バーベキューの醍醐味といえば、炭火でじっくり焼きあげたおいしい料理。この記事では、アウトドア料理の専門家・A-sukeさんに教わった、バーベキューが盛り上がること間違いなしの絶品レシピをご紹介します。料理のおいしさをさらに引き立ててくれる本格麦焼酎「いいちこ」とともに、ぜひお試しください。

教えてくれたのはこの方
A-sukeさん
本名:岡野永佑(おかのえいすけ)。東京・水道橋にあるアウトドアカフェ&バー「BASE CAMP」のオーナー&料理人。アウトドア料理の本の執筆やアウトドア製品のデザインやプロデュースなども行う。著書に「THE男前BBQレシピ77」(山と溪谷社)、「メスティン キャンプめし」(コスミック出版)など。
バーベキューを始める前に①|楽しむための最小限の道具はコレ!
道具や火の準備が整ってこそ、料理はよりおいしく仕上がります。まずはバーベキューを楽しむための基本からチェックしていきましょう。
ここでは、アウトドアのプロ・A-sukeさんが教えてくれた「まずはこれだけ揃えておけば大丈夫」という最小限のアイテムをご紹介します。
【スタートに必要な道具】
・焚火台
・炭
・網
・火ばさみ
・グローブ(耐熱のものがあると安心)
・ライター
【火起こしにあると便利】
・着火剤(市販または牛乳パック)
| 着火剤には市販のものや、細長く切った牛乳パックを使用するのがおすすめ! 特に牛乳パックは、調理のときにまな板代わりにも使えて便利です。反対に、すぐ燃え尽きてしまうような薄い紙(ティッシュなど)は着火剤には向きません。 | 

必要なものがそろったら、あとは作りたい料理に合わせて道具を用意すればOK! この記事の料理では、以下の道具を使います。
【料理ごとに必要な道具】
・スキレット(エビとマッシュルームのアヒージョ)
・杉板(シダープランクサーモン)
・ビア缶チキンスタンド(ビア缶チキン)
・バケツ(ビア缶チキン)
・薪(マンガ肉)
・ダッチオーブン(豚肩ロース肉の塩釜焼き)
・その他の調理器具(ナイフ・まな板・ボウル・アルミホイル・食器など)
バーベキューを始める前に②|おいしさのカギ! 炭火の作り方
炭火は、バーベキュー料理の味を大きく左右する重要なポイント。A-sukeさんに教わった“炭火作りの5つのコツ”を押さえて、万全のスタートを切りましょう!
【炭の置き方】
① 炭は敷き詰めず、余白を作る
焚火台は家庭用コンロのように火力調整ができないので、炭の置き方で火加減をコントロールします。火を強くしたいときは炭を寄せ、弱めたいときは分散させられるように、炭はぎっしり敷き詰めず、余白を持たせて置くのがポイントです。
② 着火剤→小さな炭→大きな炭の順で重ねる
火は下から上へと燃え広がります。火のつきやすいものから順に重ねることで、大きな炭にも火が移りやすくなります。小さな炭は少量でOK。大きめの炭を多めに使いましょう。
③ 炭の“木目は縦”に置く
炭の隙間が煙突のように働き、空気の流れがよくなって、火のまわりがスムーズになります。火が上にのぼる性質をうまく生かしましょう。

【着火したら】
④ 基本は“触らずに待つ”
炭火は、着火してから全体に火がまわるまでに10〜15分ほどのタイムラグがあります。つい手を出したくなりますが、風がある日であれば、そのままじっくり待つのが◎。風が弱い日は、うちわや火吹き棒でやさしく風を送ってあげましょう。
⑤ 炭の表面が白く、中が赤くなったら準備完了
炭火焼きは、炎ではなく、じんわりとした高温の熱で食材に火を通すのが特徴。炭の表面が白くなり、中が赤く色づいていれば調理の準備は完了です。

【火力のゾーン分け】
火の準備ができたら、炭の配置で“火力のゾーン分け”をしておくと便利。炭を集めた「強火ゾーン」と、分散させた「弱火ゾーン」を作るイメージです。

