手作りレモンサワーに不可欠なレモン。いつもはシンプルな輪切りやくし切りの方も、ちょっとおしゃれな切り方のレモンでレモンサワーを飾ってみませんか? フルーツカッティングの第一人者・平野泰三さんに、グラスをおしゃれに彩るレモンの飾り切りを教えていただきました。
この方に教えていただきました
平野泰三さん
フルーツアーティスト®。米国留学中にフルーツの魅力にとりつかれ、フルーツカッティングの技術を習得。新宿調理師専門学校を経てタカノフルーツパーラーに勤務。その後独立し、フルーツパーラー「サンフルール」(現在は閉店)のオーナーシェフとなる。2008年にはテレビ番組「TVチャンピオン2」の「フルーツカット王選手権」の王者に。「食卓をもっとおしゃれに!フルーツカッティング」「完全保存版フルーツ・カットテクニック」など著書も多数。フルーツアカデミー®主宰。
簡単! 果汁が搾りやすいレモンの切り方
レモンサワーに欠かせない、フレッシュなレモン果汁を簡単に絞る方法は? 驚きの方法を平野さんが教えてくれました。
レモンにストローを差し込んで、そのまま果汁を搾れてしまうんです。ちょっとしたコツを覚えれば簡単この上なし。絞るときに手に果汁がつかず、保存袋に入れて冷蔵庫で保管すれば翌日も新鮮な果汁を搾ることができます。ホームパーティーやバーベキューでも盛り上がりそうです!
切り方
1.手のひらを使って転がしながら、レモンをやわらかくします。
2.枝付き側の先端を切り落とします。
3.ストローの準備をします。片側は果汁の注ぎ口になるので、斜めにカットします。
反対側はレモンに差し込みやすいよう、より鋭角に斜めにカットします。
4.包丁の先端でレモンに切り込みを入れ、そこにストローを差し込めばOK!
簡単でおしゃれなレモンのグラス飾り①
輪切りをアレンジしたスタイル。グラスに蝶がふわっと止まったよう!
切り方
1.レモンの1/3くらいまでの切り込みを2つ入れた輪切りを作ります。
2.1で切り込みを入れた側を上にして、中心から垂直に切り込みを入れます。
3.2で入れた切り込みを起点に、右半分を裏返し、形を整えます。
簡単でおしゃれなレモンのグラス飾り②
こちらも輪切りをアレンジした飾り切り。グラスのフチを涼やかに彩ります。
切り方
1.レモンの輪切りを2枚作ります。
2.2枚を重ねて半分にカットします。
3.半分にカットしたものを2枚ずつ、皮と身の境目に包丁を入れ、半分くらい切り込みを入れます。4つ揃えてグラスのフチにかけたら完成です。
簡単でおしゃれなレモンのグラス飾り③
くし切りをアレンジした軽やかなスタイル。思わず気分も軽快に!
切り方
1.レモンの両端を切り落とします。
2.斜めに包丁を入れ、半分にカットします。
3.半分にカットしたものを、縦に3等分のくし切りにします。写真のように、レモンの房が笑った歯のような“スマイル型”にカットできていればOKです。
4.1/3を残して、皮と果肉の間に切り込みを入れます。
5.果肉を持ち上げて、写真のように皮に切り込みを入れます。反対側も同じようにします。
6.皮を折って、果肉の下に差し込んで、完成です。
上級者向け・おしゃれなレモンのグラス飾り④
氷の上にフロートするタイプのレモン飾り。背の低いグラスと好相性です。
切り方
1.レモンの輪切りを3枚準備します。
2.3枚の輪切りのうち、一番サイズが小さいもの(レモンの先端に近いもの)を選び、中心から切り込みを入れます。
3.中サイズの輪切りを選び、上部の皮を残して切り込みを入れます。
左から大・中・小です。
4.小の輪切りを両手で持ち、右手側を奥に、左手側を手前に折り込みます。
5. 中の輪切りを4と 同じように折り込み、小の輪切りの上から十字に差し込みます。
6.大の輪切りの上に重ねれば完成です。
いかがでしたか? 皆さんもおしゃれなレモン飾りで、充実のレモンサワーライフをお過ごしください!
※記事の情報は2024年5月24日時点の情報です。