“音楽界のグルメ番長”の異名をもつホフディランの小宮山雄飛さんがイラストレーターの黒木ユタカさんを相棒に、浅草の老舗洋食店「ヨシカミ」さんへ! 童心にかえって楽しめる“大人のお子様ランチ”とともに、洋食飲みを堪能します。

▼連載一覧 
・14軒目:酒場 かね将 地下一階(東京・五反田) 
・13軒目:どん底(東京・新宿三丁目) 
・12軒目:祐定(東京・幡ヶ谷) 
・11軒目:うな達(東京・池袋) 
・10軒目:日の基(東京・有楽町) 
・9軒目:スズコウ(東京・蒲田) 
・8軒目:ホルモン千葉 渋谷店(東京・渋谷) 
・7軒目:モモタイ(東京・新宿) 
・6軒目:やきとん まるわ(東京・御徒町) 
・5軒目:みさわ(東京・神泉) 
・4軒目:ネパール民族料理 アーガン(東京・新大久保) 
・3軒目:吉池食堂(東京・御徒町) 
・2軒目:新珍味(東京・池袋) 
・1軒目:日本橋お多幸本店(東京・日本橋)

小宮山さんが訪れたのは、東京・浅草の「ヨシカミ」さん 

最近、僕の中で流行っているのが、洋食飲み。 

街の洋食屋さんで、洋食のおかずをツマミにして飲むんです。ハンバーグにエビフライ、コロッケにオムレツ、子供の頃から大好物だったおかずをアテにして飲む、考えるだけでもワクワクしません? 

時にはスパゲティーやチキンライスなどの炭水化物までツマミにしちゃう。なんでこの洋食飲みがそんなにワクワクするか、よく考えてみてください。 

これ、食事全体を通して、実は「お子様ランチ」を食べているのと一緒なのです! そりゃー、大人になっても日本人のDNAが騒ぐわけです。 

そんなわけで、本日は東京で洋食と言えばここ、「うますぎて申訳ないス!」で有名な洋食ヨシカミ。 

とにかくメニューが豊富なので、童心にかえってみんな自分の好きなものをどんどん頼めばいい。昔ながらの王道の洋食は、何を頼んでも安定の味です。 

さらに嬉しいのは、一般的な洋食屋さんってお酒の種類が意外と少ないのですが、ヨシカミはお酒もしっかり取り揃えてくれている。 

我らが「いいちこ」は、珍しい小瓶の「いいちこ深薫」200ml。 

ダンディなおじさまが一人でやってきて、「いいちこ深薫」の小瓶で自分でソーダ割り…なんて、実に浅草らしい粋な飲み方じゃないですか。すっきりして飲みやすい「いいちこ」は、オムレツやカニコロッケからカレーライス、何を頼んでもしっかり合うんです。 

酒場の楽しさを知り尽くした、大人の「いいちこ」ラバーにこそ、童心にかえった洋食飲み、オススメです。 

(文・小宮山雄飛)

小宮山さん⑮ヨシカミp1
小宮山さん⑮ヨシカミp2
小宮山さん⑮ヨシカミp3
小宮山さん⑮ヨシカミp4

(マンガ:黒木ユタカ) 

今回訪問したお店はこちら

ヨシカミ 
住所:東京都台東区浅草1-41-4 
電話番号:03-3841-1802 
定休日:木曜日 
営業時間:AM 11:30~PM9:30(ラストオーダーPM 9:00) 
代表的なメニュー:ビーフシチュー / オムライス / カツサンド など 


小宮山雄飛さん

小宮山雄飛 
1973年原宿生まれ原宿育ち。ホフディランのVo&Key。音楽界のグルメ番長の異名を持つ。渋谷区の観光大使と“美味しい渋谷区プロジェクト”のCEO(Chief Eat Officer:チーフイートオフィサー) も務める。

黒木ユタカさん

黒木 ユタカ 
1976年東京都調布市生まれ。イラストレーター・映像監督。 綿密な街の線画、和やかなイラストルポに定評があり、書籍や 雑誌、CDジャケットなど幅広く活躍。ミュージックデオの監督としてもアニメーション作品を多数発表。 著書に『新 酒場入門』(小宮山雄飛氏との共著)がある。 

※記事の情報は2025年10月31日時点のものです。