人気上昇中のBean to Bar(ビーントゥバー)チョコレート専門店・カカオ研究所と「いいちこ」がスペシャルコラボを実現。カカオ研究所のチョコレートの魅力や、本格麦焼酎「いいちこ」と合わせることで広がる楽しみまで、カカオ研究所で広報・イベント企画・マーケティング担当を務める永光春菜さんに教えていただきました。記事末では、ペアリングセットが当たるInstagramキャンペーン情報もご紹介します。

カカオ研究所・永光春菜さん

教えてくれたのはこの方
永光春菜(ながみつはるな)さん
株式会社カカオ研究所 広報・イベント企画・マーケティング担当。学生時代にカカオ研究所のチョコレートに出会い、そのおいしさに衝撃を受け、2024年に入社。自身の感動や発見をもとに、ワークショップやイベントを通じてカカオ研究所の魅力を積極的に発信している。

カカオ豆の魅力を追究する、“カカオ研究所”とは? 

永光「カカオ研究所(通称:カカオ研)は2014年10月、九州初のBean to Barチョコレート専門店として福岡県飯塚市で創業し、2025年で12年目を迎えました。 

“Bean to Bar”とは、カカオ豆(Bean)の選定から焙煎、粉砕、板チョコレート(Bar)の成形までを一つの工房で一貫して行う製法のこと。今でこそ広く知られていますが、創業当時の日本ではまだ珍しく、カカオ研は最初期の数社のうちの1社でした」

福岡県飯塚市八木山にあるカカオ研究所
福岡県飯塚市八木山にあるカカオ研究所

永光「創業者夫妻はもともと、地元九州で菓子製造会社を営んでいました。2014年2月、訪れた東京で『珍しいチョコレート屋さんがある』という記事を見つけ、訪ねてみたそうです。雪の降る寒い日だったそうですが、そこで飲んだホットチョコレートの味わいに思わず『おいしい!』と声が出るほど感動したのだとか。 

そのホットチョコレートに使われていたのが、ベトナム産のカカオ豆でした。 

一瞬にしてその豆に惚れ込んだ夫妻は、その魅力をもっと知るために現地ベトナムへ。栽培や製造の方法を学ぶうちに『自分たちで理想のチョコレートを作りたい』という思いが強くなり、運命の出会いからわずか10か月後に “カカオ研究所”をオープンしました。 

つまり、最初からBean to Barチョコレートブランドを立ち上げることを目的にしていたのではなく、ベトナム産カカオ豆に惚れ込んだ結果、Bean to Barブランドを立ち上げたというわけです」

カカオ研究所では、産地によるカカオ豆の香りの違いを体験できる
カカオ研究所では、産地によるカカオ豆の香りの違いを体験できる

永光「私自身のお話をすると、実は以前までチョコレートはあまり得意ではありませんでした。ところが、家族でこのカカオ研を訪れたときに食べた『ベトナム80%』という板チョコレートのおいしさに衝撃を受けて。出会いから2か月後には入社していました(笑)。 

入社当時、カカオ研のアイスチョコレートはSNSを通じて人気がありましたが、せっかくいらしたお客さまが、それを食べるだけで終わってしまうのが悔しくて。創業者の想いやベトナム産カカオ豆のすばらしさをもっと知ってもらいたくて、製造工程の発信や板チョコの食べ比べイベント、チョコレートづくりの親子ワークショップなどを企画してきました。おかげさまでご好評をいただき、今では百貨店さまなどでの出張ワークショップや、その他イベント出店などもお声がけいただくようになりました」

こだわりが詰まったBean to Barチョコレート 

カカオ研究所の看板商品

永光「先述の通り、カカオ研のチョコレートの柱はベトナム産カカオ豆です。 

ベトナムでは必ず現地の農園を訪れ、豆が木になっているところから乾燥の様子まで、自分たちの目で確かめて仕入れています。現地に行っている場合は、その様子をリアルタイムでInstagramにアップしています。 

ベトナム産カカオ豆は、フルーティで果実感のある酸味が特長。『赤ワインのような味わい』と表現することもあります。ここ八木山にあるカカオ研では、それを浅煎りで焙煎しています。 

