Amazon Prime Video(アマプラ)やU-NEXTなどの動画配信サービスで観られる夏におすすめの映画を、映画ライターのISOさんが厳選。ひと夏の出会いや別れ、胸に残る記憶を描いたドラマから、手に汗握るスリラーまで、暑い季節に味わいたい5作品をご紹介します。「いいちこ」を片手に、スクリーンの中の夏に浸ってみてください。
夏の傑作、集めました
こんにちは、映画ライターのISOです。
気付けば今年も折り返し。照りつける日差しや、夜になっても残る熱気に、いよいよ夏の到来を感じる季節になりました。そんな時期になると、ふいに“夏の映画”が観たくなるもの。青い海、まぶしい太陽、汗ばむ空気、ひと夏の出会い、そして季節が過ぎ去るときの少し寂しい余韻。映画の中の夏には、ただ楽しいだけではない、人生の記憶に残るような特別な時間が詰まっています。
そこで今回は、暑い季節にぴったりの「夏映画5選」をご紹介! 忘れられない出会いと別れを描いた傑作、爆笑必至のSFロマンス、心拍数爆上がり注意のサバイバルスリラーまで、ジャンルもトーンもさまざまな作品をセレクトしました。涼しい部屋でくつろぎながら、ぜひ「いいちこ」片手に夏のきらめきを味わってみてください。
おすすめ夏映画①|「コット、はじまりの夏」
監督・脚本:コルム・バレード
出演:キャリー・クロウリー、アンドリュー・ベネット、キャサリン・クリンチ、マイケル・パトリック ほか
2022年/アイルランド/95分
やっと居場所を見つけた夏のこと
【あらすじ】
舞台は1981年、自然豊かなアイルランドの田舎町。大家族の中で居場所を見つけられず、孤独を抱えて暮らしていた9歳の少女コット(キャサリン・クリンチ)は、夏休みのあいだ、遠戚にあたるアイリン(キャリー・クロウリー)とショーン(アンドリュー・ベネット)夫妻の農場に預けられることになります。新しい暮らしに戸惑うコットを、アイリンは風呂に入れ、髪を梳かし、温かな食事を用意して、まるで我が子のように優しく迎え入れます。一方、口数の少ないショーンは最初こそコットとの距離を測りかねていましたが、ともに農場の仕事をこなすうちに少しずつ心を通わせていくのでした。
夫妻の温かな愛情に包まれ、丁寧に流れる日々の中で、寡黙だったコットは少しずつ表情を取り戻し、自分がここにいてもいいのだと思える場所を見つけていきます。けれど、その幸福な夏は永遠には続きません。静かに満ちていく時間の先で、コットは避けられない別れに向き合うことになります。
【おすすめポイント】
青々とした葉を揺らす風、農場に響く動物たちの声、朝に飲む冷たい井戸水、互いを気遣う食卓——。そんなささやかな日常の積み重ねだけで、孤独な少女の心が少しずつほどけていく過程を豊かに描き出すコルム・バレード監督の繊細な演出が実に見事。繰り返される日々のありふれた瞬間を切り取っている画面には、いつしか目に見えない “家族の絆”が映り込んでいることに気付くはず。なかでも圧巻なのは、コットを演じるキャサリン・クリンチの存在感です。寡黙で、派手な感情表現を抑えた役柄でありながら、目線や声の揺らぎ、姿勢のわずかな変化だけで少女の内面を雄弁に物語る表現力に驚かされること間違いなし。夏の美しさを閉じ込めた、きらめく宝石のような一作です。
広い層に愛されるであろうこの傑作には、多くの人に愛される王道「いいちこ25度」を合わせるのがおすすめ。自然に囲まれた清涼感ある映像と一緒に味わうなら、シュワッと爽やかな炭酸割りで決まり!
【「いいちこ25度」とは?】

1979年の発売以来、長らく愛され続ける本格麦焼酎のベストセラー。山麓の澄みきった空気の中、丁寧に選び抜かれた大麦と大麦麹、地下深くから汲みあげる清冽な水だけで醸されています。原料由来の香りやうまみをしっかり感じられつつ、軽快な飲み口が楽しめるのが特長です。
【炭酸割りの作り方】
① グラスに大きめの氷を入れ、「いいちこ25度」を注いだ後に、炭酸水を氷に当てないよう静かに注ぎます。割合は、焼酎1:炭酸水3が目安です。
② 軽く混ぜ、仕上げにティースプーン1杯の「いいちこ25度」を垂らしたら完成です。
おすすめ夏映画②|「パーム・スプリングス」
監督:マックス・バーバコウ
出演:アンディ・サムバーグ、クリスティン・ミリオティ、J・K・シモンズ、ピーター・ギャラガー、メレディス・ハグナー、カミラ・メンデス ほか
2020年/アメリカ・香港/90分
バカンスから抜け出せない!
