満開の桜を眺めながら飲むお酒は格別! 今年の花見は、焼酎と一緒に楽しんでみませんか? この記事では、花見文化の成り立ちから焼酎が花見酒にぴったりの理由、花見におすすめの「いいちこ」商品までご紹介します。

花見文化と花見酒

花見文化と花見酒

花見の始まりは?

花見の起源には、農民文化から見た面と、貴族文化から見た面の二つが存在します。

農民たちの間では、古くから花の咲き始めるころに飲食物を携えて近くの丘や山に登り、一日を過ごす行事がありました。これは、民俗学で「春山入り」「春山行き」と総称されるものです。ただしこの行事は現代のように花を楽しむ目的ではなく、冬を支配していた神を山に送り返し、春の芽吹きをもたらす田の神を迎える宗教行事の側面が強かったと解釈されています。また、そのときの桜の咲き具合によって、稲の出来を占う農事でもあったようです。

一方貴族たちは、平安時代頃から桜を見ながら歌を詠んだり、蹴鞠(けまり)を楽しんだりといった行事を執り行っていました。平安以前は桜だけでなく、梅や桃、山吹、藤、つつじ、牡丹、菊など、四季折々を代表する花はすべて広い意味での「花」見の対象でしたが、奈良朝から平安朝にかけて春の花見の対象が桜へと移り変わり、平安中期以降は花見と言えば桜を表すようになりました。

娯楽としての花見は中世から

始めは農耕儀礼や貴族的な行事だった花見が、それらと切り離されて‟花見自体を楽しむ娯楽“となったのは中世の頃(平安後期~戦国時代)です。

このときの有名な花見と言えば、豊臣秀吉が行った「醍醐の花見」です。秀吉は慶長3年(1598年)の春、京都にある醍醐寺において盛大な花見を催しました。これに際し、京都近隣の国々から700本の桜を植え、三宝院と呼ばれる建物と庭園をつくり、息子の秀頼や正室の北政所(きたのまんどころ)、側室の淀(よど)や三の丸など、女房衆1300人あまりが参加したと言われています。

花見が庶民に広まった江戸時代

その後、唯一の都市であった京都で郊外の花見が富裕な階層に広まり、さらにそれが大衆化して、花見が多くの人々にとっての娯楽行事になるのは江戸時代からです。

当初は寺社の境内に咲く桜の観賞が主でしたが、享保年間(1716~1736年)に八代将軍・徳川吉宗が、飛鳥山や隅田川堤、小金井堤などに数千本の桜を植えて庶民の花見を奨励します。これにより庶民は咲き誇る桜を見に繰り出すようになり、桜の下でお弁当を食べるなど、現代のような花見を楽しみ始めました。

花見酒は花見の必需品!

花見酒とは文字通り、花見のときに楽しむお酒のこと。花見が農耕儀礼であったころから、お酒は欠かせないものでした。

飛鳥~奈良時代に書かれた『常陸国風土記(ひたちのくにふどき)』にある「春の花開ける時」の説には、男も女も食べ物とお酒を持って登山し、山の神の前でお酒を酌み交わし、歌い踊って楽しんだ様子が述べられています。当時のお酒は一人で飲むものではなく、集団の儀礼の中で神と民衆の交流を図るものであったため、大勢で飲むことがほとんどであったと言われています。

また、先述の「醍醐の花見」においても、多種多様の名酒がそろえられました。その際に用意されたお酒は「加賀の菊酒、麻地酒、其外天野、平野、奈良の僧坊酒、尾の道、児島、博多之煉、江川酒」だったと記録されており、やはり花見には古くからお酒が付き物であったと考えることができます。

「花見酒」という落語も

庶民が花見を楽しむようになった江戸時代、同じく花開いた落語の中にも「花見酒」をテーマにした噺があります。

『花見酒』のあらすじは以下の通り。

仲のよい兄弟分の熊さんと辰つぁんが、花見をしながら金を儲けようと、酒屋から灘の生一本を三升借りて花の下にかつぎこみ、コップ一杯十銭で売ろうという計画を立てました。
 
しかしその道中我慢ができず、自分たちで酒を飲み始めてしまい、着く頃には売るはずの酒を全部飲んでしまいます。花見客は酒がないことに怒って帰ってしまい、結局儲けはありませんでした。

なんとも間抜けな話ではありますが、この話からも、当時の人たちが今の私たちと同じように、桜の下でお酒を楽しんでいたことが伝わってきますね。

花見酒に焼酎をおすすめする3つの理由

花見酒に焼酎をおすすめする3つの理由

現代の花見シーンでは、日本酒やビール、缶チューハイなどさまざまなお酒が楽しまれていますが、今年の花見酒にぜひおすすめしたいのは「焼酎」です。ここでは、その理由を3つご紹介します。

おすすめの理由①|ホットもアイスもおいしい!