コーヒー豆と同じく、カカオ豆も深煎りにすると苦みが、浅煎りにすると酸味が引き立ちます。大きな窯で焼く場合、ムラを防ぐために長時間焙煎=深煎りになりがちですが、カカオ研では小ロット生産が可能なので、少量ずつ浅煎りできるんです」

自社工房でカカオ豆を焙煎しているところ
自社工房でカカオ豆を焙煎しているところ

永光「そうして丁寧に作り上げた、カカオ研のすべての商品の原点ともいえる板チョコレートが『ベトナム80%』です」 

ベトナム80%

永光「チョコレートの製造工程では、扱いやすくするために油脂を加えるのが一般的ですが、カカオ研では使用していません。『ベトナム80%』も、原材料はベトナム産カカオ豆80%とオーガニックシュガー20%のみ。余計なものは一切加えていないんです。 

高カカオチョコレートというと苦いイメージを持たれがちですが、この『ベトナム80%』はものすごくフルーティ。お客さまもその味わいに驚かれる方が多いですし、私自身も初めて食べたときには衝撃を受けました。 

一口食べていただければ、ベトナム産カカオ豆の果実味と酸味をストレートに感じていただけると思います。

それから、カカオ研の人気商品も少しご紹介します。 焼き菓子の一番人気は『クリスティーヌカカオフィナンシェ』です」

クリスティーヌカカオフィナンシェ

永光「上がキャラメル、下がフィナンシェの二重構造になっています。キャラメルにも、フィナンシェ生地にも、ローストしたカカオ豆を砕いたカカオニブを加えているので、焼き菓子でありながらカカオ感たっぷり。冷やして食べてもおいしいです」 

※カカオニブ:カカオ豆の胚乳部 

そして今、私がイチ押ししたいのが『カカオグラッセ』です」

カカオグラッセ

永光「焙煎したベトナム産カカオ豆を、和菓子である“甘納豆”の伝統技法で仕上げたもので、カカオ研でチョコレートの最終工程を担当している元和菓子職人が手がけています。ベトナム産カカオ豆とオーガニックシュガー、本店及び工房のある八木山高原の天然水だけで作る、カカオ研ならではの逸品です」 

カカオ研究所のチョコレートは、焼酎とも相性抜群 

永光「このように、カカオ豆の個性を大切にしたカカオ研のチョコレートは、組み合わせるものによってもさまざまな表情を見せてくれます。 

“チョコレートとのペアリング”というと洋酒を思い浮かべる方も多いと思いますが、カカオ研ではチョコレートの最終工程を担っているのが元和菓子職人ということもあり、和のお酒である焼酎ならではのうまみやコク、フルーティさとは相性がよいと感じています。 

私自身、もともと焼酎が好きでしたが、今回改めて『いいちこ』を飲んでみて、そのラインナップの豊富さとシリーズごとの味わいの違いにとても驚きました。 

本格麦焼酎『いいちこ』と同じく、素材と製造工程にこだわり、商品ごとの個性を際立たせたカカオ研のチョコレートとペアリングすることで、さまざまなおいしさ、未知の味わいに出会えると思います」 

カカオ研究所のチョコレート&「いいちこ」ペアリングBEST3 

永光「ここからは、私を含めたカカオ研のメンバーが実際に試し、みなさまにぜひおすすめしたいチョコレートと『いいちこ』とのペアリングをご紹介します」 

第1位|「カカオ棒」×「いいちこスーパー」

カカオ棒×いいちこスーパー

永光「『カカオ棒』は、ベトナム産カカオ豆80%のチョコレートを使った濃厚なテリーヌを、ナッツ入りのミルクチョコレートでコーティングしたお菓子です。 

ベトナム産カカオ豆のフルーティさが贅沢に味わえるこの一品に、『いいちこスーパー』の華やかな香りがぴたりと重なりました。香り高い両者が出会うことで、口の中にふわりと広がるような余韻が生まれ、思わず次の一口が欲しくなるような、心地よいマリアージュが楽しめます」

