お取り寄せしてでも食べたい大分グルメを、大分県出身のフードアドバイザー・神谷禎恵(かみやよしえ)さんがレコメンド。今回ご紹介するのは、鶏の濃い旨味と芳ばしさがたまらない「冠地どり 岩塩焼き」。鶏肉を愛する大分県民の手によって育まれたブランド地鶏のおいしさとは?

鶏肉大好き!大分県で生まれた「冠地どり 岩塩焼き」

冠地どり 岩塩焼き

大分県民の食卓によく登場する食材といえば“鶏肉”! 一世帯あたりの鶏肉年間消費量は全国でもトップクラスです。その鶏肉好きゆえに、大分県には「宇佐からあげ」や「中津からあげ」、「とり天」など鶏肉を使ったご当地グルメもたくさんあります。

今回ご紹介するお取り寄せグルメは、そんな鶏肉王国・大分で生まれたブランド地鶏が手軽に楽しめる逸品。株式会社学食が販売する「冠地どり 岩塩焼き」です。

旨味が濃い! 烏骨鶏の特長を受け継ぐ「おおいた冠地どり」

「おおいた冠地どり」は大分県畜産試験場が4年もの歳月をかけて誕生させた地鶏で、国内初となる烏骨鶏を交配したものです。とさか、あごひげなどが烏骨鶏の特長を受け継いでいるので「冠地どり(かんむりじどり)」と名付けられたそうです。

「冠地どり」は鶏肉の旨味成分であるイノシン酸含有量が高く、肉質もほどよく柔らかく噛みごたえもあって、おいしさは格別です。そのうえ「家庭で味わう、こだわりの地どり」をテーマに掲げるだけあって、地鶏にしては良心的な価格も嬉しいところ。旨い・安い・柔らかいの三拍子が揃っている鶏肉として県内を中心に流通しています。

私が初めてこの「冠地どり」に触れ、加工されたムネ肉、モモ肉を見た時、あまりの美しさに惚れ惚れした記憶があります。その姿から間違いなくおいしいだろうと想像していましたが、実際に口にしたときに広がった濃厚な旨味に思わず唸ってしまったほどです。

▼あわせて読みたい
社員激オシのおつまみはコレ②「おおいた冠地どり(かんむりじどり)」で作る鶏ハムと鶏皮ポン酢

大分で発展していった鶏食文化

冒頭でも触れたように、からあげやとり天といった鶏肉料理は大分県民の食卓によくのぼる郷土の味です。昭和の初め頃、県北地域にはたくさんの養鶏場があり、こうした養鶏業を背景に鶏肉をおいしくいただく食文化が発展していきました。

宇佐や中津あたりを中心にした「からあげ」は、街のあちこちにある専門店に出向いて揚げたてを買って帰る文化も独特ですし、おまけにモモ肉やムネ肉だけでなく、手羽先や砂肝などさまざまな部位のからあげに出会えます。「とり天」は衣をつけて天ぷら状にした鶏肉を酢醤油でいただく料理ですが、たいていは大盛り。その量を見れば、大分県民の鶏肉購入量が多いのにも納得するはずです。

▼あわせて読みたい
社員激オシのおつまみはコレ①〈宇佐からあげ〉
銀座名店総料理長に聞いた! おつまみにもおいしい大分名物「とり天」の絶品レシピ

チリ産岩塩で引き出した「冠地どり」の旨味と芳ばしさが後を引く

冠地どりを直火で焼いているところ

学食さんの「冠地どり 岩塩焼き」は、そうした鶏食文化を背景に大分県がこだわってつくり上げた地鶏「冠地どり」をより多くの方に手軽に味わってもらうために誕生したものだと聞きました。

「冠地どり」にチリ産岩塩で味をつけ直火で一気に焼き上げたというだけあって、しっかり効いた塩味が鶏の旨さを最大限に引き出し、スモーキーな香りもとてもいいアクセントに。噛むほどに鶏の旨味、味わいが存分に楽しめ、一度食べるとクセになります。

「冠地どり 岩塩焼き」×「いいちこスーパー」ハイボール

「いいちこ」と「冠地どり 岩塩焼き」

「冠地どり 岩塩焼き」を味わうなら、一緒に「いいちこスーパー」のハイボールはいかがでしょうか? ブレンドされた樽貯蔵原酒由来のふくよかで芳ばしい香りがスモーキーな岩塩焼きによく合い、炭酸の爽やかな喉ごしも食欲を増進させてくれます。岩塩焼きとハイボールの組み合わせにきっと至福を感じることでしょう。ぜひ、じっくり味わってみてください。

▼あわせて読みたい
「いいちこスーパー」は“リッチなドライフルーツの香り”。世界的ソムリエが香りや味わいを解説!〈いいちこテイスティングノート④〉

【お取り寄せ情報】

商品パッケージ

・冠地どり 岩塩焼き 170g×2袋 2,160円(税込・送料別)

販売元:株式会社学食
▶お取り寄せはこちらから


大分グルメ案内人

大分グルメ案内人の神谷禎恵さん

神谷 禎恵(かみや よしえ)さん
大分県宇佐市出身。母が設立した「生活工房とうがらし」を、2015年に株式会社生活工房とうがらしとして継承し、食を軸として様々な活動を展開。趣味はおにぎりを握ること。食のブランディングや地域の食を伝える活動を行っている。Facebookページの『ごはん大好き』は世界に6万人のフォロワーを持つ。

※記事の情報は2022年5月27日時点のものです。