“音楽界のグルメ番長”の異名をもつホフディランの小宮山雄飛さんがイラストレーターの黒木ユタカさんを相棒に、五反田の名酒場へ! 焼とんの有名店の二号店として登場した海鮮自慢の「酒場 かね将 地下一階」さんの魅力を突撃レポートします。

▼連載一覧
・13軒目:どん底(東京・新宿三丁目)
・12軒目:祐定(東京・幡ヶ谷)
・11軒目:うな達(東京・池袋)
・10軒目:日の基(東京・有楽町)
・9軒目:スズコウ(東京・蒲田)
・8軒目:ホルモン千葉 渋谷店(東京・渋谷)
・7軒目:モモタイ(東京・新宿)
・6軒目:やきとん まるわ(東京・御徒町)
・5軒目:みさわ(東京・神泉)
・4軒目:ネパール民族料理 アーガン(東京・新大久保)
・3軒目:吉池食堂(東京・御徒町)
・2軒目:新珍味(東京・池袋)
・1軒目:日本橋お多幸本店(東京・日本橋)

小宮山さんが訪れたのは、東京・五反田の「酒場 かね将 地下一階」さん

かれこれ20年近く通っている五反田の名酒場「かね将」のSNSに、昨年11月にすごい投稿があった。

「来年3月に二号店をオープンすることになりました!」 by かね将

人気店の二号店オープン自体は、そんなに珍しくないと思うかもしれません。しかしこちらのお店、1983年創業の老舗酒場です。創業から40年間以上、酒好きに愛されつづけた名酒場が、突如このタイミングで二号店を始めるというのです!

どうです、ちょっとびっくりでしょ? 例えるならば、東京ディズニーリゾートが突然“来月から新しいパークを始めまーす!”と発表したようなものです。これは東京の酒場マニアにとっては衝撃的なニュースでした。

しかも、焼とんで有名な「かね将」が、二号店はまさかの海鮮メインの居酒屋だという! 「かね将」はもともと魚料理も評判だったから、不思議ではないとはいえ、メイン料理を焼とんから海鮮へ鞍替えするとは、やはり大胆! 2025年の年間酒場ニュースTOP10に必ず入るでしょう。

16時30分オープンの店内は、かなり早い時間に満席状態に。途中、地下の二号店から一旦外に出てみると、目と鼻の先にある本店でも、お客さんが店先にまで溢れかえっている。改めて五反田の町でいかに「かね将」が愛されているかを実感しました。

本店の魅力と、新店(しかも新たな海鮮路線)の勢いを兼ね揃えた、ハイブリット酒場の詳しい内容は、ユタカの漫画の方にバトンタッチしましょう! 「そりゃーみんな来たくなるよ!」という名店の空気と実力に満ち溢れた、期待の新店の誕生です!

(文・小宮山雄飛)

かね将①
かね将②
かね将③
かね将④

(マンガ:黒木ユタカ)

今回訪問したお店はこちら

酒場 かね将 地下一階
住所:東京都品川区西五反田2-4-6 ハイホーム五反田B1F
電話番号:03-6420-0366
定休日:月・日
営業時間:火・水・木・金・土・祝日・祝前日・祝後日
16:30 – 23:30  L.O. 料理22:30 ドリンク23:00
代表的なメニュー: 刺し盛り / マグロのかまのガーリック蒸し焼き / 鳥飯(アドボ) など


小宮山雄飛さん

小宮山雄飛
1973年原宿生まれ原宿育ち。ホフディランのVo&Key。 音楽界のグルメ番長の異名を持つ。 渋谷区の観光大使と“美味しい渋谷区プロジェクト”のCEO(Chief Eat Officer:チーフイートオフィサー) も務める。

黒木ユタカさん

黒木ユタカ
1976年東京都調布市生まれ。イラストレーター・映像監督。 綿密な街の線画、和やかなイラストルポに定評があり、書籍や 雑誌、CDジャケットなど幅広く活躍。ミュージックビデオの 監督としてもアニメーション作品を多数発表。 著書に『新 酒場入門』(小宮山雄飛氏との共著)がある。

※記事の情報は2025年9月26日時点のものです。