花見のシーズンである3月下旬~4月上旬の平均気温は大体10~13度(東京の場合)。「花冷え」という言葉がある通り、桜が咲く季節には一時的に寒さが戻ることもあります。夜桜を楽しむときには、さらに気温が下がることも。

焼酎は、お湯で割ればホットで楽しむことができるので、肌寒いときにもぴったり! 冷えた体をあたためながら、ゆったりと桜を鑑賞することができます。反対にぽかぽか陽気の日には、氷を入れて水割りや炭酸割りなどにすれば爽やかに。焼酎は、その日の気温に合った最適な温度で楽しむことができます。

おすすめの理由②|何通りもの飲み方で楽しめる!

ストレートやオンザロック、お湯割りや水割りだけでなく、お茶やお好きなジュースなど、何で割ってもおいしく飲めるのも焼酎のうれしいところ。中でも「いいちこ」は、華やかな香りとふくよかなうまみを持つ本格麦焼酎でありながらもすっきりとした口当たりで、どんな飲み物とも好相性。ぜひお好みの飲み方を見つけてみてください。割合次第でアルコール度数も調整できるので、気分や体調に合わせて無理なく楽しめます。

おすすめの理由③|どんな食事にも合う!

食中酒としても親しまれている焼酎は、どんなジャンルの食べ物でもおいしさを引き立ててくれます。食事とのなじみが抜群の「いいちこ」は、和洋中からエスニックにスイーツまで、合わせるものを選びません。口の中の脂もさっと洗い流してくれるので、揚げ物やこってりとした味付けのおかずにもぴったり。焼酎が一本あれば、桜の下での食事がさらにおいしく感じられること間違いなしです。

花見酒におすすめの「いいちこ」商品は?

「いいちこ」にはさまざまなシリーズがありますが、その中でも花見に持って行きやすいおすすめの商品をまとめました。

花見酒におすすめの商品①|「いいちこ」パック

スーパーやコンビニでもおなじみの「いいちこ」パックシリーズ。900mlと1,800mlの商品がありますが、持ち運びしやすい900mlサイズは花見に特におすすめです。瓶よりも軽く、飲み終わった後の処理も簡単。大人数での花見のお供にぜひどうぞ。

いいちこパック25度900ml

いいちこパック25度

900ml

「いいちこ」の顔とも言える代表的な商品。青リンゴや南国系のフルーツのような香りが楽しめます。どんな飲み方でも飽きが来ない、すっきりとした飲み心地。緑のキャップが目印です。
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いいちこパック20度

900ml

白い花のような香りと、まろやかな果実の風味が特長の20度。やさしいうまみが味わえます。オンザロック、ソーダ割り、お茶割りは特におすすめ。黄色のキャップが目印です。
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花見酒におすすめの商品②|「いいちこ」カップ

キャップ付きのプラカップに入った、飲みきりサイズの「いいちこカップ」も花見にはぴったりです。片手にさっと携えて、気軽に花見酒を楽しむことができます。アルコール度数は25度、20度、12度の3種類。お好みでお選びください。

いいちこカップ25度200ml

いいちこカップ25度

200ml

ベストセラー商品「いいちこ25度」のミニサイズ。厳選した大麦・大麦麹と、清く澄んだ良質な水だけで醸しました。オンザロックはもちろん、お好きな飲み物で割るのもおすすめ。
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いいちこカップ20度200ml

いいちこカップ20度

200ml

まろやかな口当たりとやさしい香りが楽しめる「いいちこ20度」のミニサイズ。専用のつくりによって生まれた、割ってもひろがる豊かな味わいが特長。
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いいちこカップ12度200ml

いいちこカップ12度

200ml

割らずにそのまま飲める、アルコール度数低めの12度。やわらかい口当たりとひろがる豊かな味わいを、ぜひストレートでお楽しみください。
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花見酒におすすめの商品③|「いいちこ下町のハイボール」シリーズ

プシュッと開ければ、プロが作ったハイボールを手軽に楽しめる「いいちこ下町のハイボール REGULAR BLEND」。かぼすスピリッツが爽やかに香ります。

いいちこ下町のハイボール REGULAR BLEND(アルコール度数6度)350ml

いいちこ下町のハイボール REGULAR BLEND(アルコール度数6度)

