Amazon Prime Video(アマプラ)で観られる、懐かしの「名作邦画」を、映画ライターのISOさんが厳選。かつての日本の美しい情景から、情熱的な人間ドラマ、現代を生きる私たちにも響くアニメーションまで、今こそ観たい傑作5本をご紹介します。1979年生まれの「いいちこ」を片手に、日本映画史に残る名作の世界に浸ってみてください。
たまには映画で、懐かしいあの時代にタイムスリップしませんか?
こんにちは、映画ライターのISOです。
最近の映画も大好きだけど、たまには昔の名作も観てみたい。だけど“往年の名作”で調べても作品数が多すぎて、どれから観ていけばいいのかわからない…そんな経験は誰しもあると思います。
そんな方のために、前回は「名作洋画5選」をセレクトしましたが、今回は日本映画にフォーカスした「名作邦画5選」をご紹介! 作品は、Amazon Prime Video(アマプラ)で視聴可能です。
時代もジャンルもさまざまですが、共通するのはどれも時代を超越する魅力を持った作品であるということ。中には“その時代ならでは”と思わせるような描写もありますが、今に通じる何かがきっとそこにはあるはず。ぜひ、「いいちこ」片手にその魅力を味わってみてください。
おすすめ名作邦画①|「ふるさと」
監督:神山征二郎
出演:加藤嘉、長門裕之、樫山文枝、浅井晋、前田吟、樹木希林 ほか
1983年/106分
消えゆく村で過ごした、最後の夏
【あらすじ】
雄大な山々と豊かな清流に囲まれた岐阜県・徳山村。1600人ほどが暮らすその村は、巨大ダムの建設に伴い、湖底に沈みゆく運命にありました。村人たちもそれぞれ故郷を離れる準備をし始めたある夏のこと。ダム仕事をしている息子の伝六(長門裕之)とその妻・花(樫山文枝)は、冬が来る前にこの村を去ることを決めていました。しかし彼らにはひとつ心配事が。父親の伝三(加藤嘉)が、長年連れ添った妻の死を境に、認知症の兆しを見せ始めていたのです。伝六たちは仕事のため日中は父の面倒を見る者もおらず、孤独を募らせる伝三の病状は悪化する一方でした。
そんなある日、伝三は一家の隣家の少年・千太郎に頼まれ、彼にアマゴ釣りを教えることになります。かつてアマゴ釣りの名人だった伝三は、千太郎と触れ合いながら久しぶりに釣りをするうちに昔の感覚を取り戻したのか、徐々に認知症も改善していきますが…。
【おすすめポイント】
かつて岐阜県に存在した徳山村——2008年にダム湖に沈んだその地の豊かな自然と人々の営みをスクリーンに刻む、不朽の名篇。まず素晴らしいのはその映像! 3年もの制作期間の中でたっぷり撮られた景色が息をのむほど美しく、だからこそその場所がやがて消えてしまうという切なさに序盤から胸が締め付けられます。その景色の中で紡がれる老人と少年の素朴な触れ合いはどこか懐かしく、観る者それぞれの“ふるさと”への想いを呼び覚ますことでしょう。黒澤明監督に絶賛されたほか、第13回モスクワ国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞した加藤嘉の演技にも注目です。
しみじみと心に沁みる本作には、映画と同じく清涼感のある「いいちこフラスコボトル」が相性抜群。すっきりと洗練された味わいが楽しめるロックを嗜みながら、切なくもあたたかな物語の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。
【「いいちこフラスコボトル」とは?】

