「いいちこ」のおいしさや楽しみ方を誰よりも分かっているはず(!)の三和酒類社員が「いいちこ」に合うと思うおつまみを激オシ! 今回は三和研究所所属の佐保丞太朗(さほじょうたろう)さんが登場。大分県の名産・うまみたっぷりのしいたけに、濃厚な味噌マヨネーズソース、とろりととろけるチーズを合わせた簡単おつまみをご紹介します。
研究所に勤務している佐保さんのお仕事は?
私は、三和酒類の研究所で、当社商品の原料大麦の研究をしています。取り組んでいる研究は大きく分けると二つあります。
まず一つは「いいちこ」に適した品種の選抜です。お米などと同じように、大麦にもたくさんの品種があり、その中から最も「いいちこ」をつくるのに適している品種を、実際の仕込み試験を通じて選び出しています。
現在「いいちこ」に使う大麦はオーストラリア産もしくは国産のものですが、常に同じ品種を使っているわけではありません。生産者の方たちは2~3年ごとに育てる大麦の品種を変更しているため、それに合わせて新しい品種が「いいちこ」に適しているかどうか、そしてその味わいをどう守るかを研究する必要があるんです。海外の生産者とのやりとりは文化の違いなどで難しさを感じることもありますが、お客様に「いいちこ」の変わらぬ味わいを楽しんでいただきたいという思いが私のモチベーションとなっています。
もう一つは、大麦を焼酎用原料としてだけでなく、当社の技術を活用することで、焼酎以外の大麦発酵産物を作り出せないかという研究を行っています。詳しいことは申し上げられませんが、大麦の新たな一面をお客様にどうお届けするかという研究は、品質を守る研究とはまた違った、新しいことに挑戦するやりがいを感じています。
しっかり味なのにくどくない! 後引くおいしさの佐保さんの激オシおつまみは?
私が紹介するおつまみは、「しいたけの味噌マヨチーズ焼き」です。
このおつまみの主役は、パンチのある調味料やチーズにも負けない、うまみたっぷりの「しいたけ」です。しいたけは三和酒類のある大分県の名産で、私の実家も大分の山奥で原木しいたけを栽培する農家を営んでいるので、子どもの頃からよく食べていました。そんななじみ深い「しいたけ」のおいしさを伝えたいと思い、今回紹介するおつまみの主役に選びました。
最初は醤油をかけて焼くだけのシンプルなおつまみを楽しんでいたのですが、あるとき大好きなマヨネーズをプラスしてみたら、味に奥行きが出ておいしくて。それからというもの、「味噌も合わせたらどんな味になるだろう?」、「玉ねぎを加えるのはどうかな?」など、いろいろ研究を重ね、今のスタイルになりました。ぜひ皆さんもアレンジを加えて、自分好みの味を見つけて楽しんでいただけたらと思います。
このおつまみを作るときのポイントはしいたけの選び方で、傘が開き過ぎていないものを使うのがおすすめです。どんな形のものでも味に影響はありませんが、焼いたときに傘がさらに開くので、すでに傘が大きく開いたしいたけを使うと、せっかく盛った具がこぼれてしまうんです。
それから、玉ねぎは粗めのみじん切りにするのがおすすめです。こってりし過ぎないよう全体の味のバランスを取ってくれるだけでなく、粗めに切ることでシャキシャキとした食感がアクセントにもなります。
「しいたけの味噌マヨチーズ焼き」に合わせる「いいちこ」は?
「しいたけの味噌マヨチーズ焼き」には、「いいちこスーパー」の水割りがよく合います。
この組み合わせは味のバランスが絶妙で、クセになるんです。ロックやストレートだとお酒が少し主張し過ぎてしまうのですが、水割りにすることで「いいちこスーパー」の味わいの余韻がやさしく残り、しいたけのうまみと喧嘩することなくスッとなじんでくれます。さらに発酵食品の味噌やチーズが、お酒としいたけの親和性をアップしてくれて、より深い味わいを楽しめます。
「いいちこスーパー」と出会ったのは大学生の頃で、それまで「いいちこ20度」や「いいちこ25度」は飲んだことがあったのですが、ある日あのオシャレな青い瓶を見つけて。「こんな『いいちこ』もあったのか!」と驚きました。
しかも飲んでみると、私が好きな水割りにぴったりなお酒だと感じました。私はお酒にあまり強いタイプではなく、焼酎を飲むときは必ず水で割るのですが、「いいちこスーパー」の水割りは樽の香りがしっかりと感じられ、味わいの輪郭がすごくはっきりしていたんです。割って飲むのにおいしさが薄まらないんですよね。
いつもコップに4個くらい氷を入れて、そこに5対5くらいの割合で「いいちこスーパー」と水を注いで水割りを作っています。
佐保さんの激オシおつまみレシピ
材料(1人分)
しいたけ…4個
玉ねぎ(中玉)…1/4玉
- ▼(A)
・マヨネーズ…大さじ1.5
・味噌…小さじ1
・醤油…小さじ1
ピザ用チーズ…しいたけ1個にひとつまみ
刻みネギ、一味唐辛子…お好みで適量
作り方
- しいたけは、傘の部分の汚れを気になるところだけ払い、軸を取る。
- 玉ねぎをみじん切りにして耐熱ボウルに入れ、ラップをかけて600Wの電子レンジで1分加熱する。
- レンジで加熱している間に、(A)を混ぜ合わせる。
- 3に2を加え、まんべんなく混ぜ合わせる。
- 裏返したしいたけの傘に4を盛り、さらにチーズを乗せる。
- 220℃に熱したオーブンで約5分焼く。
- 器に乗せ、お好みで刻みネギと一味唐辛子をトッピングする。
最後にメッセージをどうぞ!
私は、周りから物静かに研究をしているイメージを持たれがちなのですが、心の中ではいつも熱い気持ちを持って取り組んでいます。日々の研究が、「いいちこ」を飲んでくださるお客様の「いつも通りの味」という安心感につながれば嬉しいです。
また、今回おすすめした「いいちこスーパー」は、あまりなじみがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、見た目だけでなく味わいも本当に素晴らしいお酒です。スーパーや酒販店などで青い瓶を見かけたら、ぜひ一度、お試しいただきたいです。
※記事の情報は2024年6月21日時点のものです。