ここまで整ったら、いよいよ調理のスタートです!
バーベキューが盛り上がる料理①|エビとマッシュルームのアヒージョ


1品目は、見た目も華やかな「エビとマッシュルームのアヒージョ」。肉料理が中心になりがちなバーベキューに、海鮮のアクセントが入れば喜ばれること間違いなし。バゲットにオイルをしみ込ませながら食べると気分も上がります。にんにくと鷹の爪のパンチが効いたコクのある味わいには、ほんのり樽の甘い香りが漂う「いいちこスーパー」がぴったり。水割りにすると、料理の味わいとやさしくなじみます。
材料
- 【食材】
- エビ(ブラックタイガー)…5~6尾 
- マッシュルーム…5~6個 
- ブロッコリー…1/5株程度(30g程度) 
- にんにく…3かけ 
- 鷹の爪…2つ 
- オリーブオイル…150㏄程度 
- 塩…小さじ1/2 
- バゲット…お好みで 
- 【その他】
- スキレット…1個 
作り方
- エビの殻をむきます。マッシュルームは石づきを落として半分に、ブロッコリーは食べやすいサイズにカットします。にんにくは皮をむいて包丁の腹でつぶします。
- スキレットにオリーブオイルと鷹の爪、1のにんにくを加えて中火~弱火ゾーンで香りが出るまで加熱します。(持ち運びしやすいよう、スキレットの持ち手は必ず網の外側に出しておきましょう)
- エビとマッシュルーム、ブロッコリーを加え、たまにかき混ぜながら加熱します。 
- 具材に火が通り、塩で味を調えたら完成です。お好みでバゲットを添えて召し上がれ。
バーベキューが盛り上がる料理②|シダープランクサーモン


杉ならではのさわやかな香りが、サーモンの濃厚な味わいを引き立てる「シダープランクサーモン」。杉板を通してじっくり火を入れることで熱がやさしく伝わり、ふっくら&トロッとした口当たりと、香ばしい焼き加減が楽しめます。レモンやハーブが香るさっぱりとした風味には、軽やかな飲み口の「いいちこ20度」の水割りがおすすめ。サーモンの脂をほどよく流してくれる、相性抜群のペアリングです。
材料
- 【食材】
- お刺身用サーモンブロック…1~2柵 
- レモン…1/2~1個 
- ディル…4~6本 
- 塩…適量 
- コショウ…適量 
- オリーブオイル…少し 
- 【その他】
- 杉板…1枚 
- アルミホイル 
作り方
- 杉板はビニール袋に入れ、水に浸けておきます。(できれば2時間以上浸けておくのが◎)
- レモンを5㎜幅程度にスライスし、1の杉板の上に1〜2枚並べます。その上にサーモンを置き、塩、コショウをふります。さらに上にレモンとディルをのせ、軽くオリーブオイルを回しかけます。 
- 2をアルミホイルで包み、杉板全体に熱が伝わるよう炭火の弱火〜中火ゾーンに配置します。しばらくしてアルミホイルから緩やかに煙が出てくれば火力はOK。煙が多すぎる場合は火力が強いので、炭の量を調整してください。 
- 15~20分程度焼いたら完成です。
バーベキューが盛り上がる料理③|ビア缶チキン


下味に漬けた鶏を丸ごと1羽、缶に立たせて焼きあげる豪快な一皿。しっかり味をしみ込ませるために、前日から漬け込むのがポイントです。本来はビール缶を使うことからこの名がついていますが、実はどんな缶でもOK。缶の中の水分と、上からバケツを被せて焼くことによる保湿効果で、モモ肉はもちろん胸肉までしっとりジューシー! 爽やかなかぼすスピリッツが香る「いいちこ下町のハイボールREGULAR BLEND」を飲みながら、香ばしく焼きあがった鶏のうまみをご堪能あれ。
材料
- ・丸鶏…1羽 
- 【A】
- ・塩…25g 
- ・砂糖…25g 
- ・コショウ…少々 
- ・にんにく…3かけ 
- ・パセリ…1本 
- ・ローリエ…1枚 
- ・水…400㏄ 
- 【その他】
- ・バケツ…1個 
- ・缶飲料(または空き缶)…1本 
- ・ビア缶スタンド…1個(缶が安定するのであると便利) 
- ・アルミホイル(またはアルミ皿) 
作り方
- ビニール袋に【A】の材料をすべて入れて混ぜ、漬け込み液を作ります。丸鶏の腹の内側にこびりついている内臓をよく洗い、袋に入れた漬け込み液に浸したら、袋の口をしっかり縛って冷蔵庫で一晩置いておきます。
- 漬けておいた鶏を取り出し、中身を半分ほど飲んだ缶、または水(分量外)を半分くらい注いだ缶に差し込みます(ビア缶スタンドがあれば、缶ごとセットすると安定します)。アルミホイルで作った下皿(またはアルミ皿)の上に置きます。 
- 2を中火ゾーンの上に置き、バケツをかぶせて30分ほど焼きます。表面にしっかり焼き色がついたら完成です。
バーベキューが盛り上がる料理④|マンガ肉


