【ほっこり映画5選】話題作から隠れた名作まで！ 「いいちこ」片手に観たい、心に寄り添う映画

自宅での映画鑑賞のお供に「いいちこ」はいかが？ クセがなく、やさしい味わいの「いいちこ」は、映画に没頭する時間にもさりげなく寄り添います。この記事では、人気映画ライターのISOさんが、Netflixやアマプラ（Prime Video）で配信中の心温まる「ほっこり映画」をレコメンド。おすすめの「いいちこ」と一緒に、ぜひお楽しみください。

心にそっと光を灯す、珠玉のほっこり映画

こんにちは、映画ライターのISOです。

映画館のスクリーンで観る映画は最高ですが、自宅で気楽に観る映画というのもまた一興。でも生活や仕事の中で心を消耗した日、気晴らしに何か観ようと思ってもなかなか作品が決まらないのはあるあるですよね。そんなときにぜひ観てほしいのは、心に寄り添いじんわり癒してくれる「ほっこり映画」セレクション。温かく明快な物語は、お酒片手に観るとよりいっそう胸に染み渡ります。

実家が「いいちこ」を常備する家庭だったので、僕が「下町のナポレオン」という言葉を覚えたのは小学生の頃でした。やさしい味わいで飲みやすく、種類も豊富で飲み方を選ばない「いいちこ」は、ほっこり映画と相性抜群。

疲れている人も、そしてもちろん元気な人も。やさしい味わいの「いいちこ」と、心を温めてくれるほっこり映画で、心身まるごと癒してみませんか？

おすすめほっこり映画①｜「夜明けのすべて」（Netflix）

監督：三宅唱
出演：松村北斗、上白石萌音、光石研、りょう ほか
2024年／日本／119分

苦しみは分かち合えなくとも、助け合うことはできる

【あらすじ】
藤沢（上白石萌音）の悩みごとは月に一度、PMS〈月経前症候群〉でイライラが抑えられなくなること。それが原因で会社員を辞めた藤沢ですが、今は栗田科学という会社の理解のある社長のもとで、症状と付き合いながら日々の業務に勤しんでいました。ところがある日、転職してきたばかりの同僚・山添（松村北斗）の態度に藤沢の怒りが爆発。やる気のなさを指摘された山添ですが、それもそのはず。山添は突如発症したパニック障害のため、挫折の末にやむを得ず栗田科学にやってきたのです。

初めはギクシャクしていた2人ですが、互いの苦悩に触れ合ったことで助け合える仲間としての絆が芽生えていきます。やがて山添は藤沢や同僚たちと働く中で、退屈に感じていた栗田科学の仕事にやりがいを覚え始め…。

【おすすめポイント】
本屋大賞受賞歴を持つ人気作家・瀬尾まいこの同名小説を、国内外で絶賛された『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が巧みなアレンジを加えて映画化。異なる苦悩を抱えた2人が歩み寄り、助け合う姿を、フィルム撮影の柔らかな映像で映し出す格別な人間ドラマです。

上白石萌音と松村北斗が自然な温度感で演じた、恋愛関係には発展しない男女の関係性が極上！　栗田科学という2人を否定しない場所で、助け合える存在により少しずつ変化していく心の在り方。それを表現する光や季節の移ろい、表情や動作など、すべてが鮮やか。陽だまりのような余韻が残るラストも堪りません。

やさしさに満ちたこの物語には、まろやかな味わいと低めのアルコール度数でやさしく酔える「いいちこ20度」のお湯割りがぴったり。ストーリーの温かさにお湯割りのぬくもりが交われば、心も体もじんわりと癒されること間違いなしです。

▼あわせて読みたい ・「いいちこ20度」ファンが増加中！ その魅力を解説します ・【焼酎のお湯割り】おいしい作り方と理想の温度

おすすめほっこり映画②｜「ロロ・アンド・ザ・キッド」（Netflix）

監督：ベネディクト・ミケ
出演：ユーワン・ミカエル、ジョエル・トレ、フアン・カルロス・ラバ ほか
2024年／フィリピン／97分

何があろうと、僕らは「ずっと相棒」

【あらすじ】
路上暮らしの老人・ロロ（ジョエル・トレ）は、捨て子のキッド（ユーワン・ミカエル）を引き取り、孫のように育てていました。ある時、ロロは子どもに恵まれず養子を希望する裕福な夫婦にキッドを託します。すべては孫の輝かしい将来のため…と思いきやキッドは夫婦宅から金目の物を盗んで家を脱走し、外で待つロロと合流。なんと彼らは養子詐欺で生計を立てていたのです。

