“音楽界のグルメ番長”の異名をもつホフディランの小宮山雄飛さんがイラストレーターの黒木ユタカさんを相棒に、御徒町へ! プロも通う鮮魚スーパー・吉池の9階にある「吉池食堂」で、おいしい魚はもちろん、和・洋・中なんでもありの“食堂飲み”を楽しみます!
▼連載一覧 ・2軒目:新珍味 ・1軒目:日本橋お多幸本店 |
東京・御徒町の「吉池食堂」へ!
知らない人に吉池を説明するのは、意外と大変です。
まず1階に鮮魚売り場があるのだけど、ここがもうすごい!
さながら魚市場のような雰囲気の売り場に、新鮮な刺身や切り身はもちろん、まるっと1匹のウツボに太刀魚、生きた蟹に海老、さらに貝類にスッポンまで並び、極め付けは時価数十万円のマグロが1本まるまる置いてあったりする。
地下1階は肉類に野菜などのスーパー、地下2階はお酒に日用雑貨も扱っている。
そして、エレベーターで最上階まで上がると現れるのが、今回訪れた吉池食堂。
このお店がまた、とにかくすごい!
放心亭(和・洋・中)、寿司処 しゅん(寿司)、うまい処 池田屋(魚介)の3店が1つになっている大食堂で、店内に寿司カウンターもあれば、大きな宴会ができる座敷もあり、さらに窓の外を見渡せば上野の街を一望できる上に、スカイツリーまで見える。
どうです皆さん、あまりの情報量、ついてこれましたか?
もはや一大アミューズメントビルなのです。
そんな吉池食堂で、メニューを見て、悩むなという方が無理。
とにかく食べたいものが沢山ありすぎる! 大人ながらに大興奮状態になるのです。
和食にするか洋食にするか、寿司か中華か、はたまたそばかうどんか。
そんな時、心を落ち着けて、まず頼むのが「いいちこ」ボトルに氷と緑茶のセット。
はい、これだけ頼んでおけば、あとは安心してゆっくりメニューを選んでいられます。
もちろん、吉池といえばマグロの刺身は外せません(しかもこの日は金曜で、お得なマグロの日だったラッキー!)。
うまみの強い上赤身が、「いいちこ」の緑茶割り「いい茶こ」と合う合う。
するめ一夜干しも栃尾の油揚げも、すっきりした「いい茶こ」と相性抜群。
ここから先はもう、とにかく好きなものを好きなだけ頼むのみ。
いやもう、どれがおすすめとか、そういうの無理ですよ。
なにしろ、寿司に天ぷら、ナポリタンにハンバーグ、ラーメンに皿うどんまであるんですから。
そうか、吉池食堂を人に説明するなら、一言、
「フリーダム!」
と言えばいいんだ。
今回訪問したお店はこちら
吉池食堂
住所:東京都台東区上野3-27-12 御徒町吉池本店ビル9F
電話番号:03-3836-0445
定休日:なし
営業時間:11:00 – 22:00(L.O.21:30)
代表的なメニュー:吉池御膳 / 吉池の海鮮カレー / マグロ(大トロ・中トロ・上赤身)など
URL:https://www.yoshiike-group.co.jp/restaurant.html
小宮山雄飛
1973年原宿生まれ原宿育ち。ホフディランのVo&Key。 音楽界のグルメ番長の異名を持つ。 渋谷区の観光大使と“美味しい渋谷区プロジェクト”のCEO(Chief Eat Officer:チーフイートオフィサー) も務める。
黒木ユタカ
1976年東京都調布市生まれ。イラストレーター・映像監督。 綿密な街の線画、和やかなイラストルポに定評があり、書籍や 雑誌、CDジャケットなど幅広く活躍。ミュージックビデオの 監督としてもアニメーション作品を多数発表。著書に『新 酒場入門』(小宮山雄飛氏との共著)がある。
※記事の情報は2024年11月26日時点のものです。