「美しい」、「思わず飾っておきたくなる」とお声をいただいている「いいちこ」ボトル。今回はそんな「いいちこ」の空き瓶を使った、オシャレでサステナブルな活用術をご紹介します。おうち時間やアウトドアシーンを楽しく彩る、すぐに取り入れたくなるアイデア満載です!
飲み終わった後も飾りたくなる「いいちこ」の瓶
個性豊かな幅広い商品ラインアップで展開する「いいちこ」。なかには飲み終わった後も手元に残しておきたくなるようなボトルデザインのものもあります。
例えば、今回ご紹介するフラスコ型の「いいちこフラスコボトル」や、波打った形が印象的な「いいちこスペシャル」、スキットル風の「いいちこパーソン」は、ボトルのフォルムや焼酎の色が生かされるよう、ラベルを極力なくすなどの工夫が施されており、飲み終えた後もインテリアとして飾ったり、別の用途で使ったりしたくなるデザインです。
実際「いいちこフラスコボトル」は2000年に、「いいちこスペシャル」は2006年に「グッドデザイン賞」を受賞。ボトルデザインを手がけたアートディレクターの河北秀也氏は、2000年の受賞の際、「<美しすぎて、捨てるのに勇気がいる>というのがデザイン開発のテーマである」とコメントしています。これら「いいちこ」の瓶には、飲み終えた先のことも見据えられた“サステナビリティ”が息づいているのです。
「いいちこ」の空き瓶を再利用する前に
「いいちこ」の空き瓶を再利用する際は、食器用洗剤で洗い、よく乾かしてから使います。また、瓶に食品を入れる用途で使うときには、あらかじめ消毒用アルコールで瓶の口や内部を消毒しておきましょう。
いいちこ瓶の活用術①|花やハーブを飾る
まずは、身近な花を「いいちこ」の空き瓶に飾ってみましょう。フラスコ型のユニークなデザインが目を引く「いいちこフラスコボトル」なら、たとえ1輪の花や枝ものでもさびしい印象にならず、繊細なガラスの質感が植物の表情を引き立ててくれます。
「いいちこスペシャル」の瓶は、口が少し広めで重厚感のあるデザインなので、数種類の花を束で生けたり、ガーベラのような大輪の花を生けたりするのに最適です。ボトルのほのかな琥珀色も空間に華やぎを添えます。
デスクやシェルフの隅にも置ける小さめサイズの「いいちこパーソン」は、花を生けるのはもちろん、ポトスなどの観葉植物を水挿しして育てるのにもおすすめです。
また、「いいちこパーソン」はフラットな形なので食卓やキッチンでも場所を取らず、料理などに使うハーブを水に挿しておくのにも便利です。
いいちこ瓶の活用術②|水差しやデキャンタとして使う
“フラスコ”をモチーフとしているだけに、「いいちこフラスコボトル」の瓶は中に入れた液体をグラスに注ぎやすい構造になっています。そんな特長を生かして、水差しやデキャンタとして使ってみてはいかがでしょう? ボトルの静かな佇まいは、どんな食卓にもすんなり溶け込みます。
【ご使用上の注意】
・瓶はよく洗浄・乾燥させて、消毒してからお使いください。
・急激な温度変化に弱いため、熱湯は入れないでください。
いいちこ瓶の活用術③|液体調味料入れとして使う
スキットル型の「いいちこパーソン」の瓶は、液体調味料入れとしても活躍します。中身が見えやすく、注ぎ口が小さめで液体の量を計量スプーンではかりやすいのがポイントです。また、300mlが入る程よいサイズ感とフラットな形で場所を取らず、持ち運びもしやすいのでキャンプなど屋外で調理するときにも便利です。
【ご使用上の注意】
・瓶はよく洗浄・乾燥させて、消毒してからお使いください。
・火のそばに置いたり高温にさらすと、瓶が膨張したり、調味料の品質が劣化する恐れがありますのでご注意ください。
いいちこ瓶の活用術④|ナッツ入れとして使う
ポケットにも入れられるスリムな形の「いいちこパーソン」ボトルは、こんな使い方もおすすめです。ナッツや柿の種、ドライフルーツなどを詰めておけば、ふだんの家飲みはもちろん、キャンプなどのアウトドアシーンにもお酒のおともとしてすぐに持ち出せます。
【ご使用上の注意】
・瓶はよく洗浄・乾燥させて、消毒してからお使いください。