マンガに登場するような、野性味あふれるビジュアルがインパクト抜群! 塩とコショウだけのシンプルな味付けですが、見た目の迫力と肉のうまみで、バーベキューの盛り上げ役になること請け合いです。そのままかぶりつくのはもちろん、切り分けてケバブやサンドにアレンジするのもおすすめ。麹のうまみとしっかりした飲みごたえが楽しめる「いいちこ日田全麹」の水割りと合わせれば、肉本来の味わいがより一層引き立ちます。
材料
- 【食材】
- ・しゃぶしゃぶ用スライス牛肉…400~500g 
- ・塩…適量 
- ・コショウ…適量 
- ・オリーブオイル…適量 
- 【その他】
- ・薪…1本 
【薪選びのヒント】
薪は、湿気がこもりにくい広葉樹のものを使うのがおすすめです。薬剤や塗装がされていない「未処理」のものを選び、カビや汚れのあるものは避けましょう。使用前にアルコールで拭いておくと、より安心です。
作り方
- 薪の毛羽立ちをナイフなどで削り、表面をきれいに整えます。
- 薪に牛肉を巻き付けていきます。ギュッと巻き付ければ固まり肉のようなワイルドな仕上がりに、ふんわり巻けばやわらかく焼きあがるので、お好みのスタイルでどうぞ。巻くごとに塩、コショウをふる作業を繰り返し、ある程度の厚みになったら、全体にオリーブオイルを塗ります。(塩コショウのほか、スパイスパウダーなどを使用して中心と外側で味を変えるのも◎) 
- 弱火ゾーンに置き、ゆっくりと回しながら20分ほど焼きあげたら完成です。 
バーベキューが盛り上がる料理⑤|豚肩ロース肉の塩釜焼き


塩で豚肉を包み、ダッチオーブンでじっくり焼きあげる塩釜焼き。塩で覆うことで適度に水分が保たれ、ふっくらジューシーに仕上がります。焼きあがった塩釜を割って現れる肉の姿に、盛り上がること間違いなし。甘酸っぱいバルサミコソースを添えて、「いいちこ25度」の炭酸割りとともに楽しめば、フルーティーな香りと心地よい飲みごたえが、満足感をさらに高めてくれます。
材料
- 【食材】
- ・豚肩ロースブロック…500g程度 
- ・ローズマリー…4本程度 
- ・塩…500g~750g 
- ・卵白…2個 
- ・コショウ…適量 
- ・バルサミコ酢…200㏄ 
- 【その他】
- ・ボウル…1個 
- ・ダッチオーブン…1個 
- ・アルミホイル 
作り方
- ボウルに塩と卵白を入れて混ぜ、メレンゲ状にします。ボソボソとした状態がなめらかになればOKです。 
- ダッチオーブンの中にアルミホイルを敷き、1の塩を2cmほどの厚さに広げます。(ダッチオーブンの中にアルミホイルを敷くと、片付けがラクになります)
- ローズマリーを1〜2本置き、その上に豚肩ロースをのせます。まんべんなくコショウをふったら、その上にさらにローズマリーを1~2本のせます。 
- 1の残りの塩で3をドーム状に包み込みます。 
- ダッチオーブンにフタをして中火ゾーンに置きます。フタの上に炭を5〜6個置き、30分ほど焼きます。焼いている間に、フライパンでバルサミコ酢をとろみが出るまで煮詰め、ソースを作っておきます。 
- 塩釜の表面がうっすらと茶色くなったら塩釜を割ります。中の塊肉を取り出してスライスし、ソースをかけたら完成です。 
バーベキューのお供にも「いいちこ」!
気になるレシピは見つかりましたか?
今回、各料理に合わせた本格麦焼酎「いいちこ」は、すっとなじみがよく、どんな料理のおいしさも引き立ててくれます。炭酸水や水はもちろん、お好きなドリンクで割って楽しめるうえ、アイスやホットなど温度も自由自在。気温の変化があるアウトドアシーンでも大活躍してくれます。
次のバーベキューは、ぜひ「いいちこ」と一緒に楽しんでみてくださいね。

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※記事の情報は2025年7月25日時点のものです。

 
		 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      