“音楽界のグルメ番長”の異名をもち、スパイス料理にも造詣の深いホフディランの小宮山雄飛さんがイラストレーターの黒木ユタカさんを相棒に、新大久保へ! 本格的なネパール料理と「いいちこ」という、意外で最高な組み合わせで「ネパール飲み」を楽しみます。

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・3軒目:吉池食堂(東京・御徒町)
・2軒目:新珍味(東京・池袋)
・1軒目:日本橋お多幸本店(東京・日本橋)

東京・新大久保の「ネパール民族料理 アーガン」へ!

アーガン①
アーガン②
アーガン③
アーガン④
アーガン⑤

<山手線で行ける、ネパール旅行>
これはグルメサイトに書いてある、このお店の公式キャッチコピー。
たしかにネパールの調度品が並ぶ店内は、ちょっとした海外旅行気分を味わえます。

僕がこちらに来ると絶対頼むのが、まずはパニプリ。
プーリーというピンポン球くらいの揚げたスナックに、パーニーという酸っぱいスープを自分で入れて食べるからパニプリ。
響きからして、なんとも可愛いでしょ?
なにはともあれ、パニプリを食べてネパール旅行の始まり始まり。

お酒はもちろん、「いいちこ」ボトル。
ネパールにいるのに、「いいちこ」を飲めるって最高でしょ。
ツマミはネパールの漬け物、アチャール。
スパイシーな味付けのアチャールと焼酎が、驚くほど合うのです!

さらにおすすめは、乾燥マトン料理。
通常のお肉とジャーキーの中間くらいの食感で、噛めば噛むほど味が出てくる。
ここが日本なら「肴は炙ったイカでいい🎵」と歌うとこですが、ここはネパールですから「肴は乾燥したマトンでいい🎵」ということになるのです。

しっかり飲んでツマんで、ここが日本なら締めはラーメンとでも行くところですが、しつこいようですがここはネパールですから、締めはネワリカザセットになりますよね、当然。
干し飯に数種のオカズがついた定食なのですが、干し飯もおかずも全体的に水分が少なめで、噛めば噛むほど系なので、これまためっちゃ酒のツマミになるんです。

あれこれ食べたけど、最後にもうちょっとだけなんかツマみたい気分に。
そんな時、僕は定食屋や居酒屋だとよく<目玉焼き>を頼むのですが、ここはネパールですから、当然違うものですよね。
そうです、皆さんご存知のエッグチャタマリです。
米粉のクレープに目玉焼きが乗っているという、もはやそれって日本のTKGと同じじゃないですか!
ネパール料理と焼酎の組み合わせと聞くと、不思議に思われるかもしれませんが、食事の構成が意外と日本食と通じる部分も多いので、実は何を食べてもばっちり合うんです。
「いいちこ」ネパール飲み、みなさんもぜひ体験してみてください。

今回訪問したお店はこちら

ネパール民族料理 アーガン
住所:東京都新宿区大久保2-32-3 リスボンビル4F
電話番号:03-6233-9610
定休日:なし
営業時間:11:00 – 23:30(L.O.23:00)
代表的なメニュー:ネワリボジセット / タカリデド&ライスセット / 蒸しモモ など
URL:http://aangan-tokyo.com

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小宮山雄飛さん

小宮山雄飛
1973年原宿生まれ原宿育ち。ホフディランのVo&Key。 音楽界のグルメ番長の異名を持つ。 渋谷区の観光大使と“美味しい渋谷区プロジェクト”のCEO(Chief Eat Officer:チーフイートオフィサー) も務める。

黒木ユタカさん

黒木ユタカ
1976年東京都調布市生まれ。イラストレーター・映像監督。 綿密な街の線画、和やかなイラストルポに定評があり、書籍や 雑誌、CDジャケットなど幅広く活躍。ミュージックビデオの 監督としてもアニメーション作品を多数発表。著書に『新 酒場入門』(小宮山雄飛氏との共著)がある。

※記事の情報は2024年12月24日時点のものです。