「いいちこ」をこよなく愛し、「『いいちこ』は僕のメンバーであり、幼馴染であり、ソウルメイトです」と語るISSAさん。今回訪れたのは、大分県日田市にある「いいちこ日田蒸留所」。全国の「いいちこ」ファンにとって、一度は訪れてみたい“聖地”ともいえる場所です。タンクや蒸留機が並ぶ製造場、熟成を重ねる貯蔵庫、そして限定酒が楽しめるショップ――。ISSAさんが実際に巡り、その空気や味わいに触れながら、「いいちこ」の魅力の源泉をたどります。
ISSAさん、ついに“「いいちこ」の聖地”へ
周囲を美しい山々に囲まれた大分県日田市は、江戸時代には幕府の天領として栄えました。九州最大の河川・筑後川の上流域に当たる三隈川などの支流が集まる「水郷(すいきょう)」としても知られ、その清らかな水を求めて、酒類メーカーやロックアイスメーカーなどが製造拠点を構えており、「いいちこ日田蒸留所」もその一つです。



87,000平米の広大な敷地には、春には桜、秋には紅葉が彩りを添え、四季折々の草木や野鳥が訪れる人を迎えます。桜の季節には「春の蔵開き」、紅葉の季節には「紅葉祭」も開催されるなど、自然の美しさを満喫できるのも「いいちこ日田蒸留所」の魅力の一つ。敷地内には製造場や貯蔵庫、限定酒などを販売するショップ「原酒の杜 iichiko SHOP」、見学コースも設置されています。
取材前日は大雨だったものの、当日は見事な晴天。雨上がりの澄んだ空気と青々とした緑に囲まれた「いいちこ日田蒸留所」に、ISSAさんが姿を現しました。

普段から「いいちこ」を愛飲しているというISSAさん。「いいちこ」の聖地に降り立った印象や、これから始まる見学への意気込みを伺いました。
ISSAさん「今日はめちゃめちゃ晴れてよかった! 都会で深呼吸することって少ないんですけど、ここではのびのびと深呼吸ができますね。おいしいお酒を生むのは、やはり水だと思うんです。ここにしかない水が『いいちこ』をつくる上での絶対条件なんでしょうね。自分にとってお酒は、どんな時代や状況でも寄り添ってくれる一番のパートナー。今日はそのパートナーが生まれる過程を知ることができるので、とても楽しみです」
いざ、「いいちこ」づくりの現場へ
ISSAさんをご案内するのは、三和酒類株式会社で40年以上「いいちこ」づくりに携わっているベテラン蔵人の丸尾剛さんです。

最初に訪れたのは、「いいちこ」の原酒を生み出す第1製造場。ここでは、麹づくりから発酵・蒸留・ろ過までの工程が行われています。


丸尾「この見学通路からは、一次仕込みと二次仕込みを行う発酵室をご覧いただけます。一次仕込みでは、次の工程でアルコール発酵の主役となる『いいちこ酵母』を増やしています。タンクは仕込んだ日ごとに分かれていて、今日仕込んだものから4日目のものまで順番に並んでいます。そして二次仕込みでは、実際にアルコール発酵が進む様子をご覧いただけます」
ISSAさん「日によって色が変化していますね。育つ過程で香りも変わってくるんですか?」
丸尾「全然違います。最初のうちはガスの香りが強くて、だんだん花の香りに変わり、最後の方になると熟成された深みや、複雑で調和された香りに変わっていきます」
ISSAさん「面白いなあ! 毎日、発酵の状態を見ながらしっかり管理しているんですね」

蒸留機の迫力に驚き!
次に案内されたのは第2製造場。ISSAさんの目の前に現れたのは、大きな単式蒸留機です。ここでは、仕込みを終えたもろみに熱を加え、アルコールや香味を取り出す蒸留が行われます。

丸尾「実は、この蒸留機を設置するときに天井の高さが足りなかったので、床を掘り下げて半分地下に埋まるように設計してもらいました」
ISSAさん「床を掘って入れたんですか? それは驚きですね」
丸尾「蒸留機は、外から見ると似たような型が多いと思いますが、内部には様々な工夫が凝らされているんですよ」
ISSAさん「すごいですね。そうして『いいちこ』の原酒が生まれるんですね」
ここで、おもむろにカウンター前に置いてあった「いいちこ日田全麹」を手にしたISSAさん。