ひと仕事を終えた後には一緒に遊園地で遊んだり、カラオケに行ったり、「ずっと相棒」という言葉を胸に固い絆で結ばれた2人。ですがいつものように詐欺で稼ごうとしたところ、予想外のトラブルが発生。ロロはキッドとの関係を揺るがす大きな選択を迫られるのでした。

【おすすめポイント】
アウトローな生き方しかできない老人と子どもの揺るがぬ友情が胸を打つ、フィリピン発の人情ドラマです。人の善意につけ込む犯罪者ではあるものの、人間味と愛嬌のある2人のキャラクターが堪らなく魅力的。キッドを演じた11歳の子役ユーワン・ミカエルの巧みな演技に思わず心を奪われてしまいます。王道的でシンプルな物語は安心感がありつつも、終盤の展開は想像を大きく超えてエモーショナル。あらかじめハンカチを用意した方がいいかもしれません。

王道のよさが詰まった本作に合わせたいのは、期待を裏切らない味わいが楽しめる「いいちこ」のスタンダード「いいちこ25度」！　涙を誘う怒涛の展開で身体の水分を持っていかれてしまわぬよう、水割りで飲むのがおすすめです。

▼あわせて読みたい ・「いいちこ25度」ってどんな焼酎？ おいしい飲み方やカロリーも紹介します ・【焼酎の水割り】おすすめの割合とおいしい作り方

おすすめほっこり映画③｜「セイント・フランシス」（Prime Video）

監督：アレックス・トンプソン
出演：ケリー・オサリヴァン、ラモーナ・エディス・ウィリアムズ、チャーリン・アルヴァレス ほか
2019年／アメリカ／101分

人生をやさしく祝福するひと夏のできごと

【あらすじ】
レストランの給仕係として働くブリジット（ケリー・オサリヴァン）は、結婚や出産する周囲から置いていかれたような気持ちを覚える34歳。うだつの上がらない毎日に鬱屈としていた彼女は、生活費を稼ぐため夏限定で少女フランシス（ラモーナ・エディス・ウィリアムズ）の子守りの仕事を始めることに。慣れない子どもを相手に最初は手こずっていたブリジットですが、彼女の一生懸命な姿は少しずつフランシスの心を開いていきます。そんなある時、ブリジットの身体に思わぬ変化が訪れ、彼女の心をさらにかき乱すことに。ですがフランシスやその両親であるレズビアンカップルとの交流が、ブリジットの生きる道を徐々に照らしていくのでした。

【おすすめポイント】
大人と子どものまばゆい出会いを描いた本作は、数々の名作を輩出してきたサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でも、観客賞と審査員特別賞を受賞。ついつい他人と比べてしまい、自分や人生に自信が持てないすべての人に向けられたエールのような作品です。ユーモアを交えつつ、女性の身体や心にまつわる出来事を等身大、かつ誠実に紡いでいきます。主演も務めるケリー・オサリヴァンが実体験をベースに脚本を手掛けたというのだから驚き。女性たちの絆に元気を貰えること間違いなしの名篇です。

親しみやすくも気持ちを前向きにしてくれる本作を観ながら飲みたいのは、軽やかながらうまみのある「いい茶こ」で決まり。まろやかな口当たりはストーリーにスッと寄り添い、すっきりとした後味は気持ちを新たに前を向く後押しをしてくれそうです。

【シンプルいい茶この作り方】
① 氷を満たしたグラスに、「いいちこ」と緑茶を1：3の割合で注ぎ、軽く混ぜ合わせたら完成です。

▼あわせて読みたい ・【いい茶こ】緑茶ハイを「いいちこ」で作るとおいしい！ 楽しい！ ヘルシー！ ・【お茶割り】麦焼酎「いいちこ」を使った“究極のお茶割り”の作り方

おすすめほっこり映画④｜「メタモルフォーゼの縁側」（Prime Video）

監督： 狩山俊輔
出演： 芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平（なにわ男子）、古川琴音、生田智子 ほか
2022年／日本／118分

