大分県出身のフードアドバイザー・神谷禎恵(かみやよしえ)さんが、全国のみなさんにぜひ食べてほしい地元大分のお取り寄せグルメをレコメンド! 今回は大分県竹田市荻(おぎ)町から「めぐみ会のトマトケチャップ」をご紹介。TV番組をはじめ各種メディアでも多数取り上げられ、全国にファンをもつその特別なおいしさとは?

真っ赤なトマトの旨みを凝縮! どっしり濃厚トマトケチャップ

オムレツにケチャップ

真っ赤に熟したトマトって、誰しも心惹かれるものですよね。夏に冷やした完熟トマトをかじった記憶や、中からジュワーと溢れて出てくるトマトの果汁に慌てた思い出など、皆さんにもあるのではないかと思います。

今回ご紹介するのはそんなトマトが主役の調味料。大分県南西部の竹田市荻町にある、有限会社エム・ナインが販売する「めぐみ会のトマトケチャップ」です。このケチャップ、荻町でトマトを栽培している農家の方々が自ら手作りしているものなんです。

瓶の蓋を開けた瞬間から、しっかりとした粘度でその濃さがわかります。一般に市販されているさらりとしたものに比べるとどっしりとしていて、トマトをしっかり煮詰めて丁寧に作られていることがすぐにわかります。

味わいも完熟トマトの旨みが凝縮された濃厚さ。そこにほどよくスパイスやニンニクの香りが効いていて、もはやトマトソースのような味わい。けれど、トマト本来の甘さと旨みを生かした穏やかな味付けなので、あらゆる料理に合うのです。

荻町名産の完熟トマトを使い、10年かけて完成させた味

完熟トマト

荻町は水と空気と肥沃な大地に恵まれた高原地で、トマトは町の特産品。トマトは完熟にすると、過熟で出荷できないものや熟れすぎて割れてしまうものなども出てきます。そんなトマトになんとかして付加価値をつけたいと考えたトマト生産者たちが、トマトケチャップを作り出したのが始まりと聞いています。

トマト加工現場

試行錯誤しながら作り続け、10年もの歳月をかけてたどり着き完成したのがこのトマトケチャップなのです。

実は、私は過去に「トマト天国inおぎ」というお祭りで荻町にお邪魔し、トマト農家の方々に直接お話を聞いたことがありました。その頃はまだこのトマトケチャップも開発途中の段階でしたが、トマトにかける想いをうかがい、そんなトマトで作ったというケチャップを買って帰り、そのおいしさに感動したことを覚えています。農家の方々の言葉にも、もっとトマトのことを知って食べてもらいたい、そんな想いが溢れていました。

トマトケチャップを味わう料理に「いいちこスぺシャル」のハイボールを

真っ赤な色合いが食欲をそそる「めぐみ会のトマトケチャップ」は、オムレツやオムライスにはうってつけ。ぽってりとスプーンですくって乗せてみてください。卵だけではなく、ケチャップそのものを味わう一品になると思います。完熟トマトにはリコピンやビタミンCなど体に嬉しい栄養素もぎゅっと詰まっているので、私たちの食卓に欠かせないものになるでしょう。

エビチリといいちこスペシャルハイボール

「いいちこ」に合わせるなら、エビチリや酢豚などの中華料理の味付けにたっぷり使ってみてください。特に「いいちこスペシャル」のハイボールと合わせると、口いっぱいに広がったトマトの旨みを、炭酸で弾ける樽の香りと深みのある味わいが引き立て、次のひと口が進むはずです。もっとシンプルに、ウインナーやフライドポテトにこのスパイシーなケチャップを付けるだけでも最高のおつまみになります。ぜひお試しください。

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【お取り寄せ情報】

商品カット

・「めぐみ会のトマトケチャップ」385g入り 777円(税込・送料別 ※令和4年1月から金額改正の予定)

販売元:有限会社 エム・ナイン
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大分グルメ案内人

神谷さんポートレート

神谷 禎恵(かみや よしえ)さん
大分県宇佐市出身。母が設立した「生活工房とうがらし」を、2015年に株式会社生活工房とうがらしとして継承し、食を軸として様々な活動を展開。趣味はおにぎりを握ること。食のブランディングや地域の食を伝える活動を行っている。Facebookページの『ごはん大好き』は世界に6万人のフォロワーを持つ。

※記事の情報は2021年11月26日時点のものです。