丸尾「その『いいちこ日田全麹』は、私が日田蒸留所の所長だった頃にリニューアルを担当した商品なんです。麹の香りや味わいをさらに引き出すために、大分県内の醤油蔵で麹づくりを学び、その技術を取り入れたんです」
ISSAさん「えっ、醤油蔵まで修業に行かれたんですか?」
丸尾「そうなんです。『いいちこ日田全麹』は、もともと一次仕込みも二次仕込みも麹のみを使って仕込む全麹づくりでしたが、その修業のおかげで、さらに麹感の高い品質に仕上げることができました」
ISSAさん「なるほど…。そうしたつくり手の方の想いや背景を知ることで、『いいちこ』一つひとつに確かなストーリーと深みを感じます。感動ですね。これからは師匠と呼ばせていただきます(笑)」

熟成を重ねる貯蔵庫へ
続いて足を運んだのは、ひんやりとした空気が心地よい第1貯蔵庫。製造後の原酒をタンクや樽で長期間寝かせ、香味をまろやかにする貯蔵・熟成が行われています。
通常は見学通路から眺める貯蔵庫ですが、今回はその内部へ。中へ進むと、巨大なホーロータンクや大量の樽が並ぶ圧巻の光景が広がっていました。
ISSAさん「うわー、すごい迫力!」


ISSAさん「樽のエリアは、すごくいい匂いがします」
丸尾「ここでは、ホワイトオークを使った樽で原酒を熟成させているので、その樽香が漂っているんです。よかったら、熟成された原酒の香りが染み込んでいる樽の栓を嗅いでみてください」

ISSAさん「想像以上に甘い香り!」
丸尾「樽に入れる前の原酒はスモーキーな香りがし、時が経つにつれて『バニラのような甘い香り』に辿り着きます。実は、樽は使用する前に内側を焼くのですが、その焼き加減にも工夫を凝らしていて、『いいちこ』らしさが引き立つように控えめな焼き加減にしているんです」
ISSAさん「樽の香りが加わることで、こんなにいい香りになるんですね。この香りの香水をつけている人がいたら、惹かれますね(笑)。ところで、この貯蔵庫では、何種類の原酒が貯蔵されているんですか?」
丸尾「約30種類です。三和酒類全体ではさらに多くの個性豊かな原酒を貯蔵しています。これら多くの原酒を持っていることこそが商品設計を行う上での強みとなっていて、豊富なラインナップの『いいちこ』をお届けできているんです」
ISSAさん「そんなにたくさん! それぞれの個性を理解しながら酒づくりを行っているんですね。すごいなぁ」

酵母の生命力を実感
続いて、通常は立ち入ることのできない発酵タンクのエリアへ。ISSAさんはここで、「櫂入れ」を体験しました。
丸尾「タンクの中では、もろみの『いいちこ酵母』を増やす工程が進んでいます。その過程で、もろみ全体を均一な状態に保つため、櫂棒と呼ばれる道具を使った『櫂入れ』という作業を行います。機械を導入することも可能なのですが、当社ではもろみの状態を確認することを優先して、人手に頼っているんですよ。ISSAさんもやってみてください」
ISSAさん「(櫂棒を手に取り)うわ、すごいパワーですね! もろみが押し返してきます」

丸尾「これを毎日行うことで、酵母が健全発酵できる環境を整えています。ここでの主役は私たちではなく、酵母なんですよ」
ISSAさん「なんだか酵母がかわいく思えてきました(笑)。ちゃんと生きているんですね。普段僕が飲んでいる『いいちこ』が、こんなに手間ひまかけて、酵母の生命力とともにつくられているんだと知って、改めて感動しています」

ファン必見。ISSAさんも感動したブレンド体験
見学の締めくくりには、限定酒などを販売するショップ「原酒の杜 iichiko SHOP」へ。ここでは特別に、「いいちこ日田蒸留所」限定の原酒と貯蔵酒を使った「ブレンド体験」を行いました。

