同じ定番品でも「いいちこ25度」は“青リンゴの香り”、「いいちこ20度」は“白い花の香り”と違いがあります。世界的ソムリエの小川貞夫さんが「いいちこ20度」を解説、その香りと味わいをズバリ表現します。
「いいちこ20度」の味わい、香りは?
香りの全体像は穏やかで花や果実系の香りです。
白系フローラルブーケや香り高い花の香りがあり、ライラック・スズラン・ジャスミン・白バラの香りと果物系の香りも合わせ持ちます。他に青リンゴ・梨・パイナップルのような糖度が高く酸味も多く含んだ果実の香りが心地よく香るのが特徴です。時間の経過とともに、ドライフラワーやドライフルーツの印象が広がります。
ボリューム感は中位であり、心地よくまろやかな果実風味があり、アフターフレーバーにはリンゴ・柿・イチジクなどのドライフルーツ風味とエギゾチックなライチなどの風味も楽しめます。
「いいちこ20度」に合うおつまみは?
軽めの日本料理・味付けの濃くない野菜や魚介料理に合います。魚介類の旨味を引き出してくれるので、淡白な魚介を湯通ししたものも良いです。
繊細なので料理を選ぶ傾向にありますが、前菜料理・白身魚料理・水炊き鍋料理などに合わせるのが良く、ごまだれよりもポン酢の方が良い相性です。
「いいちこ20度」のおすすめの飲み方は?
炭酸割りの「ハイボール」にすれば、フライドポテトや唐揚げなどの料理にもぴったりです。風味が穏やかなので、レモンフレーバーの炭酸割りもお勧めします。
シェフソムリエ 小川貞夫氏 プロフィール
大和ハウスグループ迎賓館一味真の総支配人・シェフソムリエなどを務めるほか、大学非常勤講師、カルチャーセンター講師としても活躍する世界的ソムリエ。
焼酎唎酒師、酒匠ほか、フランスガストロノミー・メートルコンセイエ、シノンワイン・シャンパーニュ・フランスチーズシュヴァリエ、インターナショナルバーテンダー、マイスターバーテンダー、メートルアンシャンパーニュソムリエなど国内外タイトル受賞。
2017年「いいちこ」アドバイザー就任。
「いいちこ20度」の度数、カロリー、糖質、プリン体、原材料は?
- 品目|本格焼酎
- アルコール度数|20度
- 原材料名|大麦(オーストラリア産・国産)、大麦麹
- 麹|白麹
- 蒸留方法|常圧・減圧
- カロリー|113kcal/100mlあたり
- たんぱく質|0g
- 脂質|0g
- 炭水化物(糖質・食物繊維)|0g
- 食塩相当量|0g
- プリン体|0mg
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「いいちこ20度」の種類と価格は?
「いいちこ20度」は容器、容量違いで5種類あります。
いいちこカップ20度 200ml
¥250 希望小売価格(税込)
いいちこパック20度 900ml
¥957 希望小売価格(税込)
いいちこ20度 900ml
¥959 希望小売価格(税込)
いいちこパック20度 1800ml
¥1,767 希望小売価格(税込)
いいちこ20度 1800ml
¥1,784 希望小売価格(税込)
※記事の情報は2021年6月4日時点のものです。(2023年3月1日更新)
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