雄飛さん、今日どこ飲みに連れてってくれるんですか?!【17軒目：ほていや】

“音楽界のグルメ番長”の異名をもつホフディランの小宮山雄飛さんがイラストレーターの黒木ユタカさんを相棒に、三軒茶屋の老舗そば屋「ほていや」さんへ！地元の人で賑わう和やかな店内で、絶品揃いのおつまみを、おそば屋さんならではの「いいちこ」と一緒に味わいます。

▼連載一覧
・16軒目：アロマズオブインディア（東京・神田）
・15軒目：ヨシカミ（東京・浅草）
・14軒目：酒場かね将地下一階（東京・五反田）
・13軒目：どん底（東京・新宿三丁目）
・12軒目：祐定（東京・幡ヶ谷）
・11軒目：うな達（東京・池袋）
・10軒目：日の基（東京・有楽町）
・9軒目：スズコウ（東京・蒲田）
・8軒目：ホルモン千葉渋谷店（東京・渋谷）
・7軒目：モモタイ（東京・新宿）
・6軒目：やきとんまるわ（東京・御徒町）
・5軒目：みさわ（東京・神泉）
・4軒目：ネパール民族料理アーガン（東京・新大久保）
・3軒目：吉池食堂（東京・御徒町）
・2軒目：新珍味（東京・池袋）
・1軒目：日本橋お多幸本店（東京・日本橋）

小宮山さんが訪れたのは、東京・三軒茶屋の「ほていや」さん

“そば屋飲み”というと、ちょっとハードルが高いと感じる人もいるかもしれない。

たしかに、おそば屋さんで飲むというのは大人の粋な嗜みで、ルールもあれこれありそうなイメージだ。

しかし、三軒茶屋「ほていや」さんに関しては、そんな緊張はご無用。みんながワイワイと、自由に飲んだり食べたり、とにかく楽しくやればいい。

おそば目当てのお客さんはもちろん、昼飲み利用の人、家族連れにカップルなど、客層も実に幅広くて、いかに地元で愛されているかが分かる。以前休日に伺ったときなんかは、草野球の打ち上げか、野球のユニフォームを着たままのおじさんたちが昼からがんがん飲んで盛り上がっていた。「まずは燗酒と板わさで…」なんてルールはひとつもありません。好きなものを好きなだけ頼めばいい。

そんななかでオススメなのが、「いいちこ」のそば湯割。そば湯割用に注文を受けてからそば粉をお湯で溶いて出してくれるので、そばを食べずしてもそばの香りを存分に楽しめるという、そば好きの飲兵衛には一石二鳥の最高の一杯。

すっかり温まって、ちょっとまったりしていると、周りのテーブルから続々と注文が。

「こっちチャーシューメン1つ」
「カツカレー大盛りで」
「ごぼうあげちょうだい！」

我々も、もたもたしていられません。

「たぬきやっこに、たこのからあげ。あと、『いいちこ』のそば茶割も追加でー！」

ワイワイガヤガヤ、最高に楽しいそば屋飲みができる、いいお店なのです。

（文・小宮山雄飛）

（マンガ：黒木ユタカ）

今回訪問したお店はこちら

ほていや
住所：東京都世田谷区太子堂2-32-3
電話番号：03-3413-5701
定休日：火・水
営業時間：月・木・金・土・日
11：30～15：00（L.O. 14:10）
17：30～21：00（L.O. 20:10）
代表的なメニュー：天ざる / カツカレーライス / 生姜焼肉定食　など