350ml

隠し味のかぼすスピリッツが効いたハイボールらしい爽やかさと、キリッとしたのど越しのよさが特長。揚げ物のお供にぜひどうぞ!
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花見酒におすすめの「いいちこ」の飲み方

最後に、花見の席でぜひ試していただきたい「いいちこ」の飲み方をご提案します。

花見で「いいちこ」を楽しむために、あると便利なアイテムはこちら。

花見で「いいちこ」を楽しむのにあると便利なアイテム

コンビニのロックアイスや使い捨てのコップ、水や炭酸水などのお好きな飲み物を用意しておくと、「いいちこ」の楽しみがグッと広がります。水筒に入れたお湯を持参すれば、好きなタイミングでお湯割りにも。そのほか割り箸などがあれば、マドラー代わりに使えて便利です。

花見酒におすすめの飲み方①|お湯割り

花見酒「いいちこ」お湯割り

肌寒いときにあるとうれしい「お湯割り」。「いいちこ」より先にお湯を注ぐことで、かき混ぜなくても自然に混ざり、まろやかな味わいに。

〈おすすめの割合〉
焼酎2:お湯3(または焼酎1:お湯1)
※「いいちこ25度」を使った場合

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花見酒におすすめの飲み方②|炭酸割り

花見酒「いいちこ」炭酸割り

揚げ物やこってり味の食べ物に合わせたい爽やかな「炭酸割り」。コップにできるだけ大きな氷を入れ、「いいちこ」を入れた後、炭酸水を静かに注ぐのがおいしく作るポイントです。

〈おすすめの割合〉
焼酎1:炭酸水3
※「いいちこ25度」を使った場合

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花見酒におすすめの飲み方③|水割り

花見酒「いいちこ」水割り

どんな食べ物の味も引き立ててくれるすっきりとした「水割り」。作るときは「いいちこ」を先に入れると、その後に注ぐ水が自然に下へと沈んでいき、混ざりやすくなります。

〈おすすめの割合〉
焼酎1:水1
※「いいちこ25度」を使った場合

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花見酒におすすめの飲み方④|ホット桜割り

花見酒「いいちこ」ホット桜割り

桜の季節の訪れをドリンクで味わうことができる「ホット桜割り」。ピンク色の桜シロップと、ふわふわと浮かぶ花びらに癒されます。

〈材料〉
・桜シロップ(市販)…ティースプーン1杯
・いいちこ25度…適量
・お湯…適量

〈作り方〉
① 桜シロップをコップに入れる
② お湯3に「いいちこ25度」2の割合で加える
③ 軽く混ぜたらできあがり

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花見酒におすすめの飲み方⑤|ガリサワー

花見酒「いいちこ」ガリサワー

ピンクのガリが桜の花びらを思わせる「ガリサワー」も、花見にぴったりの一杯です。爽やかな生姜の風味が心地よく、食欲もますますアップします。

〈材料〉
ガリ…箸で1~2つまみ程度
いいちこ25度…適量
炭酸水…適量
氷…適量

〈作り方〉
① コップに氷をたっぷり入れ、ガリを漬け汁ごと適量入れる
② 「いいちこ25度」1、炭酸水3の割合で注ぎ、マドラーや割り箸で混ぜる
③ 上からもガリをのせたらできあがり

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花見酒におすすめの飲み方⑥|お茶割り

花見酒「いいちこ」お茶割り

すっきりとした飲み心地で、食事にもよく合う「お茶割り」。コップを氷で満たしたら、先に「いいちこ」を入れ、市販のペットボトル入りのお茶を注ぐだけで完成です。

〈おすすめの割合〉
焼酎1:緑茶3
※「いいちこ25度」を使った場合

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花見酒におすすめの飲み方⑦|アイスコーヒー割り

花見酒「いいちこ」アイスコーヒー割り

スイーツに合わせて飲みたい、ほろ苦い「アイスコーヒー割り」。コンビニで買ったアイスコーヒーに「いいちこ」を注げば、あっという間にできあがり。

〈おすすめの割合〉
焼酎1:アイスコーヒー3
※「いいちこ25度」を使った場合

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焼酎が一本あれば、花見の満足度が上がること間違いなし! 今年の花見酒にはぜひ焼酎を選んでみませんか?

【参考文献&URL】
農林水産省/お花見の歴史とお花見弁当
世界文化遺産 京都 醍醐寺/年中行事
国立国会図書館/花見をめぐる風俗
・白幡洋三郎/著『花見と桜〈日本的なるもの〉再考』八坂書房
・小泉武夫/著『日本酒の世界』講談社学術文庫
・和歌森太郎/著『酒が語る日本史』河出文庫

※記事の情報は2024年2月9日時点のものです。