原料の大麦を従来よりも多く磨き、低温でじっくりと発酵。大麦麹だけを使用した贅沢な全麹づくりでつくられた、「いいちこ」シリーズの頂点に立つ麦焼酎。雑味を抑えたクリアな味わいと澄んだ香りが特長で、口に含むとアルコールの心地よさとともに清涼感あるミネラルが広がり、上品な風味が楽しめます。
【ロックの作り方】
① ロックグラスに氷を入れ、マドラーでステアしてグラスを冷やします。
② 氷が溶けた水を捨てたら、グラスの半分くらいを目安に「いいちこフラスコボトル」を静かに注ぎます。
③ 焼酎と氷をしっかりなじませるようにステアしたら完成です。
★ロックのおいしさは氷が命。使用する氷は、硬くて溶けにくい市販のロックアイスがおすすめです。
| ▼あわせて読みたい ・いいちこフラスコボトル|いいちこ楽しみ方ガイド ・「いいちこフラスコボトル」のおすすめの飲み方は? 合うおつまみやボトルの活用術も紹介! ・【焼酎のロック】本当においしい作り方とは? 度数による味の違いも解説! |
おすすめ名作邦画②|「陽はまた昇る」
▶予告動画はこちら
監督:佐々部清
出演:西田敏行、渡辺謙、緒形直人、真野響子、篠原涼子 ほか
2002年/108分
VHS開発の裏側にあった情熱の物語
【あらすじ】
日本の高度経済成長もついに終わりを迎えようとしていた1973年。業績が低迷していた日本ビクターで、長年本社の開発技術者として働いていた加賀谷(西田敏行)は、ある日横浜工場にあるビデオ事業部の事業部長に任命されます。事業部長といっても、“会社のお荷物”と呼ばれていた不採算事業部への異動であり、実質は左遷。おまけに加賀谷は現場叩き上げで、マネジメントの経験もありません。赴任して早々、彼は大規模な人員削減を押し付けられますが、誰一人仲間を切り捨てたくないという思いから、成功すれば莫大な収益が見込める家庭用ビデオの開発に賭けるという大胆な決断を下します。加賀谷はときに次長の大久保(渡辺謙)や技術者の江口(緒形直人)と衝突しながらも、現場の立て直しと開発に奔走しますが、家庭用ビデオ「ベータマックス」の開発に成功したソニーに先を越されてしまい…。
【おすすめポイント】
1980〜90年代に家庭用ビデオ規格として広く普及した“VHS”の開発を綴ったノンフィクション本「映像メディアの世紀」を、超豪華キャストで映画化した一作。何気なく使っていたVHSにまさかこんな熱いドラマがあったなんてと驚くこと間違いなし。なぜ日本ビクターが電機業界の巨人であるソニーに打ち勝つことができたのか。その秘密は観てのお楽しみですが、一つ言えるのは、これが誠実かつ熱心に労働に勤しむ人々に向けられた賛歌であること。昭和が舞台なので働き方自体は真似できないですが、その核にある信念や情熱は今の時代にも確かに通じるものです。胸を熱くするラストシーンは、「明日からの仕事もまた頑張ろう」という活力をくれることでしょう。
皆に愛される人情モノのお仕事映画に合わせたいのは、やはり王道の「いいちこ25度」。熱量のあるドラマは、ほっこりお湯割りと味わうのが乙でしょう。
【「いいちこ25度」とは?】

1979年の発売以来、長らく愛され続ける本格麦焼酎のベストセラー。山麓の澄みきった空気の中、丁寧に選び抜かれた大麦と大麦麹、地下深くから汲みあげる清冽な水だけで醸されています。原料由来の香りやうまみをしっかり感じられつつ、軽快な飲み口が楽しめるのが特長です。
【お湯割りの作り方】
① 耐熱グラスにお湯、「いいちこ25度」の順番で注いだら完成です。
★お湯を先にグラスに入れることで、かき混ぜなくても自然に混ざり、まろやかな味わいに。焼酎の香りを感じたいときは「焼酎6:お湯4」、食事に合わせたいときは「焼酎5:お湯5」、焼酎ビギナーさんには「焼酎4:お湯6」がおすすめです。
おすすめ名作邦画③|「遥かなる国の歌」

