りんごがおいしい季節です。みずみずしく香り高い収穫期のりんごを「いいちこ25度」で漬け込んだ、自家製りんご酒はいかが? ロックや炭酸割りはもちろん、寒い日は温かいお湯割りにしてもおいしくいただけます。3種類のレシピをご紹介します。
旬のりんごで漬け込む自家製りんご酒はいかが?
一年中お店に並んでいるりんごですが、主な国産りんごの収穫期は10~12月と意外と短いです。この時期のりんごはみずみずしく、格別のおいしさ。そんな旬のりんごを使った自家製りんご酒のレシピをご紹介します。
青りんごの香りが特徴的な「いいちこ25度」と、旬の香り高いりんごの相性は抜群。本格焼酎ならではの奥行きのある味わいのりんご酒が完成します。
▼「いいちこ25度」の香りの秘密はこちら!
下町のナポレオンの辞書 -香り革命-
また今回は、氷砂糖を使ってすっきり仕上げた「基本のりんご酒」、コクのある黒糖を使った「黒糖りんご酒」、まろやかなはちみつの甘さを生かした「はちみつりんご酒」の3種類のレシピをご紹介します。
※自家製漬け込み酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製漬け込み酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。
基本のりんご酒の材料
・いいちこ25度…450ml
・りんご(中サイズ)…1個半
・氷砂糖…30g(甘めが好きな方は50gまでOK)
・保存瓶(1.4L以上のサイズがおすすめ)
【りんご酒におすすめの品種】
どんな品種でもおいしく出来上がりますが、特におすすめの品種は酸味の強い「紅玉」。次いで「ジョナゴールド」や「陸奥」なども向いています。
基本のりんご酒の作り方①|下準備
まずは漬け込む容器を消毒します。消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで、容器の内部をまんべんなく拭きます。菜箸などを使うと便利です。
基本のりんご酒の作り方②|りんごをカットする
1.ぬるま湯を張ったボウルで、りんごをこすり洗いし、水気をよく拭き取る。
2.りんごは4等分のくし切りにする。
3.汚れがついている頭とお尻のくぼみを切り落とす。(この部分は捨てます)
4.種と芯をV字にカットする。(この部分は一緒に漬け込みます)
5.4を5mmくらいの厚さにスライスする。
種や軸からも旨味エキスが出るので一緒に漬け込んでください。
基本のりんご酒の作り方③|漬け込む
アルコールで消毒した保存瓶に、カットしたりんご、氷砂糖、「いいちこ25度」を入れます。一週間ほどで飲み頃に。(容器を軽くゆすり、材料をなじませると早く飲み頃になります)
黒糖りんご酒の作り方
ミネラルたっぷりの黒糖を使うと、コクのある味わいに仕上がります。
材料
・いいちこ25度…450ml
・りんご(中サイズ)…1個半
・黒糖…40g(甘めが好きな方は60gまでOK)
・保存瓶(1.4ℓ以上のサイズがおすすめ)
※作り方は「基本のりんご酒」と同じです。
はちみつりんご酒の作り方
はちみつを使ったりんご酒は、まろやかな甘さが引き立つ仕上がりです。
材料
・いいちこ25度…450ml
・りんご(中サイズ)…1個半
・はちみつ…50g(甘めが好きな方は70gまでOK)
・保存瓶(1.4ℓ以上のサイズがおすすめ)
※作り方は「基本のりんご酒」と同じです。
りんご酒のおすすめの飲み方
炭酸割り
炭酸水で割ると爽やかさが増して、食中酒としてもおいしくいただけます。おすすめの割り方は、りんご酒1:炭酸水1ですが、お好みで調整してください。
お湯割り
お湯割りにすると香りが際立ち、やさしい口当たりに。おすすめの割り方は、りんご酒1:お湯2。
ロック
りんご酒そのものを味わうならロックで。みずみずしい旬のりんごのおいしさをぜひ味わってください。
そのほか、無糖紅茶やジャスミン茶、ストレートタイプの黒酢ドリンクなどで割ってもおいしくいただけます。
漬け込んだ後のりんごの再利用レシピ
引き上げたりんごも、簡単アレンジでおいしいおつまみやデザートに変身します!