「全麹常圧蒸留原酒44度」「全麹減圧蒸留原酒44度」、そして「長期熟成貯蔵酒40度」の3種類の原酒・貯蔵酒をテイスティングしながら好みの配合を探る中で、ISSAさんの感動は最高潮に達しました。


ISSAさん「いやあ、これは面白いですね! まずはそのまま飲んでみると、常圧蒸留と減圧蒸留※では、口に入れた瞬間の印象が全然違う。長期熟成のものは、落ち込んでいるときでもスッと受け入れてくれそうな優しさがあります」
※ 蒸留方法の違いのこと。「常圧蒸留」では濃厚で香り豊かな味わいに、「減圧蒸留」では軽やかですっきりとした味わいになるのが特徴

丸尾「そうなんです。一つひとつに個性がある。ブレンドというのは、足りないところを補うのではなく、それぞれの酒のいいところを引き出し合う。その『妙』が面白いんです」
ISSAさん「その言葉、本当に重みがありますね。そして、原酒同士の比率を少し変えるだけで、こんなにも表情が変わるのかと驚くばかりです」
丸尾「それはもうベテランブレンダーのコメントですね。ISSAさんの感性に感服しました」
一つひとつの原酒を、確かめるようにゆっくりと口に含むISSAさん。その表情からは、一口ごとの味わいだけでなく、その背景にある物語までも噛みしめているような様子が伝わってきます。


ISSAさん「今日、実際に現場を見させていただいて、丸尾さんをはじめ、たくさんの方がトップレベルの技術で『いいちこ』をつくっていることを知り、本当に感動しました。
僕たち消費者は、普段はおいしく飲んでいるだけで、その裏側にある技術や、どんな想いでつくられているのかを知る機会はなかなかありません。
でも今日は、その想いを直接伺いながら味わえたことで、つくり手の皆さんの熱い気持ちが味に乗って体の中へ入ってくるような感覚を覚えました」
そう言って、涙ぐむISSAさん。

それを聞き、「つくり手冥利に尽きます」と、感極まる丸尾さん。
ISSAさん「本当に自分がお酒を飲める人間でよかったと心底想います! (お酒の)旅が止まらないですね。なかなか帰ってこられません。
…というわけで、今日はISSAオリジナルブレンド酒はつくりません(笑)。いや、つくっちゃいけないと思う。だって、そのまま飲んで最高だから!」

なぜISSAさんは、ここまで「いいちこ」を愛するのか
すべての行程を終え、ISSAさんに今回の見学を振り返っていただきました。
ISSAさん「普段お酒を飲んでいるだけだと、その奥行きやどういう想いでつくられているかって、なかなか分からないじゃないですか。今日こうして、丸尾さんたちの熱い想いを聞きながらお酒に触れることができて、感動しかありませんでした。
つくり手のストーリーを知ると、その想いがお酒の味わいに深みを増してくれるような気がします。自分がお酒好きでよかったなと心から想いました。これからも、つくり手の皆さんの想いを感じながら大切に味わっていきたいですね」

『いいちこ日田蒸留所』
大分県日田市西有田810-1
TEL:0973-25-5600
営業時間:10:00~16:00
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)、盆・年末年始
ISSAさんが訪れた施設・試飲したアイテムをご紹介
今回の大分訪問でISSAさんは、「いいちこ日田蒸留所」に加え、「安心院葡萄酒工房」と「辛島 虚空乃蔵」にも足を運びました。
ここからは、ISSAさんが訪れた施設と、実際に楽しんだお酒をご紹介します。
安心院葡萄酒工房

