大分県出身のフードアドバイザー・神谷禎恵さんが、全国のみなさんにぜひ食べてほしい地元大分のお取り寄せグルメをレコメンド! 今回ご紹介するのは、噛めば噛むほど果実のおいしさがあふれ出す「ドリームファーマーズJAPAN」の干しぶどうと干しみかんです。 

口いっぱいに広がる果実ジュース! “感動必至のドライフルーツ”

フードアドバイザーの神谷禎恵(かみやよしえ)です。私が生まれ育った大分には、おいしいものがたくさんあります。ぜひ全国のみなさんに食べてもらいたい、そんなとっておきのグルメをご紹介いたします。

今回取り上げるのは、西日本でも有数のぶどうの産地、大分県宇佐市安心院(あじむ)町にある「ドリームファーマーズJAPAN」の干しぶどうと干しみかんです。このドライフルーツ、とにかく一度食べると忘れられない感動のおいしさなんです!

ドリームファーマーズJAPANのドライフルーツ

写真手前から、安心院干しぶどう「シャインマスカット」、安心院干しみかん「濃縮蜜柑」、安心院干しぶどう「種入り巨峰 青春編」

干しぶどうは、みなさんがよく目にする外国産の小さな干しぶどうとは違い、どれも大粒。原料のぶどうはもちろん安心院産で、青果として出荷されるものと同様に土づくりから丁寧に栽培されたものです。

干しぶどうにはいくつか種類があるのですが、今回ご紹介する「シャインマスカット」は贅沢にもあの高級ぶどうを使用したもの。噛みはじめると、ジワーッとシャインマスカットのほどよい酸味や爽やかな味わいが広がっていきます。

また「種入り巨峰 青春編」は特に大粒で、干しぶどうの概念が変わります。種があるのも特徴で、その自然な甘酸っぱさを「青春編」と銘打っています。「酸っぱい!」と思った味わいが、だんだん甘味に変化してくるのも楽しみです。

そして、私の一番のお気に入りの干しみかん「濃縮蜜柑」。これはまさに濃縮! 噛むほどに凝縮されたみかんジュースが口の中で広がるのです。大分県内で栽培された完熟みかんを使用し、ひとつずつ皮を剥いてふさを外して作っているそうです。

干しぶどうも干しみかんも、砂糖や保存料などは一切不使用。丁寧に乾燥させて水分だけを引き、旨みをぎゅっと凝縮させています。こうしてドライフルーツになっても果実そのものの味を存分に醸し出せるなんて、本当に驚きです。

YouTube登録者数1万人超え! 農村に新風を吹き込む「ドリームファーマーズJAPAN」

写真左から、ドリームファーマーズJAPAN代表の安部さん、宮田さん(写真提供/ドリームファーマーズJAPAN)

そんな国産ドライフルーツを生み出す「ドリームファーマーズJAPAN」は、安心院の地で農業を営む青年たちで立ち上げられた会社です。農業の担い手が不足する中で、農産物の加工や販売もできる組織を立ち上げようと代表の宮田宗武さんと安部元昭さんが仲間に呼びかけ、2012年に生まれました。

「農家のチカラで農村イノベーション」をキーワードに農家の情報発信基地「農村BASE」を作り、カフェなども運営しながら干しみかん入りのダックワーズなど新商品開発にも取り組んでいます。最近ではYouTube「ドリームファーマーズちゃんねる」も毎日配信。ぶどう農家の日々が見えると話題になり、チャンネル登録者数がなんと1万人を超えています。

実は、彼らとの初めての出会いは20数年前。安心院町が農村民泊「グリーンツーリズム」発祥の地としての取り組みをスタートした頃に出会いました。ただ、その頃は「ドリームファーマーズJAPAN」が立ち上がる前で、実際にこの商品に出会ったのは2015年に熊本で開催された大きな商談会の会場でした。偶然出くわして、この干しぶどうと干しみかんを試食したのですが、噛めば噛むほど深まる味わいが会場を去ってからも忘れられず、再び戻って彼らに感想を伝えたほど。それくらい印象的なおいしさだったのです。

今では首都圏の高級スーパーや百貨店などでも取り扱われ、国内外にファンをもつ「ドリームファーマーズJAPAN」のドライフルーツ。数年前に訪れたニューヨークの日本食材店で、棚に並ぶ「濃縮蜜柑」を発見した時の感激は忘れられません。これらを生み出した彼らの活躍を、同郷の一人として誇りに思ったものです。

「ドリームファーマーズJAPAN」のドライフルーツ×「いいちこ」

この干しぶどうと干しみかんは、シンプルな紅茶と合わせても香りの余韻を楽しむことができますが、今回はぜひ地元の焼酎「いいちこ」と合わせていただきたいと思ってご紹介します。

例えば「濃縮蜜柑」は、「いいちこシルエット」に浸してサングリア風に風味をつけていただくのも夏の飲み物としておしゃれです。かぼすなどの柑橘類を搾っていただいても香りが立ちます。

「シャインマスカット」は、「いいちこフラスコボトル」の澄んだ香りとコクのある味わいにぴったり。モッツアレラチーズやブッラータチーズなどと一緒につまみながらいただくのもおすすめです。

「種入り巨峰 青春編」は、「いいちこ25度」のお湯割りやロックのアテとしてはもちろん、焼酎で戻したものを白和えにしてもおいしいです。ぜひお試しください。

▼あわせて読みたい
「いいちこシルエット」は“爽やかな果実の香り”。世界的ソムリエが香りや味わいを解説!〈いいちこテイスティングノート③〉
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・「いいちこ25度」の味わいやおすすめの飲み方を世界的ソムリエが解説!〈いいちこテイスティングノート①〉

【お取り寄せ情報】

パッケージ画像

(写真左から)
・安心院干しぶどう「シャインマスカット(35g)」 1,296円
・安心院干しぶどう「種入り巨峰 青春編(35g)」 648円
・安心院干しみかん「濃縮蜜柑(35g)」 810円

販売元:株式会社ドリームファーマーズJAPAN
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今回ご紹介したドリームファーマーズJAPANの「安心院干しぶどう」と「安心院干しみかん」は、大分県宇佐市が特に優れた地域産品に対して与える「宇佐ブランド」にも認証されています。「宇佐ブランド認証品」については、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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大分グルメ案内人

大分グルメ案内人の神谷禎恵さん

神谷 禎恵(かみや よしえ)さん
大分県宇佐市出身。母が設立した「生活工房とうがらし」を、2015年に株式会社生活工房とうがらしとして継承し、食を軸として様々な活動を展開。趣味はおにぎりを握ること。食のブランディングや地域の食を伝える活動を行っている。Facebookページの『ごはん大好き』は世界に6万人のフォロワーを持つ。

※記事の情報は2021年8月31日時点のものです。