「パンと麦焼酎」と聞くと、意外な組み合わせに感じるかもしれません。ただ、パンの原料である小麦と、麦焼酎の原料である大麦は種類こそ異なりますが、“麦”という共通点があり、実は相性抜群。この記事では、福岡の人気ベーカリー「パンストック」箱崎本店の店長・南雲さんと、製造チーフ・渡邊さんに伺った、パンと麦焼酎のおいしい関係や、「いいちこ」シリーズとのおすすめのペアリングについてご紹介します。

福岡で愛されるベーカリー「パンストック」

2010年、フランスや東京で修業したオーナー・平山哲生さんが福岡市東区に開いたベーカリー「パンストック」。箱崎本店は、周辺に商業施設が少ない住宅地にありながら、平日約400人、休日には約500人が訪れる人気店です。

2019年には福岡市中央区に天神店もオープン。全国から修業希望者が集まるなど、パン業界でも高い注目を集めています。

パンストック箱崎本店の店内
パンストック箱崎本店の店内
オーナーの平山哲生さん
オーナーの平山哲生さん

そんなパンストックの店名には、お店の考え方そのものが込められています。

渡邊さん「店名の“ストック”には、おいしくて安心安全なパンを冷凍庫にストックして、忙しい日常の中でもいつでも最高の状態で食べてほしいというオーナーの願いが込められています。冷凍庫に入る小ぶりなサイズの食パンなど、保存を前提とした商品を開発した結果、全国のお客さまにもオンラインショップを通してお届けすることができています」

「パンストック」のこだわりとは

パンストックを代表する商品が、箱崎本店だけで1日約600本を売り上げるバゲット。そして、そのバゲットに自家製のめんたいペーストを合わせた「めんたいフランス」です。

福岡土産としても知られる大人気のパンですが、そのおいしさを支えているのは、パンストックならではのこだわりです。

渡邊さん「パンストックのパンには、九州産や北海道産を中心とした国産小麦を主体に、日常的に安心して食べられる厳選素材を使用しています。めんたいフランスに使う明太子は業者の方と共同開発した無添加のもの、マヨネーズは自家製、バターはあっさりとした九州産を使用しています」

さらに、パンストックの代名詞ともいえるのが、「高加水」と「低温長時間発酵」です。

南雲さん「高加水とは、小麦粉に対して多くの水分を加えて仕込む製法のことです。前日から仕込んだ生地を少量の酵母でゆっくりと発酵させることで、小麦が十分に水分を吸収します。これにより、複雑なうま味や甘み、香りが引き出されるだけでなく、翌日以降も柔らかさが持続し、冷凍・解凍後もおいしさが損なわれないパンに仕上がります。さらに、ひとつのパンに対して数種類の小麦粉をブレンドすることで、より奥深い香りと味わいを表現しているんです」

そうして生まれるパンは100種以上。スタッフの試作品も積極的に商品化されており、訪れるたびに新しい出会いがあるのも魅力の一つです。

パンと本格麦焼酎は、なぜ合う?

バゲットとワイン、おかず系のパンとビール。そんな組み合わせはよく知られていますが、パンと本格麦焼酎の相性はどうなのでしょうか。

今回、パンストックのみなさんに実際に「いいちこ」シリーズとのペアリングを試していただいたところ、意外な発見があったそうです。

南雲さん「チーズやソーセージを使ったおつまみ系のパンが合うのではないかと予想していましたが、実際に試してみると、チョコレートや焦がしバターを使った甘いパンとの相性がとてもよいことが分かりました」

渡邊さん「『いいちこ』の大麦由来の風味と、パンの小麦由来の風味が口の中で共鳴し、お互いのよさを引き立て合ったり、寄り添ったり。種類は違えど“麦”同士なので、相性がいいのも納得ですよね」

大麦と小麦、それぞれの風味が響き合うことで生まれる一体感。そこに焼酎ごとの個性やパンの味わいが重なることで、思いがけないおいしさに出会えるのかもしれません。

「パンストック」おすすめ! パン×「いいちこ」ペアリングBEST3

そんな発見を踏まえ、お二人に「いいちこ」とパンのおすすめペアリングBEST3を選んでいただきました。

南雲さん「『いいちこ』にはたくさんの種類がありますが、飲み比べてみるとそれぞれに味わいや香りの違いがあって驚きました。パンストックのパンも種類が多いので、まずは『いいちこ』を飲み、その印象から感覚的に合いそうなパンをチョイスしていきました」