監督:野村孝
出演:小林旭、笹森礼子、小高雄二、山内賢、沢本忠雄 ほか
1962年/83分
ジャズバンドの音色が奇跡を起こす
【あらすじ】
山川潤(小林旭)は、いつか自らのバンドで大成することを夢見る流しのトランペット吹き。その実力は確かなもので、日銭を稼ぐため入った神戸のバーでトランペットを吹くと店中で拍手が鳴り響くほど。同じバーで演奏していたベースの小野とドラムの中西と意気投合した彼は、その仲間であるサックスの庄司、ピアノの前田と共にクインテットを結成。キャバレーでの演奏をきっかけに、レコード会社・山野プロのスカウト、須貝京子(笹森礼子)に見出され、東京での活動を開始します。
事務所の後押しで彼らは瞬く間に頭角を現しますが、ギャラをめぐる対立から独立を決意。思うようにいかない日々が続くなか、日本で母親を探すフィリピン人青年トミー(山内賢)をボーカルに迎えたことで状況は一変し、バンドは一気に人気を獲得していきます。ですがトミーの身の上を利用するような山川のやり方に、メンバーは次第に不信感を募らせていき…。
【おすすめポイント】
山川のバンドが成功していくまでの道のりと、トミーの母親探しという2軸で構成される、音楽映画の隠れた名作です。もちろん中心となるのは音楽ですが、アクションや犯罪ドラマなどジャンルを横断しながら軽妙に展開され、観る者を飽きさせないストーリーが大きな魅力。山川やバンドのカリスマ性を引き立てる演出や映像設計も巧みで、初めてクインテットで演奏するシーンの格好良さは忘れがたいものがあります。全編を彩るジャズのサウンドも素晴らしく、とりわけトミーが“フィリピンの愛の歌”として歌う「ダヒル・サヨ」は出色の出来。
83分という短さながら、軽快なテンポで音楽、アクション、感動の三拍子を堪能できる本作に合わせたいのは、サッと手軽に楽しめる「いいちこ下町のハイボール REGULAR BLEND」。爽やかな味わいもこの映画にはピッタリです。
【「いいちこ下町のハイボール REGULAR BLEND」とは?】

本格麦焼酎「いいちこ」のおいしさを最大限に引き出すブレンドを追求し、炭酸の強さや、隠し味として加えたかぼすスピリッツの割合にもこだわって仕上げたハイボール。のど越しのよさはもちろん、すっきりとした飲みやすさとバランスのとれた香りが特長です。
おすすめ名作邦画④|「フウムーン」
構成、演出、メカデザイン:坂口尚
製作:手塚治虫
出演:鈴木博、大塚周夫、塩沢兼人、内海賢二、岡本茉利 ほか
1980年/91分
この世界は滅びるしかないのか
【あらすじ】
スター国とウラン連邦という二つの大国が激しく対立し、戦争の緊張が高まる世界。両国による核実験で環境が激変した南太平洋の馬蹄島を訪れた生物学者・山田野博士は、生態系の調査を進める中で、不思議な力を持つ新人類を捕獲します。それを世界的危機の兆候と考えた山田野博士は国際会議で警告しますが、各国は自国の利益にとらわれ、その言葉に耳を傾けようとはしません。さらには捕らえた新人類を救出に来た同類の仲間によって、旧知の私立探偵・ヒゲオヤジが連れ去られてしまいます。
ヒゲオヤジの甥であるケン一とその妹ピーチは、行方不明となった叔父を探すために馬蹄島へと向かいます。ですが、島に降り立った彼らも早々に新人類に捕らわれてしまいました。地下深くに閉じ込められた彼らは、自らを<フウムーン>と語る新人類から、地球が暗黒ガスによりあと1ヶ月で滅びることを知らされ…。
【おすすめポイント】
大国同士の戦争が始まる中、地球に滅亡の危機が迫っていることが分かったら、世界は一致団結するのでしょうか? そんな問いを投げかけるこの映画の原作は、漫画の神様・手塚治虫が活動初期に発表したSF漫画「来るべき世界」。原作が発表された1951年にはすでに世界大戦は終わっていたものの、冷戦下で覇権を争う米ソの核兵器開発が活発化していた時期でした。そういった背景で描かれた原作を基にしていることもあり、本作には戦争と環境破壊を繰り返す人類に向けられた切実なメッセージが込められています。人類への微かな希望を込めたラストシーンは、再び戦争の緊張が高まるこの時代にこそ深く胸に響きます。
子どもが楽しめるキャッチーさがありながら、大人に突き刺さる深みもある本作には、甘さと奥行きを兼ね備えた「いいちこシルエット」がベストマッチ。コーヒー割りで爽やかさとビターさのコントラストを楽しんで。
【「いいちこシルエット」とは?】

