月間150万PV超! 都内を中心とした飲み歩きスポットを紹介する大人気ブログの運営者・ひろみんさん。居酒屋で飲むのはもちろん、実は家飲みも大好きなのだそう。今回はそんなひろみんさんに、「いいちこ」と過ごす家飲みのひとときを紹介していただきました。お気に入りの飲み方や簡単おつまみレシピも充実! 今晩の家飲みのヒントに、ぜひどうぞ。

せんべろnet ひろみんさん

教えてくれたのはこの方
ひろみんさん
都内在住のせんべろ放浪人・晩酌研究家。一人飲みや酒場探索が大好きで、運営サイト「せんべろnet」で立ち飲みや大衆酒場などちょっと一杯楽しめる飲み歩き情報や簡単おつまみレシピなど家飲み情報を配信中。コミックPASH! Neoで『ソロ酔い酒場 〜今日も寄り道ひとり飲み〜』(原作)連載中。著書に『せんべろnetの酔っても作れる宅飲みおつまみ』(ワン・パブリッシング)、『せんべろnetのひとり酒場 家飲み手帖』(ワン・パブリッシング)など。

気楽な家飲みは日々の癒し

こんにちは! 「せんべろnet」管理人のひろみんと申します。

立ち飲みや大衆酒場、一人飲みが大好きな酒飲み女でして、趣味は食べること、飲むこと、そして酒場探索! 日々、Webサイト「せんべろnet」で気軽にちょっと一杯できる酒場情報や、家飲みの簡単おつまみレシピなどを発信しています。

ちなみにこの「せんべろ」という言葉。もともとは“千円でべろべろに酔える”酒場などの俗称で、作家・中島らも氏の連載『せんべろ探偵が行く』によって広く知られるようになったと言われています。

とはいえ実際には、“千円くらいでちょい飲み”という、気軽でリーズナブルな酒場を指すニュアンスで使われることが多く、『せんべろ探偵が行く』でも、そういった意味合いで使われているように感じます。

私のサイト「せんべろnet」でも、“千円くらいでちょっと一杯”という意味合いでこの言葉を使っています。忙しい日々のなか、仕事帰りに立ち飲み屋で一杯飲む時間が、自分にとっての楽しい息抜きになっていたからこそ、そんな体験を誰かにも届けられたらと思ったんです。

そんな感じで十数年、お酒の場がすっかり生活の一部に。仕事終わりの酒場での一杯から、休日の朝~昼飲みやはしご酒、そして家飲みまで。仕事のあとや休日の明るいうちに「ぷは〜〜〜、うまいっ!」とひと息つく時間こそ、最高の癒し。

外飲みが多い私ですが、仕事が忙しい週はもっぱら家飲み派。誰にも気をつかわず、おいしいお酒とおつまみを自分のペースでのんびり楽しむ“おうち居酒屋”タイムも、大好きな時間のひとつです。

そんな“おうち居酒屋”タイムのおともにぴったりなのが、「いいちこ」。1本あればいろんな飲み方ができるから、おうちでも居酒屋気分が味わえます。

今回は、私のお気に入りの「いいちこ」の楽しみ方と、合わせておいしい簡単おつまみレシピをご紹介。ぜひ今夜の晩酌の参考にしていただけたらうれしいです!

私が「いいちこシルエット」を好きな理由

皆さん、いいちこシルエットという本格麦焼酎をご存知ですか?

いいちこシルエット

「いいちこシルエット」は1985年(昭和60年)に誕生した本格麦焼酎「いいちこ」シリーズのひとつで、すっきりと飲みやすく、料理にもよく合う、シンプルだけど奥行きのある一本。

数ある「いいちこ」シリーズの中でも、私が特に好きなのがこの「いいちこシルエット」。お気に入りの理由は、その“飲みやすさ”と“焼酎らしさ”の絶妙なバランス感にあります。

とある中華系ファミレスチェーンにて、ボトルキープの「いいちこシルエット」

出会いは、とある中華系ファミレスチェーン。そこではボトルキープができて、お湯、炭酸水、ウーロン茶、コーヒー、紅茶…いろんな割り材で楽しんでいたのですが、どんな割り方でもスッとなじんでくれるうえに、すっきりとした飲み口で、さりげなく麦焼酎の存在感もある。食事にも自然に寄り添いながら、“お酒を飲んでる満足感”もちゃんとある。その感じがなんとも心地よくて、気づけばつい手が伸びるようになっていました。

「いいちこ25度」と「いいちこシルエット」って、どう違うの?