【「いいちこスーパー」とは】

いいちこスーパー

「いいちこスーパー」は、今までの焼酎イメージにはおさまらない本格焼酎。爽やかさを秘めた香りの原酒、深いうまみの原酒、そして長期熟成を経たスーパー原酒の3つのタイプの原酒を絶妙にブレンド。重厚で深い余韻が楽しめる、豊かなコクとまろやかな味わいの焼酎です。

第2位|「福岡有明のりミルク」×「いいちこ25度」 

福岡有明のりミルク

永光「香りと旨味が豊かな有明海産高級のりをミルクチョコレートにたっぷり加えた『福岡有明のりミルク』。口いっぱいに広がるのりの風味と少しの塩気。スイーツの概念を覆す一品です。 

もともと、『焼酎や日本酒によく合いますよ』とお客さまにもご案内していたのですが、王道の本格麦焼酎『いいちこ25度』とは特に相性がよいと感じました。個性と個性が口の中で出会い、お互いを引き立て合います」

【「いいちこ25度」とは】

いいちこ25度

1979年の発売以来、長らく愛され続ける本格麦焼酎のベストセラー。山麓の澄みきった空気の中、丁寧に選び抜かれた大麦と大麦麹、地下深くから汲みあげる清冽な水だけで醸されています。原料由来の香りやうまみをしっかり感じられつつ、軽快な飲み口が楽しめるのが特徴。フルーティで華やかな香りと、クセがなくすっきりした味わいで、どんなジャンルの料理とも相性よく楽しめます。

第3位|「ガトーショコラ」×「いいちこフラスコボトル」

ガトーショコラ×いいちこフラスコボトル

永光「小麦粉は一切入っておらず、使用チョコレートはベトナム産カカオマス100%。柔らかく濃厚な『ガトーショコラ』。 

芳醇で果実味のあるこのガトーショコラに、『いいちこフラスコボトル』の鼻に抜けるような繊細な香りが、きれいにマッチしました。生チョコレートのような余韻が残る口の中に、『いいちこフラスコボトル』を一口、また一口と飲み進めたくなります」 

※カカオマス:カカオ豆の胚乳部(カカオニブ)をすりつぶしたもの 

【「いいちこフラスコボトル」とは】

いいちこフラスコボトル

「いいちこフラスコボトル」は“きれいな酒”を追い求めてつくられた、「いいちこ」の頂点に立つ本格麦焼酎です。高精白、低温発酵。そして、大麦麹だけを使った全麹づくり。麹でつくる酒の、技のすべてを傾けました。ロックや水割り、寒い日はお湯割りで。澄んだ香りと麹の豊かなコク、深みをお楽しみください。


永光「今回、カカオ研のメンバーと共に、たくさんの商品を並べてわいわいとペアリングを試す時間がとても楽しかったです。上記でおすすめした組み合わせ以外にもマッチしたペアリングはいくつもあり、メンバーによって好みの違いもあったため、選考には時間がかかりました。 

みなさまもご家族やお友達と一緒に、もちろんひとり時間の楽しみ方としても、カカオ研のチョコレート×『いいちこ』のベストなペアリングをぜひ探してみてください。 

また、今回のペアリングが、普段チョコレートを召し上がらない『いいちこ』ファンの方にとっても、チョコレートの新たな味わいを知っていただくきっかけになればうれしいです」 

カカオ研究所&「いいちこ」ペアリングセットが当たる! Instagramキャンペーン 

2025年11月10日(月)より、いいちこ【公式】Instagramにて「カカオ研究所のチョコレートと『いいちこ』のペアリングセットが当たるキャンペーン」を実施しています。

詳細はこちらをチェック!

チョコレートと「いいちこ」の新しいおいしさを、ぜひ体感してみてくださいね。


カカオ研究所

カカオ研究所・店内

福岡県飯塚市八木山880-2 
TEL:0948-21-1533 
OPEN:10:00~18:00 
定休日:水曜日 
駐車場:あり 
Instagram 

※記事の情報は2025年11月11日時点のものです。