第1位「めんたいフランス」×「いいちこシルエット(ソーダ割り)」

第1位「めんたいフランス」×「いいちこシルエット(ソーダ割り)」

南雲さん「お店の看板商品でもある『めんたいフランス』は、外はサクサク、中は高加水ならではのもっちりとしたバゲットに、自家製マヨネーズを使っためんたいペーストをたっぷり詰め込んだ一品。『いいちこシルエット』のすっきりとした味わいとソーダ割りの爽快感が、めんたいペーストのうま味、バゲットの甘みと絶妙にマッチします。麦由来の香ばしさがお互いを高め合う、間違いのない組み合わせだと感じました」

【「いいちこシルエット」とは】

いいちこシルエット

「いいちこシルエット」は、「いいちこ」本来の味わいと自然なうまみを活かした、ワンランク上の「いいちこ」です。吟味を重ねた「いいちこ」の原酒に、全麹づくり原酒と樽貯蔵酒をほどよくブレンド。飲みやすく、奥の深い酒に仕上げています。

第2位「フィナンシェショコラ」×「いいちこフラスコボトル(ロック)」

第2位「フィナンシェショコラ」×「いいちこフラスコボトル(ロック)」

南雲さん「『フィナンシェショコラ』は、スタッフの自由な試作から生まれた不定期販売の限定商品。焦がしバターとカカオの風味が豊かに香ります。これに合わせるのは、『いいちこフラスコボトル』のロック。フラスコボトルの芳醇な香りとほのかな甘さが、フィナンシェのバターのコクやチョコレートの甘みと調和し、贅沢な大人の味わいを楽しめました」

【「いいちこフラスコボトル」とは】

いいちこフラスコボトル

「いいちこフラスコボトル」は“きれいな酒”を追い求めてつくられた、「いいちこ」の頂点に立つ本格麦焼酎です。高精白、低温発酵。そして、大麦麹だけを使った全麹づくり。麹でつくる酒の、技のすべてを傾けました。ロックや水割り、寒い日はお湯割りで。澄んだ香りと麹の豊かなコク、深みをお楽しみください。

第3位「イチジクとマスカットのルヴァン」×「いいちこ空山独酌(ロック)」

第3位「イチジクとマスカットのルヴァン」×「いいちこ空山独酌(ロック)」

南雲さん「ライ麦を配合したハード系の生地に、グリーンレーズン(マスカット)とドライイチジクを練り込み、果実の水分でジューシーに仕上げたパンです。ライ麦や押し麦などの雑穀系の香ばしさとドライフルーツの自然な甘みが、『いいちこ空山独酌』が持つフルーティーな香りと麦の深い味わいに見事に寄り添いました」

【「いいちこ空山独酌」とは】

いいちこ空山独酌 麦

「いいちこ空山独酌」は、麹の技をもとに、酒づくりのひとつひとつを丁寧に積み重ねてつくり上げたプレミアム本格麦焼酎。減圧蒸留原酒から醸される華やかな香りが特長。アルコール度数は30度で飲みごたえがあり、余韻が長く続きます。酒歴を重ねた方におすすめの逸品です。


南雲さん「今回はランキングということでこのような順位にしましたが、本当に悩みました。これが正解ということではないので、『いいちこ』×『パンストック』の数千通りもの組み合わせの中から、自分好みのペアリングを探してみていただけたらうれしいです」

パンストックのパンは、オンラインショップでも販売しています。いつもの食卓やくつろぎの時間に、ぜひパンと「いいちこ」を合わせてみてはいかがでしょうか?

店舗情報
パンストック箱崎本店
福岡県福岡市東区箱崎6-7-6
TEL:092-631-5007
OPEN:9:00~17:30 
定休日:月曜日
オンラインショップ:https://painstock.theshop.jp/

※記事の情報は2026年7月24日時点のものです。