「いいちこ」を飲んだことがない方にとっては、「いいちこシルエット」って「定番の『いいちこ』とどう違うの?」と、気になるところかもしれません。

ここでは、私の思うそれぞれの特長をご紹介したいと思います。

「いいちこシルエット」と「いいちこ25度」

この2つはどちらも本格麦焼酎「いいちこ」のシリーズで、アルコール度数も同じ25度。でも、飲み比べてみると味わいの印象はけっこう違います。

定番の「いいちこ25度」は、フルーティで華やかな香りが特長。ロックやお湯割り、炭酸割りでも麦焼酎らしい存在感が楽しめて、飲みごたえのある一本です。焼酎好きの方や、味わいをしっかりと楽しみたいときにぴったりだと思います。

一方の「いいちこシルエット」は、クセが少なくすっきりと飲みやすいのが特長。口当たりもやわらかく、香りは穏やかで、スッとなじんでくれるような印象です。それでいて、ほんのり麦焼酎らしい風味も感じられる。そのバランスが絶妙で、ついグラスを重ねたくなる一本。焼酎ビギナーの方にもおすすめできる、親しみやすい飲み口です。 ざっくりまとめると、「いいちこ25度」は飲みごたえを楽しみたいときに、「いいちこシルエット」は軽やかに楽しみたいときに。気分や料理に合わせて飲み分けられる、頼れる2本だと思っています。

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さて、今回のお供である「いいちこシルエット」は、ただ飲みやすいだけじゃない。飲み方やおつまみの組み合わせ次第でじわじわとハマるところも面白さ。

いよいよここからは、呑兵衛目線でおすすめの飲み方と、それにぴったり合うパパッと作れる簡単おつまみレシピとともに、“おうち居酒屋”タイムを楽しむ様子をお届けします!

まずは1杯目、のどごし爽やかな「三冷シルエット」

三冷シルエット

1杯目は「三冷(さんれい)シルエット」からはじめますか! “三冷”という字の通り、焼酎・炭酸水・グラスの三つをしっかり冷やして楽しむ、キリッと爽快なハイボールです。

作り方はとってもシンプル。「いいちこシルエット」とグラスは冷凍庫へ、炭酸水は冷蔵庫へ。それぞれキンキンに冷やしておきます。冷凍庫に入れた「いいちこシルエット」は、シャーベット状になっているので、スプーンでグラスにすくい入れ、炭酸を注げば完成です。

それぞれしっかり冷やした材料とグラス。「いいちこシルエット」はスプーンですくいやすいよう、保存瓶に移して冷やします
それぞれしっかり冷やした材料とグラス。「いいちこシルエット」はスプーンですくいやすいよう、耐熱性の保存瓶に移して冷やします
シャリシャリのシャーベット状になった「いいちこシルエット」
シャリシャリのシャーベット状になった「いいちこシルエット」

※今回は400mlグラスに、「いいちこシルエット」大さじ2、炭酸300mlの比率で作っています。

氷を使わずに焼酎自体を冷やすことで、味が薄まらずキリッと引き締まった飲み口に。炭酸でふわりと麦の香りが広がって、冷たさとともにスッと体に染み込んでいく感覚。お好みでレモンスライスを添えれば、より爽やかな味わいになります。

仕事終わりのONとOFFを切り替えるスイッチのような一杯。キンと冷えて、スーッと喉を抜ける爽快さの中に、ほんのり香る麦の風味。晩夏の夜にぴったりな、涼やかなごほうびです。

「三冷シルエット」には、焼き鳥やもつ焼き、牛すじ煮込み、脂ののったお魚のお刺身やサバの味噌煮といった“濃厚系おつまみ”がよく合います。香ばしさやコクのある味わいに、キンッと冷えた「三冷シルエット」がスッと寄り添い、あと味さっぱり。口の中をリセットして、もう一口、もう一杯が止まらなくなります。

今夜は、「サーモンのやみつき塩昆布糀漬け」と合わせましょう。

サーモンのやみつき塩昆布糀漬け

作り方は超簡単! 水分を抜いて、和えて、寝かせるだけ。

サーモン刺身100gをひと口大に切り、塩少々をふって5分ほど置きます。キッチンペーパーで水気をふき取ったら、塩糀小さじ1.5、みりん少々、塩昆布ひとつまみと和えて、冷蔵庫でひと晩寝かせれば完成です。

サーモンの水気をしっかりふき取る
サーモンと調味料を和える

※浅漬けが好みなら、2〜3時間でもOK。
※塩昆布がない場合は、白だし小さじ0.5でも代用できます。

脂がのったサーモンに、塩糀と塩昆布のうまみがじわ~っと染み込んで、ねっとり濃厚な味わい。すっきり爽快でふわりと麦が香る「三冷シルエット」で流し込めば、とろけるような余韻に包まれます。