大分県宇佐市安心院町の霧深い盆地に広がる「安心院葡萄酒工房」は、この土地特有の昼夜の寒暖差を生かして高品質なぶどうを育て、芳醇なワインを醸すワイナリー。
園内には醸造所や貯蔵庫、ぶどう畑、ショップが点在し、製造工程の見学や試飲、ショップでの買い物を楽しむことができます。四季折々の自然に包まれた“杜のワイナリー”は、ゆったりとした時間が流れる特別な空間。
ISSAさんが味わったワインの数々とともに、安心院の風土が育むワイン文化に触れられるスポットです。
| ▼ISSAさんがテイスティングしたワインはこちら ・安心院スパークリングワイン ・安心院スパークリングワイン 極果 〈白〉 2021 ・安心院スパークリングワイン 極果 〈熟成白〉 2014 ・安心院ワイン 極果 シャルドネ 2023 ・安心院ワイン 小公子 ・安心院ワイン 極果 プティ・ヴェルド 2024(8月中旬発売予定) ・安心院ワイン ピノタージュ(10月下旬発売予定) |
『安心院葡萄酒工房』
大分県宇佐市安心院町下毛798
TEL:0978-34-2210
営業時間:09:00~16:00 (園内見学 17:00 まで可)
定休日:毎週火曜日(祝日の場合は営業)・年末年始
辛島 虚空乃蔵

大分県宇佐市にある「辛島 虚空乃蔵」は、三和酒類が2022年に開設した、酒づくりや発酵文化の魅力を発信する施設です。施設内には日本酒を醸す「米の蔵」と、クラフトビールを楽しめる「麦の蔵」があり、酒蔵見学や日本酒づくり体験、飲み比べなどを通じて“識る・感じる・愉しむ”体験ができます。
ここで生まれる日本酒ブランド「和香牡丹」は、伝統的な酒づくりと新しい感性を融合させた挑戦的な銘柄として注目されています。
ISSAさんがテイスティングした日本酒をはじめ、クラフトビール、発酵文化の奥深さを体験できる施設です。
| ▼ISSAさんがテイスティングした日本酒はこちら ・和香牡丹 スパークリング 天衣 ・和香牡丹 宵花 ・和香牡丹 秘宝R |
『辛島 虚空乃蔵』
大分県宇佐市辛島4-3
TEL:0978-32-1432
営業時間:10:00〜17:00
定休日:毎週水曜日(祝日の場合は営業)・盆・年末年始
「LIVE DA PUMP 2026 ROAD 2 DA 30th」 現在大好評チケット発売中

30周年へ向かう特別なROADとして、今回はデビューから2005年までの楽曲を中心にお届け!!
あの時代を彩った楽曲たちを、“現在のDA PUMP”として再構築するスペシャルライブ!!
過去と現在が交差する、その日限りのステージをぜひ会場で体感してください。
【詳細】
「LIVE DA PUMP 2026 ROAD 2 DA 30th」 特設サイト
[埼玉] 戸田市文化会館
8月8日(土)16:00開場/17:00開演
(埼玉県戸田市上戸田4丁目8番1号)
[千葉] 市川市文化会館
8月29日(土)16:00開場/17:00開演
(千葉県千葉県市川市大和田1-1-5)
[宮城] 東京エレクトロンホール宮城
9月5日(土)16:00開場/17:00開演
(宮城県仙台市青葉区国分町3-3-7)
[京都] ロームシアター京都
9月10日(木)17:30開場/18:30開演
(京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13)
[東京] J:COMホール八王子
9月20日(日)16:00開場/17:00開演
(東京都八王子市子安町4丁目7−1 サザンスカイタワー八王子 4F)
[愛知] Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
9月26日(土)16:00開場/17:00開演
(愛知県名古屋市中区金山一丁目5番1号)
[東京] LINE CUBE SHIBUYA
10月14日(水)17:30開場/18:30開演
(東京都渋谷区宇田川町1−1)
[兵庫] 神戸国際会館 こくさいホール
10月19日(月)17:30開場/18:30開演
(兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6)
[埼玉] 川口リリア・フカガワみらいホール(メインホール)
11月7日(土)16:00開場/17:00開演
(埼玉県川口市川口3-1-1)
[神奈川]カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化センター)
11月27日(金)17:30開場/18:30開演
(神奈川県川崎市川崎区富士見1-1-4)
[大阪]オリックス劇場
11月29日(日)16:00開場/17:00開演
(大阪府大阪市西区新町1丁目14番15号)
チケット代金:全席指定:9,000円(税込)
※3歳未満入場不可、3歳以上のお子様はチケットが必要です。
※記事の情報は2026年8月10日時点のものです。















