お弁当の彩り野菜としておなじみのミニトマトで漬け込み酒を作ってみませんか? いくつかのポイントを踏まえれば、驚くほど簡単にトマト酒が完成します。爽やかでやさしい味わいで食中酒にもぴったりなミニトマトのお酒をぜひお試しください!

コロコロかわいいミニトマトの漬け込み酒はいかが?

旬は6~10月ですが、一年中スーパーやコンビニで気軽に手に入るミニトマト。そんな身近な野菜ミニトマトを使ったおいしい漬け込み酒をご紹介します!

作り方はとっても簡単。半分に切ったミニトマトとほんの少しの氷砂糖を、焼酎で漬け込むだけ。トマトならではのやさしい甘酸っぱさとほんのりとしたうまみが味わえる漬け込み酒が完成します。

漬け込みのベースに使用するのは、青リンゴやパイナップルといった爽やかな香りを持つ本格麦焼酎「いいちこ25度」。ミニトマトのフルーティな味わいを引き立ててくれ、食中酒にもぴったりです。

コロンとしたミニトマトの見た目もかわいいトマト酒作り、ぜひお試しください。

※自家製漬け込み酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製漬け込み酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。

トマト酒の材料

・保存瓶(0.8L以上のサイズがおすすめ)
・いいちこ25度…450ml
・ミニトマト…300g
・氷砂糖…30g

トマト酒の材料、ミニトマト、いいちこ25度、氷砂糖、保存瓶

ミニトマトは、ツヤとハリがあり、ヘタが青々としている新鮮なものを選ぶのがおすすめです。

トマト酒の作り方①|保存瓶を消毒する

漬け込む容器を消毒します。消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで、容器の内部をまんべんなく拭きます。菜箸やトングを使うと便利です。

保存瓶をアルコールのついたキッチンペーパーで消毒する

トマト酒の作り方②|ミニトマトを洗う

ミニトマトを水で洗い、ヘタをとって水分を拭き取ります。水分が残ると腐敗の原因になりやすいため、きちんと拭き取るのがポイント。

ミニトマトの水気をキッチンペーパーで拭き取る

トマト酒の作り方③|ミニトマトを切る

ミニトマト(300g)を縦半分に切ります。半分に切ることでミニトマトのエキスがしっかり浸出し、味わいよく仕上がります。

ミニトマトを半分に切る

トマト酒の作り方④|漬け込む

消毒した保存瓶に、カットしたミニトマト、氷砂糖(30g)を入れ、「いいちこ25度」(450ml)を注ぎます。

保存瓶に、カットしたミニトマト、氷砂糖を入れ、いいちこ25度を注ぐ

容器全体を軽くゆすり、「いいちこ25度」に材料をなじませます(1日3回ぐらい行うと早く飲み頃になります)。

トマト酒の作り方⑤|完成

漬け込んで1週間後から飲み頃です。直射日光が当たる場所や高温になりやすい場所を避け、常温で保存してください。

漬け込んで1週間後、完成したトマト酒

トマト酒のおすすめの飲み方

完成したトマト酒のおすすめアレンジをご紹介します!

ストレート
トマト酒のうまみを感じられるストレートは食前酒にぴったり。冷やしても常温でも。

トマト酒のストレート

炭酸割り
爽やかな甘酸っぱさが引き立つ炭酸割りは食中酒におすすめ。やさしい味わいなのでどんな料理にもよく合います。
おすすめの割合 トマト酒1:炭酸水1

トマト酒の炭酸割り

ロック
シンプルなロックスタイル以外に、フレッシュハーブをプラスするのもおすすめです。ローズマリー(写真左)やタイム(写真右)を加えると清々しく上品な香りが立ち上るカクテル風に。ハーブは少し指先で揉んでから使用するとよく香ります。

トマト酒のロック、ローズマリー添え、タイム添え

また、カクテルのソルティドッグのように、グラスのふちにレモン果汁を擦りつけて塩をまぶしたスノースタイルにすると、甘みが引き立ち、一味違ったおいしさを楽しめます。

トマト酒のソルティドッグ風、スノースタイル

他にも山椒パウダーやブラックペッパーをトッピングするなどのアレンジも楽しめ、漬け込み後のトマトの実はカレーやスープなどの具材として再利用できます。こちらもぜひお試しください。

※記事の情報は2023年7月21日時点のものです。

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レシピ監修/福光佳奈子さん

福光佳奈子さん

薬用酒レシピ開発者・野菜ソムリエプロ。札幌市生まれ。会社員時代に梅酒が大好きになったことがきっかけで、梅酒作りをはじめる。趣味として、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やしていく。スパイスやエディブルフラワーなど、とり入れる食材の幅は広がり続け、これまでに1000種類以上のレシピを開発。著書「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」(秀和システム)は台湾やシンガポールなど世界5か国で翻訳版も出版している。