サーモンのやみつき塩昆布糀漬け
卵黄と絡めて食べてもおいしい

2杯目は、気分和らぐ「麦茶シルエット」

麦茶シルエット

2杯目は「麦茶シルエット」でいきましょう。

「いいちこシルエット」を麦茶で割るだけの定番スタイルですが、これがまた食事とすこぶる合うんです。

「いいちこシルエット」のすっきりとした飲み口とほのかに香る麦の風味が、麦茶の香ばしさと溶け合い、まるで昔からずっと一緒だったかのような一体感。じんわり広がるやさしい余韻に気持ちがふっとゆるんで、夜の時間にスーッと溶け込んでいくかのよう。

気取らず、肩肘張らず、それでいてちゃんとおいしい。そんな安心感のある一杯です。

濃い味のおつまみはもちろん、焼き魚や煮物などの和食全般とも好相性。さらに、梅きゅうや南蛮漬け、酢豚など、甘酸っぱい一皿ともよく合います。

今夜は「さば缶ときゅうりのごま酢和え」と一緒にいただきます。

さば缶ときゅうりのごま酢和え

こちらも作り方は超簡単。

きゅうり1本をスライスして塩もみし、5分ほど置いたら洗い流して水気をギュッと絞ります。水気を切ってほぐしたさば水煮缶と合わせ、ぽん酢大さじ2+砂糖小さじ0.5〜1を合わせたタレで和える。仕上げにごまをたっぷりふれば完成!

焼き海苔や韓国海苔で巻いて食べてもおいしいです。

きゅうりはしっかり水を切るのがポイント
きゅうりとその他の材料を和える

※水切りはしっかりと。ここをサボると、仕上がりがぼやけてしまいます。
※さば水煮缶は、食塩相当量0.8g程度のものがおすすめ。それ以上だとやや塩気が強く感じられるかもしれません。

さばのうまみときゅうりのシャキッとした食感。そこに甘酸っぱいタレと香ばしいごまが加わって、さっぱりしつつもコクのある味わいに。ひと口食べて、「麦茶シルエット」をゴクリ。麦茶の香ばしさがごまのコクと甘酢の酸味をふわっと包み込み、あと味はすっきり。脂のある青魚も、ぐっと軽やかに楽しめます。 しかも、体にもやさしい。飲みすすめるうちに、「これこれ、こういうのがちょうどいいんだよな〜」と、つい口に出したくなる組み合わせです。

3杯目は、ほろ苦さが心地いい「コーヒーシルエット」

コーヒーシルエット

最後は、ちょっぴり大人な「コーヒーシルエット」で締めましょう。

「いいちこシルエット」を無糖のアイスコーヒーで割るだけのシンプルな一杯ですが、「いいちこシルエット」のすっきり軽やかな飲み口にコーヒーのほろ苦さが重なって、ふっと肩の力が抜けるようなリラックス感があります。さらに、ここにミルクや無調整豆乳をちょろっと垂らせば、まろやかさとコクが加わって、夜更けにしみる“大人のカフェタイム”に。

おつまみは、濃厚なチーズやスモークナッツなどの洋風のものと好相性。チーズのコクを引き立てながら、あと口はキュッと締まる。そんなバランスがクセになって、気づけばグラスが空っぽに。

今宵は「ベーコン大葉のきつねピザ」と合わせて楽しみます。

ベーコン大葉のきつねピザ

こちらの作り方ももちろん簡単。

油揚げにケチャップ小さじ1をぬり、ちぎった大葉(2枚分)をちらしたら、大葉を覆うように薄切りベーコン(2枚)をのせて、ピザ用チーズを好きなだけのせる。オーブントースターでチーズがとろけるまで焼いたら、仕上げに黒胡椒をたっぷり振りかけて完成です。

油揚げにケチャップを塗り、ちぎった大葉を散らす
その上にベーコンとチーズをのせる

サクッと香ばしい油揚げに、まろやかなチーズと塩気のあるベーコン。そこへふわっと香る大葉と、ケチャップの甘酸っぱさがアクセントになって、あとを引く味わい。

そんな一枚を熱々のうちにガブッと頬張って、「コーヒーシルエット」をゴクリ。すっきりとしたほろ苦さが全体をキュッと引き締めて、もう一口、さらにもう一口…と、止まらなくなるおいしさです。

今夜はおうちで、“いいちこ”な一杯を

ごちそうさまでした。いろんな表情が楽しめる「いいちこシルエット」のおかげで、今日もいい夜になりました。

ちなみに「いいちこ」という名前は、大分の方言で「いいですよ」という意味。なんと、一般公募で選ばれた名前なのだそう。その響きのとおり、私にとっての「いいちこシルエット」も、やさしくて、そっと寄り添ってくれるような存在です。

「いいちこシルエット」とおつまみをお供に、ぼんやりと流れる時間に身をゆだねる夜、やっぱりいいものですね。

この記事が、皆さんの今夜の一杯のヒントになったらうれしいです。

それでは、皆さんも“いいちこ”な夜を〜!

※記事の情報は2025年8月29日時点のものです。