お取り寄せしてでも食べたい大分グルメを、大分県出身のフードアドバイザー・神谷禎恵(かみやよしえ)さんがレコメンド。今回は「規格外野菜もおいしく食べてもらいたい」という思いから生まれた「Oita Pickles」をご紹介。見て癒され、食べて元気になれるピクルスです。

体に沁みる、ほどよい酸味! とれたての季節野菜を詰め込んだ「Oita Pickles」

Oita Pickles

まるでハーバリウムのように美しい、ガラス瓶に詰め込まれたカラフルな野菜たち。ラベルには軽やかな字体で「Oita Pickles(大分ピクルス)」の文字。瓶のフタを開けるとワクワクするような爽やかな香りが広がり、食べてみるとほどよい酸味が野菜の旨味を引き立てています。とりわけ暑さがこたえる時期には、こんなさっぱり味のピクルスが体に沁みる! 手軽にたくさんの野菜がとれるのも魅力です。

この「Oita Pickles」に使われているのは、大分県内で収穫された新鮮な季節野菜。さらに和風ピクルスの漬け汁には大分県産の乾しいたけが使われていて、大分ならではの味つけが楽しめます。化学調味料や保存料、香料などの添加物は不使用。砂糖はきび砂糖を、塩は大分県産のこだわり塩が使われているので、野菜本来の味が活きています。

規格外野菜をムダにせず、おいしいピクルスに

しかも、ただおいしいだけじゃないのが「Oita Pickles」。実は、大きさや形が不揃いなどの理由で“規格外”とされてしまった野菜を積極的に使っているのです。

規格外野菜
「Oita Pickles」には大分県内で生産され、規格外とされた野菜を活用

この「Oita Pickles」を手掛けているのは、大分県中津市で活動する合同会社ビジョナリープロジェクト代表の林勇士さん。林さんは大学卒業後に一旦地元大分を離れ、大阪の産業廃棄物処理会社に就職。そこで日々ごみ処理と向き合い、ごみの量に驚きながらも、まだまだ資源として使えるものがたくさんあることを知ったそうです。

その後、大分に戻ってきて地元の農作物のおいしさに改めて気づいた林さん。その気づきが新型コロナウイルス感染拡大を機に自身の中でさらに高まっていった「食品ロス」に対する問題意識と重なり、大分で生まれる規格外野菜の付加価値向上や食品ロス削減を目指して、2020年に「Oita Pickles」プロジェクトを立ち上げました。

林勇士さん
合同会社ビジョナリープロジェクト代表の林勇士さん。後ろは湯煙上がる大分県別府市の街並み

そうした林さんの経験や思いから商品化された「Oita Pickles」。残った野菜の皮やヘタもコンポストで堆肥化して活用したり、商品のパッケージを剥がしやすいものにしたりと商品設計の至る所にサステナブルなアイデアが生きています。

「Oita Pickles」×「いいちこフラスコボトル」

「Oita Pickles」×「いいちこフラスコボトル」

旬の野菜のおいしさを詰め込んだ「Oita Pickles」は、やはりそのまま食べるのが一番。おともには「いいちこフラスコボトル」がおすすめです。ピクルスのみずみずしい味わいに、フレッシュで澄んだ香りの「いいちこフラスコボトル」が寄り添います。

また、酸味のあるピクルスは料理の味を引き立てるので、ハンバーガーなどの付け合わせにもぴったり。刻んでマヨネーズと和えたタルタルソースをフライに添えたり、サンドイッチの具材にしたりしてもおいしいです。

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【お取り寄せ情報】

商品カット

・季節野菜のピクルス4本セット(和×2、洋×2) 3,000円(税込・送料別)
※旬の野菜で作った和風と洋風のピクルスを2本ずつセットにしたものです。お届けするピクルスの種類はお選び頂けませんので予めご了承ください。(写真は一例です)

販売元:合同会社ビジョナリープロジェクト
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大分グルメ案内人

大分グルメ案内人の神谷禎恵さん

神谷 禎恵(かみや よしえ)さん
大分県宇佐市出身。母が設立した「生活工房とうがらし」を、2015年に株式会社生活工房とうがらしとして継承し、食を軸として様々な活動を展開。趣味はおにぎりを握ること。食のブランディングや地域の食を伝える活動を行っている。Facebookページの『ごはん大好き』は世界に6万人のフォロワーを持つ。

※記事の情報は2022年7月26日時点のものです。