り方③|生姜をカットする

生姜を5mm程度の細切りにします。

生姜を5ミリ程度の細切りにする

生姜酒の作り方④|漬け込む

アルコールで消毒をした保存容器に、生姜、シナモンスティック(1本)、ローリエ(2枚)、カルダモン(10粒)、クローブ(10粒)、中ザラ糖(70g)、はちみつ(大さじ1)を入れ、「いいちこ25度」(450ml)を注ぎます。

材料を入れた瓶にいいちこを注ぐ

容器全体を軽くゆすり、「いいちこ25度」に材料をなじませます(1日3回ぐらい行うと早く飲み頃になります)。

生姜酒の作り方⑤|完成

漬け込んで1週間後から飲み頃です。直射日光が当たる場所や高温になりやすい場所を避け、常温で保存してください。

漬け込んで1週間後の生姜酒

生姜酒のおすすめの飲み方

炭酸割り
シュワッとした爽快感と、生姜酒本来のじんわりと奥深い味わいが楽しめる炭酸割り。ライムを加えればモスコミュール風にも。
おすすめの割合 生姜酒1:炭酸飲料2

生姜酒の炭酸割り

お湯割り
生姜とスパイスの香りがふわっと引き立つお湯割り。温かみのある味わいに、心も体も安らぎます。
おすすめの割合 生姜酒3:お湯2

生姜酒のお湯割り

牛乳割り
生姜酒のほんのりスパイシーな甘みと牛乳のまろやかさがマッチして、やわらかな口当たりに。寒い季節にはホットもおすすめです。
おすすめの割合 生姜酒1:牛乳2

生姜酒の牛乳割り

無糖紅茶割り
生姜酒と紅茶の香りが穏やかに交わり、上品に香ります。軽やかな口当たりで、気分をすっきりさせたいときにもぴったり。
おすすめの割合 生姜酒1:無糖紅茶2

生姜酒の紅茶割り

やさしい甘さと奥深い味わいがクセになる手づくり生姜酒。ぜひお試しください!

※記事の情報は2022年12月16日時点のものです。

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レシピ監修/福光佳奈子さん

福光佳奈子さん

薬用酒レシピ開発者・野菜ソムリエプロ。札幌市生まれ。会社員時代に梅酒が大好きになったことがきっかけで、梅酒作りをはじめる。趣味として、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やしていく。スパイスやエディブルフラワーなど、とり入れる食材の幅は広がり続け、これまでに1000種類以上のレシピを開発。著書「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」(秀和システム)は台湾やシンガポールなど世界5か国で翻訳版も出版している。