【あらすじ】
妹の結婚式に出席するため、砂漠のリゾート地パーム・スプリングスへやってきたサラ(クリスティン・ミリオティ)。お祝いムードに包まれる式の最中も、彼女だけはなぜか浮かない気分でいました。そんな彼女の前に現れたのが、お調子者っぽいのにどこか達観した様子の不思議な男ナイルズ(アンディ・サムバーグ)。軽妙な会話を交わすうちによいムードになった2人でしたが、突然ナイルズが弓を持った老人に襲われます。負傷したナイルズは、そのまま砂漠にある怪しげに光る洞窟へと逃亡。サラが彼の後を追いかけると…なんと、時間が結婚式の朝に巻き戻っていたのです。
そのまま、眠るたびに時間が巻き戻ってしまうループに閉じ込められてしまったサラ。そして実は、ナイルズもずっと前からこのループに閉じ込められていたことが発覚! 巻き込まれたことに腹を立てるサラは、なんとか“今日”から抜け出そうと奮闘しますが——。
【おすすめポイント】
1990年代のコメディ映画『恋はデジャ・ブ』の遺伝子を感じさせる、タイムループ・ロマンスの新たな名作です。「繰り返す日常に閉じ込められてしまう」というと地獄のようですが、舞台が砂漠のリゾート地だけに作品のトーンもカラッとしていて、まずコメディとして抜群に楽しいのが魅力。繰り返す退屈なはずの毎日が、サラとナイルズの激しい恋の駆け引きによって、最高にバカバカしくも愛おしい時間へと変化していく。その過程がとてもチャーミング。一方で、笑いの奥には「毎日をどう生きるか」「変わることへの恐れにどう立ち向かうか」という切実な問いも。軽やかで甘い作品ながら、同時に人生のほろ苦さも感じさせる奥深さがあります。
ポップだけど奥深い。そんな本作には、華やかな軽さの中にほどよい深みがある「いいちこシルエット」がイチオシ! 砂漠の炎天下で繰り広げられるロマンスは、キンキンに冷えた水割りと一緒に楽しむのがオツでしょう。
【「いいちこシルエット」とは?】

「いいちこシルエット」は、「いいちこ」本来の味わいと自然なうまみを活かした、ワンランク上の「いいちこ」です。吟味を重ねた「いいちこ」の原酒に、全麹づくり原酒と樽貯蔵酒をほどよくブレンド。飲みやすく、奥の深い酒に仕上げています。
【水割りの作り方】
① 氷を入れたグラスに「いいちこシルエット」と水を1:1の割合で注ぎ、軽く混ぜたら完成です。
★焼酎を先に注ぐことで、混ざりやすくなります。
| ▼あわせて読みたい ・いいちこシルエット|いいちこ楽しみ方ガイド ・「いいちこシルエット」は“爽やかな果実の香り”。世界的ソムリエが香りや味わいを解説!〈いいちこテイスティングノート③〉 ・【焼酎の水割り】おすすめの割合とおいしい作り方 |
おすすめ夏映画③|「宝島」
監督:ギヨーム・ブラック
2018年/フランス/97分
人それぞれの夏が始まる
【あらすじ】
舞台はパリ近郊、セルジー=ポントワーズにある広大な敷地を持つレジャーアイランド。湖や芝生、木々に囲まれたその場所には、夏になると水遊びやさまざまなアクティビティ、ピクニックを楽しむ人々があふれ、束の間の休暇を過ごしていきます。訪れる人々にとって、そこはそれぞれ特別な時間を過ごす場所。入場ゲートをすり抜けて施設に入り込もうとする少年たちと彼らに目を光らせるセキュリティ、出会いを求めて女性に声をかける青年たち、過去を懐かしみながらひとり過ごす老人、水辺でくつろぐ家族連れ、仕事の合間に羽を伸ばすスタッフや経営に頭を抱える管理者たち。一日として同じ日がないその場所で、思い思いに過ごす人々の姿から、レジャーアイランドのひと夏の風景と、そこに集う人々のさまざまな人生が浮かび上がっていきます。
