国産レモンが出回ってきたら、レモン酒を仕込んでみませんか? レモン、氷砂糖、「いいちこ」という3つの材料だけで、“究極のレモンサワーの素”ともいうべき漬け込み酒が完成します。ぜひお試しください!
究極のレモン酒をつくる!
夏のイメージがあるレモンですが、国産レモンの旬は冬。10月頃から12月頃まではグリーンレモンと言われる緑色のもの、12月頃から3月頃までは黄色く色づいたものが出回ります。
今回はそんな旬のレモンをたっぷり使った”レモンサワーの素”のレシピをご紹介します。これと炭酸水さえあれば、いつでも“究極のレモンサワー”が自宅で楽しめます!
旬のレモンのおいしさを堪能していただくため、使う食材はレモン、氷砂糖、焼酎の3つのみ。今回のレシピでは、焼酎は「いいちこ25度」を使用します。「いいちこ25度」の花やフルーツのようなやさしい香りと、レモンの自然な甘みや酸味、苦味がとてもよく調和します。
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※自家製漬け込み酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製漬け込み酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。
レモン酒の材料
・保存瓶(3Lくらいのサイズのもの)
・いいちこ25度…900ml
・レモン…12個(約1.2kg)
・氷砂糖…500g(甘めが好きな方は600gまでOK)
【レモンの選び方】
レモンを選ぶときは
・皮の外側からでも、香りがする
・皮にツヤがあり、色ムラがなく鮮やか
・重量感がある
ものを選んでいただくとベターです。
レモン酒の作り方①|下準備
まずは漬け込む容器を消毒します。消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで、容器の内部をまんべんなく拭きます。トングや菜箸を使うと便利です。
レモン酒の作り方②|レモンをカットする
レモン6個分を皮付きのままスライス、残りの6個は薄皮を残さず厚めに皮をむき、横1㎝幅に切ります。
【レモンの洗い方】
ぬるま湯を張ったボウルにレモンを投入し、こすり洗いをしてください。農薬などの付着物が気になる場合は、塩を適量手に取り、レモン全体をやさしくもむようにこすってから、流水で洗い流してください。
※レモン酒を作る際は、レモンの水気をふき取ってから使ってください。水分が残ると腐敗の原因になります。
レモン酒の作り方③|漬け込む
アルコールで消毒した保存瓶に、カットしたレモン、氷砂糖、「いいちこ25度」を入れます。
レモン酒の作り方④|3日後に皮付きレモンを取り出す
漬け込んでから3日後、皮付きのレモンのみ取り出します。レモンは長く漬けると苦味が出るので、途中で果肉を引き上げるのがおいしさのポイントです。
レモン酒の作り方⑤|さらに4日後に残りのレモンを取り出す
漬け込んでから1週間後、残りのレモンをすべて取り出します。さらに茶こしなどで濾して固形物はすべて取り除きます。このときに使う茶こしもアルコール消毒を行ってから使用してください。
果肉をすべて取り出したら完成、飲み頃です。保存は常温でOKですが、室温が高い場合は冷蔵庫に入れてください。
レモン酒のおすすめの飲み方
レモンサワー
まずはぜひレモンサワーを! おすすめの割り方はレモン酒1:炭酸水3ですが、お好みで増減してください。
お湯割り
寒い日は香り際立つお湯割りをお試しあれ。おすすめの割り方はレモン酒1:お湯3。おろししょうがを少し加えると体が温まります。
紅茶割り
市販の無糖紅茶で割るとレモンティー風の爽やかなドリンクに。おすすめの割り方はレモン酒1:紅茶3。アイスでもホットでもおいしくいただけます。
レモンサワーはもちろん、作っておけばいろんな飲み方で楽しめるレモン酒。家飲みのラインナップにぜひ加えてください!
※記事の情報は2021年10月12日時点のものです。
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レシピ監修/福光佳奈子さん
薬用酒レシピ開発者・野菜ソムリエプロ。札幌市生まれ。会社員時代に梅酒が大好きになったことがきっかけで、梅酒作りをはじめる。趣味として、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やしていく。スパイスやエディブルフラワーなど、とり入れる食材の幅は広がり続け、15年間で300種類以上のレシピを開発。著書「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」(秀和システム)は台湾やシンガポールなど世界5か国で翻訳版も出版している。