舌に慣れ親しんだいつもの焼酎、今夜はちょっと趣向を変えて「カッパ割り」という飲み方はいかがですか? 「いいちこ25度」の水割りや炭酸割りに、カッパの好物「きゅうり」を入れるだけ。きゅうりの青く爽やかな香りが加わることで、メロンのような風味が楽しめます。

カッパの大好物を焼酎に入れて「カッパ割り」に

大好物のきゅうりを齧るカッパ(イラスト)

緑色の体に、頭には丸いお皿。水辺にひっそりと棲み、きゅうりが何よりの好物。今回ご紹介するのは、そんな日本生まれのユニークな妖怪の名が付いた「カッパ割り」という焼酎の飲み方です。

作り方は、焼酎の水割りや炭酸割りにきゅうりを入れるだけ。焼酎に野菜を入れるという発想は意外に思われるかもしれませんが、きゅうり特有の青々しい香りが加わることで、いつもの焼酎が清涼感のある味わいに。きゅうりの鮮やかな緑がグラスに映えて、目にも爽やかです。

カッパ割りの発祥は定かではありませんが、お隣りの国・韓国でも焼酎(ソジュ)にきゅうりを入れたり、欧米ではきゅうりを使ったテキーラやジンベースのカクテルが親しまれていたりと、世界を見渡しても「きゅうり+お酒」の組み合わせは人気のようです。

ところで、なぜカッパの大好物=きゅうりなのでしょうか? 一説によると、カッパはもともと水神様の仮の姿と考えられていて、夏頃に行われる水神祭ではその時期に収穫されるきゅうりが供えられていたことから、カッパときゅうりが連想づけられるようになったんだとか。

焼酎も豊かな水に育まれるお酒です。水の神様に感謝しつつ、カッパ割りを楽しんでみてはいかがでしょうか?

本格麦焼酎「いいちこ25度」を使った「カッパ割り」の作り方

「いいちこ25度」でカッパ割り

ここでは本格麦焼酎「いいちこ25度」を使った「カッパ割り」の作り方をご紹介します。青リンゴやパイナップルを思わせるフルーティーな香りをもつ「いいちこ25度」に、きゅうりの爽やかな風味が重なることで、まるでメロンのようなみずみずしく甘い香りが立ち現れます。「いいちこ」だからこそ楽しめる味わいを、ぜひお試しください。

焼酎「カッパ割り」の作り方①

グラスにロックアイスをたっぷり入れます。

グラスにロックアイスをたっぷり入れます。

焼酎「カッパ割り」の作り方②

「いいちこ25度」、よく冷えた水の順に注いで混ぜます。

「いいちこ25度」、よく冷えた水の順に注いで混ぜます。おすすめの割合は、いいちこ1:水1です(※炭酸割りで作る場合は、いいちこ1:炭酸水3がおすすめ)。

焼酎「カッパ割り」の作り方③

きゅうりの千切りを適量入れてできあがりです。

きゅうりの千切りやスライスを適量入れてできあがりです。

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〈参考文献〉
中村禎里/著『河童の日本史』筑摩書房

※記事の情報は2023年9月12日時点のものです。