58歳差の趣味友達ができました

【あらすじ】
17歳の女子高生・うらら（芦田愛菜）の誰にも言えない密かな趣味。それはBL漫画を読み耽ること。そんなある日、うららのアルバイト先である書店に75歳の老婦人・雪（宮本信子）がやってきます。雪は偶然目に入った美しい表紙に惹かれ、何も知らずにBL漫画を購入。初めてのドキドキやワクワクに満ちた男子たちの恋物語は、夫に先立たれ孤独だった彼女の日常を彩り始めます。

やがて雪が書店に通ううちに、同じ趣味を持つうららと意気投合！　語り合える存在ができたことで、互いのBL愛が堰を切ったように溢れ出します。それから定期的に雪の家の縁側でBL漫画の素晴らしさを語り合うようになった2人は、年齢差をものともしない友情を育んでいき…。

【おすすめポイント】
鶴谷香央理の人気漫画『メタモルフォーゼの縁側』を映画化した珠玉の友情物語。熱中できる何かがあること、そしてそれを共有できる人がいることの喜びを縁側で噛み締める2人の対等な関係性は眺めているだけでほっこり。自分に自信が持てず一歩踏み出せないうららが、雪との出会いでメタモルフォーゼ（変身）していく姿はついつい応援したくなります。うららと雪を演じた芦田愛菜と宮本信子の自然体な演技は流石のひと言。

人々のささやかで幸福な営みが愛おしいこの物語には、爽やかさの中に甘さを秘めた「いいちこシルエット」が相性抜群。二人の青春を象徴するかのようなシュワッとはじける炭酸割りで飲めば、ストーリーとも相まって心がすっきりすること間違いなしです。

▼あわせて読みたい ・「いいちこシルエット」は“爽やかな果実の香り”。世界的ソムリエが香りや味わいを解説！〈いいちこテイスティングノート③〉 ・【焼酎ハイボール】作り方のコツと絶品レシピ7連発

おすすめほっこり映画⑤｜「生きる LIVING」（Prime Video）

監督：オリヴァー・ハーマナス 
出演：ビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープ、トム・バーク ほか
2022年／イギリス／103分

いつからだって、人生は輝き始める

【あらすじ】
1953年のロンドン。役所の市民課課長として味気ない毎日を繰り返していたウィリアムズ（ビル・ナイ）はある日、医者から病で余命半年であることを宣告されます。ウィリアムズは仕事を放棄し、残りの人生を豊かなものにしようと海辺のリゾートを訪れるも、なかなか思うように楽しむことはできません。

そんなとき、彼はかつて部下だったマーガレット（エイミー・ルー・ウッド）と再会します。目標に向け、毎日を精一杯生きる彼女の生き方に感化されたウィリアムズは、これまでの空虚な日々に別れを告げ、真剣に生きることを決意。役所に戻り、後回しにしていたある仕事に取り掛かります。そんな彼の姿は、やがてまわりの人々の心も動かし始めるのでした。

【おすすめポイント】
黒澤明監督の傑作『生きる』が、カズオ・イシグロ脚本でイギリス流に生まれ変わりました。残された時間を懸命に生きると決めた男の最後の「生」の灯火が、彼の周囲だけでなく観ているこちら側にも生きる気力を与えてくれます。ウィリアムズとやさしい人々の交流にほっこりしつつ、観終わった後は背筋がピンと伸びること確実。黒澤版から普遍的な物語や構成は踏襲しつつ、より洒脱（しゃだつ）で柔らかな仕上がり。若い世代に焦点を当てている点にカズオ・イシグロならではのメッセージを感じます。

人生の深みを教えてくれるこの映画のお供には、格調高く奥行きある香りと味わいが特長の「いいちこスペシャル」が最適。焼酎本来の深いうまさをキリッと引き立てるロックで一杯…至福の時間の完成です。

【「いいちこスペシャル」とは？】

▼あわせて読みたい ・「いいちこスペシャル」誕生物語｜秘められた大麦のポテンシャルを樽に詰めて ・「いいちこスペシャル」のおすすめの飲み方は？ 合うおつまみやボトルの秘密も公開！ ・【焼酎のロック】本当においしい作り方とは？ 度数による味の違いも解説！

---

笑えるほっこりから泣けるほっこり、勇気が湧いてくるほっこりまで、いろんな「ほっこり映画」をご紹介しましたが、共通するのは魅力溢れる登場人物とやさしい空気感。

「いいちこ」で心をほどいて鑑賞すれば、いっそうグッとくること間違いなし。ぜひ心と身体のご褒美に、「いいちこ」＆ほっこり映画をお試しあれ！

※記事の情報は2024年9月24日時点のものです。