「いいちこ」のおいしさや楽しみ方を誰よりも分かっているはず(!)の三和酒類社員が「いいちこ」に合うと思うおつまみを激オシ! 今回はSCM本部所属、いいちこ日田蒸留所の所長を務める浦中 直也(うらなか なおや)さんが登場。勤務地である大分県日田市の名物でもある絶品おつまみを紹介してくれました!

日田と「いいちこ」の魅力を目一杯お伝えしたい! 浦中さんのお仕事は?

浦中直也さん

私は、大分県日田市にある「いいちこ日田蒸留所」で所長を務めています。日田蒸留所は、麦焼酎「いいちこ」の原酒製造、特に全麹づくり原酒などの高付加価値原酒を製造しています。

実は所長就任までの30年間は営業一筋でやっておりましたので、任命されたときは驚きましたね。ですが、所長として地元のさまざまな方と交流する中で、営業として培ってきたコミュニケーション能力が役に立っていると感じています。

日田蒸留所はお客様とのコミュニケーションの場としての役割も担っており、一般の工場見学にも対応しています(公式Instagramでの情報発信も始めました)。

イベントとして蔵人(製造担当者)による工場見学ガイドツアーを実施しているのですが、ツアーを体験していただいたお客様のアンケートをもとに、さらに満足度の高いプログラムを取り入れることにも力を入れています。たとえば「いいちこ原酒のブレンド体験」もその一つですね。「いいちこ」についてより深く興味を持っていただくためには、お客様のお声を聞くことは欠かせないと考えています。

日田市はもともと「水郷日田」とも呼ばれ、良質な水が豊富な土地なんです。そのような豊かな土地で20年以上、蒸留所を運営させてもらっているのは非常にありがたいことです。日田蒸留所をきっかけに、たくさんの方に日田の魅力を知っていただき、地域への恩返しができればと思っています。

※いいちこ日田蒸留所でつくられた「いいちこ原酒」をつかい、焼酎のブレンドを体験していただくコーナー。

パリパリ食感がおいしさの秘訣! 浦中さんの激オシおつまみは?

日田焼きそば

私の激オシおつまみは、大分県日田市のソウルフードでもある「日田焼きそば」です。もともとはラーメン店のメニューの一つとして開発されたそうですが、人気に火が付き、今では日田市の名物となっている一品です。

市内にはたくさんのお店があるのですが、各店の麺や具材、ソースなどの質の高さやこだわりには「いいちこ」の原酒づくりにも似たモノ作りへの情熱が感じられ、感銘を受けますね。

日田焼きそばの最大の特長は麺の調理法。ラードを使い、焼きそば麺と豚肉を焦げる寸前までパリッと焼き付けます。脂のおかげで一般的な焼きそばよりも濃厚な味わいになり、焼酎によく合うんです。

香ばしく焼けた麺と、もやしのシャキシャキ食感、甘辛い焼きそばソースによるコク深い味わいに、やみつきになること間違いなしです。

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「日田焼きそば」に合わせる「いいちこ」は?

「日田全麹」の炭酸割りと日田焼きそば

「日田焼きそば」には、「いいちこ日田全麹」の炭酸割りがぴったりです。

「いいちこ日田全麹」は、日田蒸留所でつくられた全量大麦麹仕込みの原酒のみを使った贅沢なつくりの「いいちこ」で、まろやかでコクのある深いうまみが特長です。私も商品開発に携わりましたので、思い入れのある商品でもあります。

パリッと焼けた麺の香ばしさと、豊かな麦の香りが広がる「いいちこ日田全麹」は相性ばっちり。焼酎自体にしっかりとしたうまみがあるおかげで、濃厚な日田焼きそばと合わせても負けず、お互いのおいしさを引き立て合ってくれます。

炭酸で割ることで少し酸味のある爽やかさがプラスされ、シャキッとしたもやしのフレッシュ感とも絶妙にマッチ。こってりとした日田焼きそばの後味を、炭酸がサッと洗い流してくれるので、箸もどんどん進みますよ。

ちなみに家では「いいちこ20度」もよく飲むのですが、こちらを合わせる場合はお湯割りにするのがおすすめです。「いいちこ20度」は割ったときに味わいが伸びるようにブレンド調整されているので、お湯割りにすることで風味が立ち、日田焼きそばに負けない香りが楽しめます。

浦中さんの激オシおつまみレシピ

材料(2~3人分)

  • ラード…80g

  • 焼きそば麺(太めのストレート麺がおすすめ)…450g

  • 豚バラ肉…90g

  • 青ネギ…80g

  • もやし…600g

  • ▼ソース
  • ・水…30cc

  • ・コショウ…少々

  • ・醤油…30cc

  • ・ウスターソース…60cc

作り方

  • 焼きそば麺を湯通しする。青ネギは適当な大きさに切り、ソースの材料は合わせておく。
  • フライパンにラード、豚バラ肉、焼きそば麺を入れて中火で焼き、麺に焼き色を付ける。片面に焼き色が付いたらひっくり返し、もう片方の面も焼き付ける。
  • 両面に焼き色が付いたらフライパンの中身を一度皿に移し、青ネギともやしをサッと炒める。
  • 麺と豚肉をフライパンに戻し、①で作ったソースを加えて全体に味をなじませたら完成。

最後にメッセージをどうぞ!

「いいちこ日田全麹」の炭酸割りを飲む浦中さん

「いいちこ」は、全国どこででも同じおいしさを味わっていただけますが、生産地の風土というのは特別なスパイスになり得ます。「いいちこ」が育った土地で実際に飲んでいただくと、格別の味わいをお楽しみいただけるのではないかと思います。

今回ご紹介した「日田焼きそば」と「いいちこ日田全麹」のおいしさを体験していただき、実際に日田に行ってみたい、本場で食べてみたいと思っていただけたらうれしいです。

日田蒸留所はなんといってもロケーションが素晴らしく、春には満開の桜、夏は新緑、秋には美しい紅葉が楽しめます。二大イベントである「春の蔵開き」と「紅葉祭」をはじめ、日田蒸留所には毎年たくさんの方が訪れてくださるのですが、その中には普段焼酎を召し上がらない方もいらっしゃるんですよ。

焼酎にはあまり詳しくないという方もぜひお気軽にお越しいただき、我々のご案内などを通して「いいちこ」の製造技術の高さや焼酎づくりへのこだわりを感じていただけたらと思います。

「いいちこ日田蒸留所」でお待ちしています。

※この記事の情報は2023年1月10日時点のものです。