「いいちこシルエット」は、「いいちこ」本来の味わいと自然なうまみを活かした、ワンランク上の「いいちこ」です。吟味を重ねた「いいちこ」の原酒に、全麹づくり原酒と樽貯蔵酒をほどよくブレンド。飲みやすく、奥の深い酒に仕上げています。
【コーヒー割りの作り方】
① グラスに氷を満たします。
② 「いいちこシルエット」1に対してコーヒーを3の割合で加え、ゆっくり混ぜたら完成です。
おすすめ名作邦画⑤|「太陽を盗んだ男」
監督:長谷川和彦
出演:沢田研二、菅原文太、池上季実子、北村和夫、神山繁 ほか
1979年/147分
冴えない理科教師 vs 日本政府
【あらすじ】
城戸誠(沢田研二)は、中学校の理科教師ながら教育には無関心で、気力のない毎日を過ごしていました。そんな彼が唯一強い興味を示していたもの、それが原子爆弾。あるとき、原子力発電所に侵入した城戸はプルトニウムを盗み出し、そのまま独学で原子爆弾の製造に着手します。苦労の末に自宅の安アパートで爆弾を完成させた彼は、金属プルトニウムの欠片を仕込んだダミーの爆弾を国会議事堂に設置し、政府に脅迫の電話を入れるのでした。
交渉役として城戸が指名したのは、別の事件で面識のあった丸の内警察署捜査一課の山下警部(菅原文太)。自らを“9番”と名乗った城戸は特にやりたいこともないため、代わりにラジオ番組に電話をして政府への要求を募集することに。予測不能の行動で警察を翻弄する城戸ですが、その身体は少しずつ放射能に蝕まれていき…。
【おすすめポイント】
中学校教師が原爆をつくって日本政府を脅迫する——。そんな荒唐無稽で危うい物語を、刺激的なアクションやダークなユーモアを交え、エネルギッシュで反骨的なエンターテインメントへと昇華させた邦画史に残る傑作。ザラついた画に宿る熱量がとにかく凄まじく、そこで繰り広げられる、虚無的で狂気じみた沢田研二と、泥臭く執念深い菅原文太の対決は観る者の心を激しく揺さぶります。映画同様に撮映秘話もぶっ飛んだものばかりで、国会議事堂や皇居前広場のシーンはゲリラ撮影されていたり、文字通り命懸けのスタントが行われていたりと、まさにあの時代だからこそ撮り得た映画と言えるでしょう。
圧倒的な熱量で突き進むと同時に、重厚で忘れ難い余韻を残すこの映画には、同じく余韻が豊かな「いいちこスーパー」を合わせるのが吉でしょう。ストレートやロックで深みをダイレクトに味わえば、映画の奥深さを一層堪能できるかも。
【「いいちこスーパー」とは?】

ブルーのボトルが印象的な「いいちこスーパー」。爽やかさを秘めた香りの原酒、深いうまみの原酒、長期熟成を重ねたスーパー原酒の3種を絶妙なバランスでブレンドした一本です。やわらかな琥珀色と、重厚で深みのある余韻が楽しめます。
【ロックの作り方】
① ロックグラスに氷を入れ、マドラーでステアしてグラスを冷やします。
② 氷が溶けた水を捨てたら、グラスの半分くらいを目安に「いいちこスーパー」を静かに注ぎます。
③ 焼酎と氷をしっかりなじませるようにステアしたら完成です。
★ロックのおいしさは氷が命。使用する氷は、硬くて溶けにくい市販のロックアイスがおすすめです。
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郷愁を誘うドラマに人情系のお仕事映画、ジャズが響く音楽映画など多彩な名作邦画を揃えましたが、気になる作品はありましたか?
どれも時代を超えて輝きを放つ作品ばかり。今夜の一本に迷ったら、ぜひ選んでみてください。懐かしさの中に、新たな発見があるかもしれませんよ。
※記事の情報は2026年5月22日時点のものです。

ISO
1988年、奈良県生まれのフリーライター。劇場プログラムやさまざまな媒体で映画評、解説、インタビューを担当するほか、音楽作品のレビューや旅行関係のエッセイも執筆。
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