“音楽界のグルメ番長”の異名をもつホフディランの小宮山雄飛さんがイラストレーターの黒木ユタカさんを相棒に、渋谷で昭和42年から続く「しぶや 三漁洞」さんへ! 大人の雰囲気漂う老舗で、ほっと落ち着く家庭料理を「いいちこスーパー」とともに堪能します。

▼連載一覧 
・17軒目:ほていや(東京・三軒茶屋)
・16軒目:アロマズオブインディア(東京・神田)
・15軒目:ヨシカミ(東京・浅草)
・14軒目:酒場 かね将 地下一階(東京・五反田) 
・13軒目:どん底(東京・新宿三丁目) 
・12軒目:祐定(東京・幡ヶ谷) 
・11軒目:うな達(東京・池袋) 
・10軒目:日の基(東京・有楽町) 
・9軒目:スズコウ(東京・蒲田) 
・8軒目:ホルモン千葉 渋谷店(東京・渋谷) 
・7軒目:モモタイ(東京・新宿) 
・6軒目:やきとん まるわ(東京・御徒町) 
・5軒目:みさわ(東京・神泉) 
・4軒目:ネパール民族料理 アーガン(東京・新大久保) 
・3軒目:吉池食堂(東京・御徒町) 
・2軒目:新珍味(東京・池袋) 
・1軒目:日本橋お多幸本店(東京・日本橋)

小宮山さんが訪れたのは、東京・渋谷の「しぶや 三漁洞」さん

渋谷区生まれで、渋谷区観光大使までやっているから、最近の渋谷駅前の再開発に関しては、いろいろと言われる。 特に「最近の渋谷は大人がいける店がなくなった」と嘆かれるのですが、そんなことありませんよ、渋谷には三漁洞がありますから! 

昭和42年創業、創業者は尺八の名手・福田蘭童さん。釣りの名人でもあった福田さんが、釣った魚を友人に振る舞うプライベートサロンのようなお店だったのだとか。その後、2代目として店を継いだのが、息子である、あのクレイジーキャッツのピアニスト・石橋エータローさん。 現在の女将さんは、亡くなってしまったエータローさんの奥様。どのお客さんにも気さくに話しかけてくれて、常連さんは女将さんとの会話も楽しみにやってくる。

僕がこちらのお店に初めて伺ったのは、かれこれ20年くらい前だろうか。今のお店より少しだけ駅寄り、現在の渋谷サクラステージがあるところに建っていた、ビルの地下。まだ30歳前後だった僕には、ちょっと背伸びして入る大人の酒場という感じだった。派手さはないが、家庭的でじんわりとおいしい料理をアテに飲むおじさまたちを見ながら、「こういう大人の酒飲みになりたいな」と思ったものです。(果たして、なれているだろうか?)

こちらの料理と一緒に飲むのは、「いいちこスーパー」。

香りも味もしっかりしていて、ソーダ割りはもちろん、ロックやストレートでもいけるので、味わいながらじっくり飲むのにはピッタリ。

若者の街・渋谷で、大人がゆっくりとおいしい食事とお酒を楽しめる老舗の名店です。

(文・小宮山雄飛)

小宮山さん⑱三漁洞p1
小宮山さん⑱三漁洞p2
小宮山さん⑱三漁洞p3
小宮山さん⑱三漁洞p4

(マンガ:黒木ユタカ) 

今回訪問したお店はこちら

しぶや 三漁洞
住所:東京都渋谷区桜丘町25-18 NT渋谷ビル 1階
電話番号:03-3461-3344
定休日:日・祝
営業時間:月~土
16:00~23:30(L.O. 22:30)夜22:00以降入店可
代表的なメニュー:ぶりと大根の炊き合わせ / 三漁洞名物 あさりの酒蒸し / 三漁洞名物 蟹と帆立のコーン焼 など


小宮山雄飛さん

小宮山雄飛 
1973年原宿生まれ原宿育ち。ホフディランのVo&Key。音楽界のグルメ番長の異名を持つ。渋谷区の観光大使と“美味しい渋谷区プロジェクト”のCEO(Chief Eat Officer:チーフイートオフィサー)も務める。

黒木ユタカさん

黒木 ユタカ 
1976年東京都調布市生まれ。イラストレーター・映像監督。綿密な街の線画、和やかなイラストルポに定評があり、書籍や 雑誌、CDジャケットなど幅広く活躍。ミュージックデオの監督としてもアニメーション作品を多数発表。著書に『新 酒場入門』(小宮山雄飛氏との共著)がある。 

※記事の情報は2026年1月30日時点のものです。