【おすすめポイント】
夏が始まった高揚感で幕を開け、夏が終わる寂しさで閉じられる、夏の肖像のようなドキュメンタリーです。保護者がいないという理由で入場を断られた子どもたちが、こっそり忍び込むもすぐに追い出され、肩を落とす冒頭から実に楽しい。きっといつか大人になった彼らは、その出来事を笑い話として思い出すはずです。そんなふうに決して特別な事件が起こる作品ではありませんが、そこに集う人々の人生に刻まれるであろうささやかなドラマが生まれては消えていく。そんな一瞬一瞬を瑞々しくすくい取り、映像の中に「夏の質感」を閉じ込めるギヨーム・ブラック監督の手腕は、さすがのひと言です。にぎやかな笑い声や幸福の奥に、過ぎ去る時間への寂しさや痛みもにじむ、愛おしいひと夏の記録です。
楽しげなレジャー施設の記録映像とマッチするのは、涼しげですっきりおいしい「いいちこ下町のハイボール REGULAR BLEND」。炭酸のシュワシュワとした心地よい口当たりも、優しさが漂うこの映画にぴったりです。
【「いいちこ下町のハイボール REGULAR BLEND」とは?】

本格麦焼酎「いいちこ」のおいしさを最大限に引き出すブレンドを追求し、炭酸の強さや、隠し味として加えたかぼすスピリッツの割合にもこだわって仕上げたハイボール。のど越しのよさはもちろん、すっきりとした飲みやすさとバランスのとれた香りが特長です。
おすすめ夏映画④|「FALL/フォール」
監督:スコット・マン
出演:グレイス・キャロライン・カリー、ヴァージニア・ガードナー、ジェフリー・ディーン・モーガン、メイソン・グッディング ほか
2022年/アメリカ/106分
そこは、最も天高い地獄
【あらすじ】
一年前のクライミング事故で夫を亡くして以来、ベッキー(グレイス・キャロライン・カリー)は深い悲しみから他者と関わることを避け続けていました。そんな彼女を立ち直らせるため、親友のハンター(ヴァージニア・ガードナー)は彼女に驚くべき提案をします。「荒野に佇む600mのテレビ塔を一緒に登頂しよう!」。悲しみとトラウマを乗り越えるため、ベッキーは悩んだ挙句にその誘いに乗ることに。そうして辿り着いたテレビ塔は老朽化しており、鉄骨はサビだらけ。それでも不安定な梯子を登り続け、なんとか頂上に辿り着いたベッキーは、夫の遺灰を撒いて人生を前進させることを決意します。
そして目的を達成した2人が降りようとしたところ、地上に続く梯子が突然崩落。地上600mの僅かなスペースに取り残されてしまいます。電波は届かず、飲み水もない。逃げ場のない極限状況の中、2人は持てる知識を総動員して必死に助けを呼ぼうとしますが…。
【おすすめポイント】
まず一つ、高所恐怖症の人は観ることをおすすめしません。なぜならそうでなくとも恐ろしいから。地上600mの老朽化したテレビ塔、その頂上に取り残されるという設定だけでも冷や汗ものですが、本作はその怖さを徹底的に“体感”させてきます。見下ろせば地面ははるか彼方、足場はわずか、吹きつける風やきしむ鉄骨の音までもが不安をあおり、観ているだけで手に汗がにじむはず。本作が秀逸なのは、単調になりそうなその設定を、臨場感ある撮影や演出、捻りあるドラマ設計で見事に物語を膨らませているところ。まさかその狭い足場でそんな怒涛の展開があるとは…と驚かされます。
絶えず緊張感に襲われるこのサバイバルスリラーは、とびきりまろやかな「いいちこ20度」と楽しむのがグッド。恐怖心で冷えた身体をほっこりさせてくれるお湯割りで、一息つきながら観るのがおすすめです!