生ハム巻き
引き上げたりんごを、クリームチーズと一緒に生ハムで巻きます。お好みでオリーブオイルと黒こしょうをトッピング。りんご酒にぴったりのおつまみになります。
りんごのコンフィチュール
引き上げたりんご(1個半分/カットした芯の部分、種、軸は除く)とグラニュー糖(大さじ5)、レモン汁(大さじ1・1/2)をボウルで混ぜ合わせ、水分が出たら鍋に移し、焦げないよう弱火で10~12分ほど煮ます。りんごがやわらかくなり、水分がなくなったら完成。クラッカーやヨーグルトに乗せて召し上がれ。
手に入りやすい材料で絶品漬け込み酒が手作りできるうえ、引き上げたりんごもおいしくいただける自家製りんご酒。ぜひお試しください!
▼こちらの漬け込み酒もどうぞ!
・【赤紫蘇酒】香り爽やか! さっぱりおいしい赤紫蘇の漬け込み酒
・【びわ酒】甘く柔らかな香りが楽しめる、まろやかなびわの漬け込み酒
・【山椒酒】シビれる旨さの山椒ハイボールが完成! 食事にぴったりな和山椒の漬け込み酒
・【ハーブコーディアル酒】やさしい清涼感に包まれる、ミントの漬け込み酒のつくり方
・【キウイ酒】材料3つで簡単! さっぱり甘いキウイの漬け込み酒
・【みかん酒】まろやかな甘みとコクが楽しめるみかんの漬け込み酒
・【生姜酒】ジンジャーエール風カクテルも楽しめる生姜の漬け込み酒
・【ラ・フランス酒】気品のある香りと味わいが楽しめるラ・フランスの漬け込み酒の作り方
・【ライチ酒】芳醇な甘みがまるごと詰まったライチの漬け込み酒の作り方
・【オレンジ酒】ジューシーな柑橘の甘み! オレンジの漬け込み酒の作り方
・【かぼす酒】すっきり甘い! 爽やかなかぼすの漬け込み酒の作り方
・【バナナ酒】心もとろける濃厚な甘さ! バナナの漬け込み酒の作り方
・【ブルーベリー酒】1週間で完成! 甘酸っぱさがギュッと詰まったブルーベリー酒の作り方
・【グレープフルーツ酒】さわやか! ほどよい酸味の絶品グレープフルーツ漬け込み酒の作り方
・【いちご酒】旬を漬け込む! 手作りいちご酒の絶品レシピ
・【スパイス焼酎】チャイ風もおいしい! スパイス+紅茶の漬け込み酒の作り方
・【ゆず酒】旬のゆず2個を使ったおいしいゆず漬け込み酒の作り方
・【焼酎サングリア】気分がアガる! 見た目も味も華やかな漬け込み酒の作り方
・【レモン酒】究極のレモンサワーがいつでも楽しめる! おいしいレモン酒の作り方
・【コーヒー焼酎】コーヒー豆×「いいちこ」がおいしい! 作り方&飲み方アレンジも紹介します
・【果実のお酒】漬けて翌日すぐ完成! 本格焼酎でつくる簡単漬け込み酒レシピ
※記事の情報は2021年11月24日時点のものです。
レシピ監修/福光佳奈子さん
薬用酒レシピ開発者・野菜ソムリエプロ。札幌市生まれ。会社員時代に梅酒が大好きになったことがきっかけで、梅酒作りをはじめる。趣味として、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やしていく。スパイスやエディブルフラワーなど、とり入れる食材の幅は広がり続け、15年間で300種類以上のレシピを開発。著書「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」(秀和システム)は台湾やシンガポールなど世界5か国で翻訳版も出版している。