いいちこ瓶の活用術⑤|ハーバリウムを手作りする
ハンドメイドがお好きな方は、「いいちこスペシャル」や「いいちこフラスコボトル」の空き瓶でこんな素敵なハーバリウムを作ってみては? ガラス瓶の美しい光の中に閉じ込められた幻想的な花々は、生花よりも長く楽しめ、目に触れるたびに心を癒してくれます。
今回は初心者でも比較的チャレンジしやすい、「いいちこフラスコボトル」の瓶に好きな花材を詰めていく作り方をご紹介します。
【必要な材料・道具】
・お好みのドライフラワーやプリザーブドフラワー…適量
・さざれ石(水晶など)…100g
・ハーバリウムオイル…1ℓ
・地巻ワイヤー(フラワーアレンジメント用)…適量
・太めワイヤー(先が変形できるもの)…40cmほど
・ピンセット25cm(直型・先曲)
POINT
中に詰める花材は、カサがありつつも軽やかさを演出できるアジサイや、アクセントカラーのものをミックスさせるとバランスよく仕上がります。また、花材がオイルの中で浮いてくるのを防ぐために、枝ものの花材も取り入れると良いでしょう。かすみ草など茎が繊細な小花は、あらかじめ地巻ワイヤーで複数本を束ねておきます。
【作り方①】瓶にさざれ石を入れて、底に敷き詰めます。こうすることで、オイルの中で花が浮いても底部の空間が目立ちにくくなります。
【作り方②】ピンセットを使って、カサのある花材を最初に詰めます。この時、ワイヤーを使って、花びらが外側に、茎が中央に向くようにします。ぐるっと1周入れたら、アクセントカラーの花やかすみ草などの小花、木の実などをバランスよく配置し、これを繰り返します。
【作り方③】花材がオイルの中で浮いてくるのを防ぐために、花の上に枝ものや茎のついた花をのせます。フラスコボトルの曲線は横から見ても、上から見ても綺麗なので、色々な角度から見て配置すると良いでしょう。
【作り方④】ハーバリウムオイルを花が完全に浸かるまで入れます。最後に瓶の底を優しくトントンと打ち付けて空気を抜き、完成です。
いいちこ瓶の活用術⑥|リードディフューザーとして使う
どんなインテリアにも馴染むシンプルなデザインと手頃なサイズ感の「いいちこパーソン」の瓶は、リードディフューザーとして使っても素敵です。お気に入りの精油を瓶に入れてリードスティックを挿し、シェルフや洗面台などに置けば、心地よいアロマが空間全体にさり気なく漂います。
【必要な材料】
・お好みの精油…10ml
・無水エタノール…100ml
・グリセリン…数滴
・リードディフューザー用スティック23㎝(竹ひごでもOK)…5本
【作り方】計量カップに精油、無水エタノール、グリセリンを合わせて瓶に注ぎ、リードスティックを挿したら完成です。
いいちこ瓶の活用術⑦|手作りランプとして飾る
「いいちこフラスコボトル」、「いいちこスペシャル」のインテリア性を最大限に生かした使い方がこちら。手作りのランプから放たれるあたたかな光が、とっておきの夜時間を演出してくれます。
ランプの作り方はとっても簡単。市販の電池式LEDワイヤーライト(5m)を無造作に瓶に入れるだけ。LEDワイヤーライトは通販でも手軽に購入できます。
【ご使用上の注意】
・瓶の中に入れるワイヤーライトは、必ず発熱しにくい電池式のLEDライトをお選びください。
・ライトに水がかからないようご注意ください。
そのまま捨てるには惜しくなる「いいちこ」の空き瓶たち。今回ご紹介したアイデアを参考に、飲み終えた後のさらなるお楽しみとしてさまざまにご活用ください。
※今回ご紹介した活用術は「いいちこ」瓶本来の用途とは異なるため、予め【ご使用上の注意】をお読みいただいたうえで、安全にお楽しみください。
監修・スタイリング
いのうえ 陽子(いのうえ ようこ)さん
スタイリスト、フードコーディネーター、栄養士、薬膳コンシェルジュ。大手料理教室で講師をした後、祐成陽子クッキングアートセミナーでアシスタントを努める。現在はスタイリストやフードコーディネーターとして、WEB、書籍、広告撮影に伴うスタイリング、テーブルコーディネート、レシピ開発などを行う。
※記事の情報は2022年11月25日時点のものです。