そのままでもおいしい焼酎のお湯割り、今晩は香ばしい「ひれ酒」にして一献いかがでしょうか? ひれ酒というと日本酒で作るイメージがありますが、もちろん焼酎でも楽しめます。炙ったひれの香味が溶け出した焼酎のお湯割りは、思わずため息が出るほどのおいしさ! ぜひお試しください。

今夜は焼酎で「ひれ酒」を作ってみませんか

ひれ酒イラスト

「ひれ酒」とは炙った魚のひれを温めた酒に浸し、ひれの香ばしさや旨味を移して味わうオツな飲み方です。トラフグのひれを使うのが一般的ですが、中にはタイのひれやエイひれ、フカひれを使ったひれ酒もあります。

“魚のひれを酒に浸す”という海外では珍しい日本独自の楽しみ方が生まれたのは、昭和20年頃のこと。戦争が終結して間もない当時の日本は米不足に悩まされ、巷には質の低い酒が出回っていました。そんな中、とある漁師が焼いた魚のひれを熱燗に入れてみたところ、出汁が溶け出しておいしくなることを発見。「二級酒が特級酒になる」と、安酒をおいしく飲む知恵として広まっていったのです。

ひれ酒といえば温めた日本酒で作るイメージがありますが、もちろん焼酎のお湯割りに炙ったひれを浸してもいい出汁が出ます。燗をつけずともお湯で割るだけでホットで飲める手軽さは、焼酎ならではの魅力です。ぜひ、今夜は焼酎のお湯割りでひれ酒を楽しんでみませんか。

本格麦焼酎「いいちこ20度」を使った「ひれ酒」の作り方

ひれ酒焼酎の作り方

ここでは本格麦焼酎「いいちこ20度」を使った「ひれ酒」の作り方をご紹介します。うまみ原酒を贅沢に使った「いいちこ20度」は、同じくうまみのある魚介類と好相性。香ばしく炙ったひれの香味を上手に引き出してくれます。

焼酎を使った「ひれ酒」の作り方①

焼酎を使った「ひれ酒」の作り方①

フグひれ1~2枚を、トースターや網をのせたコンロできつね色になるまで香ばしく炙ります。

焼酎を使った「ひれ酒」の作り方②

焼酎を使った「ひれ酒」の作り方②

炙ったひれを耐熱性のグラスやカップに入れ、お湯(熱湯)、「いいちこ20度」の順に注ぎます。おすすめの割合は、お湯5:いいちこ5です。

焼酎を使った「ひれ酒」の作り方③

焼酎を使った「ひれ酒」の作り方③

小皿でフタをして、1~2分ほど蒸らして完成です。

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※記事の情報は2024年3月5日時点のものです。