「いいちこ25度」で作る2色の焼酎サングリアで、特別な日の食卓を彩ってみませんか? 見た目も味も華やかな漬け込み酒は、実は簡単に作れます。フルーティーでアロマティックな味わいをぜひご自宅でお楽しみください。
人気のサングリアを焼酎ベースにアレンジ
「サングリア」とは、ワインにフルーツやスパイスを加えて作る、飲みやすさが人気のフレーバードワインの一種。スペインやポルトガルなどでよく飲まれ、日常のカジュアルなシーンからちょっとしたパーティーまで、幅広い場面で親しまれています。日本でも、レストランやワインバーで見かけることが増えてきました。
今回のレシピはそんなサングリアからヒントを得た、本格焼酎「いいちこ25度」で漬ける2色の焼酎サングリア。冷凍ミックスベリーとキウイフルーツを使った“レッド焼酎サングリア”と、パイナップルを使った“ホワイト焼酎サングリア”の作り方をご紹介します。甘酸っぱいフルーツとフルーティーな風味を持つ「いいちこ25度」が調和して、ワインで作るサングリアとはまた違ったおいしさを楽しめます。
※自家製漬け込み酒をつくる場合、酒税法の規定で、アルコール20度以上の酒類で漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。自家製漬け込み酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。
レッド焼酎サングリア|材料
赤や紫のベリーが目にも鮮やかで、甘みと酸味のバランスがほどよい“レッド焼酎サングリア”。シナモンとローリエのあたたかみのある香りが味に奥行きをもたらします。
・いいちこ25度…450ml
・キウイフルーツ…1個
・冷凍ミックスベリー(ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、いちごなど)…220g
・ローリエ…3枚
・スティックシナモン…1本
・氷砂糖…80g(甘めが好きな方は100gまでOK)
・保存瓶(0.8L以上のサイズがおすすめ)
【材料選びのポイント】
生の果物はもちろん、乾物も鮮度が大切です! ローリエやスティックシナモンも香りの良いできるだけ新鮮なものを選んでください。
レッド焼酎サングリアの作り方①|下準備
まずは漬け込む容器を消毒します。消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで、容器の内部をまんべんなく拭きます。菜箸などを使うと便利です。
レッド焼酎サングリアの作り方②|キウイフルーツをカットする
1.キウイフルーツの上下を切り落とし、縦方向に皮を剥く。
2.1cmくらいのサイコロ状にカットする。
レッド焼酎サングリアの作り方③|漬け込む
アルコールで消毒した保存瓶に、冷凍ミックスベリー、キウイフルーツ、氷砂糖、ローリエ、スティックシナモン、「いいちこ25度」を入れます。3日ほどで飲み頃に。(容器を軽くゆすり、材料をなじませると早く飲み頃になります)
【漬け込む時のポイント】
ミックスベリーは解凍せず、冷凍のまま投入してください。
ホワイト焼酎サングリア|材料
漬け込む姿がハーバリウムのように美しい“ホワイト焼酎サングリア”。飲むとパイナップルの甘みとローズマリーの爽快感がある香りが口の中に広がります。
・いいちこ25度…450ml
・パイナップル(市販のカットパイン可)…220g
・ローズマリー…5g
・生姜…1片
・ピンクペッパー…10粒位
・氷砂糖…30g(甘めが好きな方は50g)
・保存瓶(0.8ℓ以上のサイズがおすすめ)
ローズマリーは液体の中にすべておさまるように7~8㎝以内の長さに切り、先端部分や変色している部分、傷んでいる部分は切り落としておきます。生姜は皮を剥き、5㎜程度の厚さに3~4枚切っておきます。
【材料選びのポイント】
カットパインを使用する場合は、カットしてから時間が経過していないものや果汁が底にたまっていないものを選んでください。
ホワイト焼酎サングリアの作り方①|下準備
まずは漬け込む容器を消毒します。消毒用アルコールを浸み込ませたキッチンペーパーで、容器の内部をまんべんなく拭きます。菜箸などを使うと便利です。
ホワイト焼酎サングリアの作り方②|パイナップルをカットする
生のパイナップルを切るのは意外と簡単。お家にある包丁でできるので、丸ごと売っているのを見かけたらぜひチャレンジを。カットパインを使用する場合は、4で切ったパイナップルと同じ形になるようにしてください。
1.パイナップルの上下を切り落とす。
2.縦8等分に切り、縦に置いて中心の芯を切り落とす。
3.皮と果肉の間にある茶色い部分の上に包丁を入れて皮を剥く。
4.幅1cmに切る。
ホワイト焼酎サングリアの作り方③|漬け込む
アルコールで消毒した保存瓶に、パイナップル、ローズマリー、氷砂糖、生姜、ピンクペッパー、「いいちこ25度」を入れます。3日ほどで飲み頃に。(容器を軽くゆすり、材料をなじませると早く飲み頃になります)
【漬け込む時のポイント】
ローズマリーは苦みが出るので、必ず1~2週間で引き上げてください。
焼酎サングリアのおすすめの飲み方
ロック
甘酸っぱい果実の風味を楽しみたいならロックがおすすめ。漬け込んだフルーツも一緒にグラスに注げば、よりジューシーに味わえます。
炭酸割り
焼酎サングリアと炭酸水を1:1で割ると爽やかな飲み口に。特に“ホワイト焼酎サングリア”によく合います。
お湯割り
お湯割りはハーブやスパイスの豊かな香りを楽しめます。“レッド焼酎サングリア”は特に相性◎。焼酎サングリアとお湯の割合は、レッドは1:2、ホワイトは1:1がおすすめです。
そのほか、“レッド焼酎サングリア”は100%のオレンジジュースやグレープフルーツジュース、“ホワイト焼酎サングリア”はトマトジュースなどで割ってもおいしくいただけます。
漬け込んだフルーツはラッシー風カクテルに簡単リメイク
「いいちこ」と一緒に漬け込んだフルーツを使って、まろやかでおいしいラッシー風カクテルが簡単に作れます。
ラッシー風カクテル
引き上げた果実をプレーンヨーグルト(100g)、牛乳(50ml)、グラニュー糖(小さじ2~大さじ1)と一緒にミキサーにかけるだけ。フルーツの形がなくなり全体がなめらかに泡立ったら完成の合図です。
フルーツの量は、“レッド焼酎サングリア”ならミックスベリーとキウイフルーツを大さじで山盛り1杯、“ホワイト焼酎サングリア”ならパイナップルを3~5切れがおすすめ。ハーブやスパイスが入らないように注意してください。
色々な飲み方で楽しめる焼酎サングリア。使用するフルーツはスーパーマーケットに1年中並んでいるものが多いので、季節を問わず思い立った時に作れるのもうれしいポイントです。ぜひお試しください!
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※記事の情報は2021年12月17日時点のものです。
レシピ監修/福光佳奈子さん
薬用酒レシピ開発者・野菜ソムリエプロ。札幌市生まれ。会社員時代に梅酒が大好きになったことがきっかけで、梅酒作りをはじめる。趣味として、果実酒や野菜酒、ハーブ酒などレシピ数を増やしていく。スパイスやエディブルフラワーなど、とり入れる食材の幅は広がり続け、15年間で300種類以上のレシピを開発。著書「体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200」(秀和システム)は台湾やシンガポールなど世界5か国で翻訳版も出版している。