今回ご紹介するのは、焼酎を冬の季語「みぞれ」に見立てたオツな飲み方。アルコール度数さえ気を付ければ、いつもの焼酎が自宅の冷凍庫で簡単にみぞれ酒風になります。スプーンですくいながら、シャリッと冷たい口溶けをお楽しみください。

「みぞれ酒」は20度の焼酎で手軽に楽しむのが吉!

みぞれ風景

本格的な冬の到来を告げる「みぞれ」。今回ご紹介するのは、そんな雨まじりの雪に見立てた焼酎のオツな飲み方です。

みぞれ酒は、一般的には日本酒の楽しみ方の1つとして知られています。これは“過冷却”という現象を利用したもので、冷凍庫でゆっくり時間をかけて日本酒の温度を下げると、グラスに注いだ途端にその衝撃がきっかけとなって、それまで液体だった日本酒がみるみる結晶化。ですが、この現象を起こすには慎重な扱いや温度管理が必要で、家庭の冷凍庫で行うには少々ハードルが高いのが難点です。

そこで、もっと手軽にみぞれ酒を楽しむ手立てとしておすすめしたいのが「アルコール度数20度の焼酎」を使う方法です。20度の焼酎を冷凍庫に入れて一晩置くだけで、完全には凍らないシャリシャリとしたシャーベット状に。ただし、アルコール度数が高ければ高いほど凍結温度は低くなるため、25度の焼酎だと家庭の冷凍庫では凍りません。20度の焼酎を使うことがポイントです。

のどをひんやりと滑り落ちるみぞれ状の焼酎は、暑い夏に味わってもおいしいですが、寒い冬に温かな料理と合わせて楽しむのもまた格別です。この冬、ぜひお試しください。

本格麦焼酎「いいちこ20度」を使った「みぞれ酒」の作り方

みぞれ酒の作り方

ここでは本格麦焼酎「いいちこ20」を使った「みぞれ酒」の作り方をご紹介します。うまみ原酒を多く使った味わい深さが特徴の「いいちこ20度」は、ストレートで味わう今回の飲み方にうってつけ。凍らせたものを口内の体温でゆっくり溶かすことで、「いいちこ20度」特有の白い花のような香りとまろやかな果実の風味がふわりと開いていきます。

ただし、度数が高いので飲みすぎにはご注意を。小さめの酒器に盛り付けて、スプーンですくいながら時間をかけてお楽しみください。

焼酎「みぞれ酒」の作り方①

みぞれ酒 作り方①

フリーザーバッグに「いいちこ20度」を適量注いで、ジッパーをきっちり閉め、-18℃~-20℃の冷凍庫で一晩凍らせます。

焼酎「みぞれ酒」の作り方

みぞれ酒 作り方②

冷凍庫から取り出してフリーザーバッグの上から軽くもみ、シャーベット状になった「いいちこ20度」を冷蔵庫で冷やしておいた小さめの酒器に盛り付けてできあがり。香りづけにレモンや柚子の皮を散らしても。

※シャーベット状に凍らせるために、「いいちこ25度」ではなく、必ず「いいちこ20度」をお使いください。
※冷凍庫内の設定温度が高めの場合、うまくシャーベット状に凍りません。必ず庫内の温度を-18℃~-20℃に設定してください。

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※記事の情報は2023年12月8日時点のものです。