芳醇な風味がありつつ、すっきりとした飲み心地の本格麦焼酎「いいちこ」は、実はフルーツとも相性抜群。身近なフルーツを使って、翌日には飲み頃になる漬け込み酒の簡単レシピをご紹介します!
【果実のお酒】身近なフルーツが材料に!
今回、レシピを教えてくれたのは、「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」という漬け込み酒のレシピ本の著者・福光佳奈子さん。「翌日すぐ完成し、手順が簡単で、何より手軽な材料で作れるレシピを教えてください!」というお願いに応え、提案してくれたのは写真の材料。レモン、はちみつ、ドライマンゴー、しょうが、フローズンブルーベリー、ミント…どれもコンビニやスーパーで手に入るものばかり。こんな身近な材料でも漬け込み酒ってできるんですね。
【果実のお酒】「いいちこ」で漬けるとおいしい理由
今回ご紹介する漬け込み酒のレシピは、すべて「いいちこ25度」を使用しました。本格焼酎らしい芳醇な風味がありながらも、すっきりとした飲み心地の「いいちこ25度」は、実は漬け込み酒にしてもおいしいんです。
一般的に漬け込み酒に使うことの多いホワイトリカーよりもアルコール度数が低いため、ロックで飲んでも、やわらかくまろやかな口当たりになるのも特徴です。
今回のレシピは、翌日~数日間で飲みきっていただく想定のものですが、保管する場合は、直射日光の当たらない、日中でも涼しい場所が最適です。真夏は、熟成後に冷蔵庫にしまいましょう。生・冷凍フルーツの漬け込み酒は、1か月以内に飲みきることをおすすめします。
※自家製漬け込み酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製漬け込み酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。
【果実のお酒】はちみつレモン酒のレシピ
レモンの果肉とはちみつの、レモネード風の漬け込み酒。レモンサワーにしてもおいしい「いいちこ25度」、レモンとの相性は抜群です。レモンの爽やかな酸味とはちみつのやさしい甘さが、夏の疲れを癒してくれそう。ロックでもソーダ割りはもちろん、お湯割りでもおいしく飲めます。
材料
いいちこ25度…450ml
レモン…2個
はちみつ…大さじ4
作り方
1.容器の内部を消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで拭く。
2.レモンをよく洗い、キッチンペーパーで水気をふき取る。
3.レモンの両端を切り落とし、縦方向に上から下へ薄皮を残さずに厚めに皮をむく。縦半分に切ってから、横1㎝幅に切る。
4.容器に「いいちこ25度」、はちみつを入れ、菜箸などを使ってやさしく混ぜてから、レモンを加える。
5.容器を軽くゆすり、材料をなじませる(これを何度か行うと、より早く飲み頃になります)。
POINT
・レモンは苦味が出るので、必ず1~2週間で引き上げてください。
・レモンの種も入れてください。種からもおいしいエキスが浸出します。
・甘いのがお好きな方は、はちみつ大さじ8までOK。
はちみつレモン酒をさらに楽しむには?
引き上げたレモンの果肉を保存袋に入れて凍らせ、氷の代わりに使っても。味が薄まらないのでおすすめです。
【果実のお酒】ドライマンゴー酒のレシピ
なんとドライフルーツを漬け込みます! せん切りにしたドライマンゴーと隠し味にしょうがのスライスを少々。南国系フルーツの風味も持つ「いいちこ25度」と相まって、トロピカルな味わいに。糖分は加えず、マンゴーの甘みだけで仕上げます。ロックやソーダ割りがおすすめ。
材料
いいちこ25度…450ml
ドライマンゴー…100g
しょうが…1片
作り方
1.容器の内部を消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで拭く。
2.ドライマンゴーをせん切りにする。
3.しょうがは皮をむき、5㎜程度の厚さに3~4 枚切る。
4.容器に「いいちこ25度」、ドライマンゴー、しょうがを入れる。
5.容器を軽くゆすり、材料をなじませる(これを何度か行うと、より早く飲み頃になります)。
POINT
漬けたマンゴーはやわらかくなっているので、お酒と一緒にグラスに注ぐと、果肉の食感も楽しめます。
ドライマンゴー酒をさらに楽しむには?
引き上げたマンゴーの果肉をバニラアイスに乗せると、「いいちこ」がほんのり香る、大人のデザートになります。
【果実のお酒】フローズンブルーベリー酒のレシピ
最近はコンビニでもよく見かけるようになったフローズンフルーツ。今回はブルーベリーを漬け込みます。生のブルーベリーは熟成に時間がかかりますが、凍らせたものなら翌日飲み頃に。隠し味にミント(なければレモンスライス)を加えて清涼感をプラス。鮮やかな色合いも素敵です。ロックやソーダ割りでどうぞ。
材料
いいちこ25度…450ml
冷凍ブルーベリー…100g
ミントの葉…10 枚程度
グラニュー糖…大さじ2
作り方
1.容器の内部を消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで拭く。
2.ミントの葉をよく洗い、水気をふき取る。
3.容器に「いいちこ25度」、グラニュー糖を入れ、菜箸などを使ってやさしく混ぜてから、凍ったままの冷凍ブルーベリー、ミントの葉を加える。
4.容器を軽くゆすり、材料をなじませる(これを何度か行うと、より早く飲み頃になります)。
POINT
・ミントはえぐみが出やすいので、漬けた翌日に引き上げるのがおすすめ。
・ミントが手に入らない場合は、レモンスライス2~3枚を加えてください。レモンは苦味が出るので翌日に引き上げるのがベスト。遅くとも3日以内には必ず引き上げてください。
・甘いのが好きな方は、グラニュー糖を大さじ4までOK。
フローズンブルーベリー酒をさらに楽しむには?
引き上げたブルーベリーで作るジャムはいかが? グラニュー糖大さじ2、レモン汁小さじ1を加えボウルでよく混ぜ合わせ、鍋へ移して弱火で8~10分。焦げないように気をつけながらとろみが出るまで煮詰めます。クラッカーに乗せればおつまみにも。
手軽な「果実のお酒」をぜひご自宅で
身近な材料を使って、たった一晩で飲み頃になる漬け込み酒レシピ、いかがでしたか? 今回ご紹介したレシピはフルーツの甘味を生かしつつ、すっきりした味に仕上げていますので、食事のお供にもおすすめです。ぜひご自宅で、「いいちこ」を使った簡単漬け込み酒をお試しください!
※記事の情報は2021年7月30日時点のものです。
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レシピ監修/福光佳奈子さん
薬用酒レシピ開発者・野菜ソムリエプロ。札幌市生まれ。会社員時代に梅酒が大好きになったことがきっかけで、梅酒作りをはじめる。趣味として、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やしていく。スパイスやエディブルフラワーなど、とり入れる食材の幅は広がり続け、15年間で300種類以上のレシピを開発。著書「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」(秀和システム)は台湾やシンガポールなど世界5か国で翻訳版も出版している。