【「いいちこ20度」とは?】

黄色いキャップが目印。白い花のような香りと、まろやかな果実の風味が特長の本格麦焼酎です。焼酎ビギナーはもちろん、優しく心地よく酔いたいときにもぴったりです。
【お湯割りの作り方】
① 耐熱グラスにお湯、「いいちこ20度」の順番で注いだら完成です。
★お湯を先にグラスに入れることで、かき混ぜなくても自然に混ざり、まろやかな味わいに。焼酎の香りを感じたいときは「焼酎6:お湯4」、食事に合わせたいときは「焼酎5:お湯5」、焼酎ビギナーさんには「焼酎4:お湯6」がおすすめです。
おすすめ夏映画⑤|「クレオの夏休み」
監督:マリー・アマシュケリ
出演:ルイーズ・モーロワ=パンザニ、イルサ・モレノ・ゼーゴ ほか
2023年/フランス/83分
大好きな乳母の人生に触れる
【あらすじ】
父親とパリで暮らす6歳のクレオ(ルイーズ・モーロワ=パンザニ)は、乳母のグロリア(イルサ・モレノ・ゼーゴ)が大好き。幼くして母を亡くしたクレオを、グロリアは深い愛情で包み込み、クレオもまた彼女に全身で甘えていました。ところがある日、グロリアの故郷であるアフリカ・カーボベルデから母の訃報が届きます。母に預けていた自分の子どもたちを育てるため、グロリアは急遽遠く離れた故郷へ帰ることに。
突然の別れに打ちのめされ、悲しみに暮れるクレオ。そんな彼女に、グロリアは夏休みのあいだ自宅へ遊びに来るよう誘います。そうしてひとり海を渡ったクレオを待っていたのは、陽光と海に包まれた美しい島の暮らし。そこでもグロリアは変わらず優しく迎えてくれますが、そこでの彼女は妊娠中の娘と反抗的な息子の母親だったのです。グロリアの知らない一面に触れたクレオは、少しずつ「グロリアは自分のためだけの存在ではない」ことを知っていくのでした…。
【おすすめポイント】
『コット、はじめての夏』が夏に居場所を見つける少女の物語なら、『クレオの夏休み』は夏に別れを受け止める少女の物語。魅力は何より、公園でスカウトされた、クレオを演じるルイーズ・モーロワ=パンザニの愛らしさ。彼女から立ち上がる自然で豊かな感情が素晴らしく、カメラは繊細に寄り添っていきます。大人から見ればわがままに思える独占欲も、子どもにとっては切実な愛情のかたち。本作はその幼さを否定せず、誰かを大好きでいることのまぶしさと、思い通りにはならない寂しさを、やわらかな光と色彩の中に映し出します。ときおり差し込まれるアニメーションも、言葉にならない心の揺れをそっとすくい上げるよう。誰もが生きる上で経験する喪失と成長を映像に刻んだ、忘れ難い傑作です。
この切なく愛おしい映画には、澄んだ香りとコクが優しく沁みる「いいちこフラスコボトル」が相性よし。余韻深い物語はロックと共にじんわり味わうとよりグッとくるかも。
【「いいちこフラスコボトル」とは?】

原料の大麦を従来よりも多く磨き、低温でじっくりと発酵。大麦麹だけを使用した贅沢な全麹づくりでつくられた、「いいちこ」シリーズの頂点に立つ麦焼酎。雑味を抑えたクリアな味わいと澄んだ香りが特長で、口に含むとアルコールの心地よさとともに清涼感あるミネラルが広がり、上品な風味が楽しめます。
【ロックの作り方】
① ロックグラスに氷を入れ、マドラーでステアしてグラスを冷やします。
② 氷が溶けた水を捨てたら、グラスの半分くらいを目安に「いいちこフラスコボトル」を静かに注ぎます。
③ 焼酎と氷をしっかりなじませるようにステアしたら完成です。
★ロックのおいしさは氷が命。使用する氷は、硬くて溶けにくい市販のロックアイスがおすすめです。
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ということで、青春、SFロマンス、スリラー、ドキュメンタリーと、さまざまなジャンルから“夏”を感じられる作品を揃えました。
どれも夏の高揚感やまぶしさ、そして季節が過ぎ去るときの少し寂しい余韻を味わえるものばかり。暑い夜に観る一本に迷ったら、ぜひこの中から選んでみてください。
映画の中に閉じ込められた夏のきらめきとほろ苦さを、「いいちこ」片手に楽しんでみてはいかがでしょうか。
※記事の情報は2026年7月10日時点のものです。

ISO
1988年、奈良県生まれのフリーライター。劇場プログラムやさまざまな媒体で映画評、解説、インタビューを担当するほか、音楽作品のレビューや旅行関係のエッセイも執筆。
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