“音楽界のグルメ番長”の異名をもつホフディランの小宮山雄飛さん。「いいちこ」好きミュージシャンでもある小宮山さんがイラストレーターで映像監督の黒木ユタカさんを相棒に、「いいちこ」が飲める名酒場を巡る連載がスタート! 黒木さんの漫画と小宮山さんのコラムで「日本橋 お多幸本店」さんの魅力に迫ります。
「日本橋 お多幸本店」へ!
みなさん、初めましてホフディランの小宮山雄飛です。
とにかく酒場巡りが大好きな僕、しかも家でも外でも一番飲むのは焼酎。
ということで、今回から「いいちこ」が飲める名酒場を、イラストレーターの黒木ユタカと一緒に巡る連載をスタートさせていただきます。
(大好きな「いいちこ」のページで連載できるだけで、めちゃくちゃ光栄です!)
記念すべき連載1回目に選んだのは、大正時代から続く超老舗のおでん店<日本橋 お多幸本店>。
おでんのつゆが染み込んだお豆腐をご飯の上に乗せた「とうめし」が有名で、昔は近隣のサラリーマンのランチとしても人気でした(現在はランチ営業はしていないそうです)。
いかにも東京な、味濃いめのおでんをアテに「いいちこ」をゴクッ!
たまりません。
と、その前に。
お多幸本店で出しているはんぺんなどを作っている、こちらも老舗のおでん種屋さん、日本橋<神茂本店>で集合。
実は、その日の思いつきで(すいません・・)まったくノーアポイントで伺ったのですが、わざわざ社長さんが店頭に来てくれて、はんぺんの製造法を説明してくれたり、魚河岸があったころの日本橋の貴重な写真を見せてくたり、素敵な対応で、さすがは日本橋の老舗の粋を感じました!
ということで、いざお多幸本店へ。
「おいしいおでん屋には、おいしい刺身がある」
というのが、僕の(まったくの)持論なのですが、とりあえずまぐろの刺身を頼んだところ、これが超ヒット!
お寿司屋さんでも、こんな見事なまぐろはなかなか食べられないという、赤身と脂のバランスが絶妙な味。
おいしいおでん屋にはおいしい刺身がある説、見事立証されました。
さて、メインのおでん。
醤油も甘味もしっかり効いた、パンチの効いたこれぞ東京風の濃い汁。
しかしただ味が濃いわけではありません、その奥には出汁の風味と旨味を感じます。
先ほどの神茂本店のはんぺんは、めちゃめちゃふんわりしていて、出汁に浸って色づいた部分と、真っ白な身のコントラストも美しい。
これに合わすのは、我らが「いいちこ」!
しかもこちらのお店は、「いいちこスペシャル」を置いている。
濃いめの東京おでんの味に負けない、スペシャルの熟成した深い味。
例えるならば、おでん界代表と焼酎界代表の、ヘビー級のシングルマッチです。
ビールで口の中を洗い流すのもいいですが、「いいちこスペシャル」のロックでじっくりとおでんの味を楽しむというのもまた大人のおでんの楽しみ方。
東京おでんと言えばの、ちくわぶもまた味がしっかり染みて美味。
同じく東京おでんの特徴で「すじ」といえば魚のすじ(牛すじも置いてます)。
老舗のおでんの味を、ボディがしっかりとした「いいちこスペシャル」と一緒に味わいます。
そして最後は名物の「とうめし」。
茶飯の上に、味が染みしみの豆腐が乗った激うま丼。
本来なら飲み終わった〆で食べる丼ですが、これまた味がしっかりしているから、むしろとうめしをアテにして、まだまだ焼酎を飲めちゃうので、最後の最後まで「いいちこ」が止まりません。
老舗のおでんと、熟成された「いいちこスペシャル」の組み合わせで、最高のスタートを切った連載1回目。
どうぞみなさん、これから末長くお付き合いください。
今回訪問したお店はこちら
神茂 日本橋本店
住所:東京都中央区日本橋室町1-11-8
電話番号:03-3241-3988
定休日:日曜日・祝日
営業時間:10:00 – 18:00
土 10:00 – 17:00
代表的なメニュー:手取り半ぺん / おでんセット / 極上御蒲鉾(白/赤) など
URL:https://www.hanpen.co.jp
日本橋 お多幸本店
住所:東京都中央区日本橋2-2-3 お多幸ビル
電話番号:03-3243-8282
定休日:日曜日
営業時間:16:30 – 22:00(L.O. 21:15)
土・祝日 16:00 – 22:00(L.O. 21:00)
代表的なメニュー:名物!とうめし / 伝統◇東京おでん / 大山どり焼鳥 など
URL:https://a439400.gorp.jp
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小宮山雄飛
1973年原宿生まれ原宿育ち。ホフディランのVo&Key。 音楽界のグルメ番長の異名を持つ。 渋谷区の観光大使と“美味しい渋谷区プロジェクト”のCEO(Chief Eat Officer:チーフイートオフィサー) も務める。
黒木ユタカ
1976年東京都調布市生まれ。イラストレーター・映像監督。 綿密な街の線画、和やかなイラストルポに定評があり、書籍や 雑誌、CDジャケットなど幅広く活躍。ミュージックビデオの 監督としてもアニメーション作品を多数発表。著書に『新 酒場入門』(小宮山雄飛氏との共著)がある。
※記事の情報は2024年9月27日時点のものです。