「いいちこ」のおいしさや楽しみ方を誰よりも分かっているはず(!)の三和酒類社員が「いいちこ」に合うと思うおつまみを激オシ! 今回は、日田蒸留所でもろみづくりを担当している鷹崎晶司(たかさきまさし)さんが登場。黒コショウを振った「いいちこ」の炭酸割りと相性抜群、手間なくヘルシーでたんぱく質たっぷりの激オシおつまみとは?

日田蒸留所に勤務している鷹崎さんのお仕事は?

鷹崎さんのお仕事中の様子

私は、三和酒類の日田蒸留所 第2製造チームで「発酵」の工程を担当しています。酵母や麹菌など微生物の力を借りながら、お酒のもととなる「もろみ」をつくっています。

もろみをつくるのは、実は単純な繰り返し作業ではありません。酵母や麹は、温度などの環境によって状態が変化する繊細な生き物なので、ちょっとしたことで焼酎の香味などへの影響が出てしまいます。だからこそ、五感をフル活用し、些細な変化に気付くことが大切で、私にとっては自分の子どものような存在なんです。と言っても、過保護にしているわけではなく、もろみ中のアルコール濃度を高めにすることで酵母に試練を与えるなど、時には厳しく育てることもあります。

また、数年前からは、(大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県を管轄する)熊本国税局が開催する「酒類鑑評会」への出品にも携わっています。これにより、原料となる大麦の国内の産地による違いや収穫年ごとの違いをより顕著に感じられるようになり、日々の仕事にも活かされていると感じます。

実は私は、小さい頃からお酒づくりの仕事に憧れていました。小学校へ上がる前、母の職場の飲み会によく一緒に行っていて、普段は厳しいイメージの大人たちがニコニコしながらお酒の席を囲む姿を見て、「お酒の力ってすごいんだな」「こんなに人を楽しくさせるお酒をつくれたら、自分も幸せだろうな」と思うようになりました。そして念願が叶って、お酒づくりの仕事に就くことができたんです。

日田では、工場見学やイベントなどでお客様と接する機会があり、自分たちがつくった「いいちこ」を楽しそうに飲んでくださっている姿を見たり、「おいしいね」と言っていただけたりすることがあります。そんなとき、一生懸命、頑張ってよかったと心から思います。私にとってお酒づくりは、大きなやりがいを感じられる素敵な仕事です。

筋トレが趣味の鷹崎さんの激オシおつまみは?

鶏むねチップス

私が紹介するおつまみは、「鶏むねチップス」です。

お酒を飲むのも料理をするのも好きなので、おつまみは自分で作ることが多いんです。その中でもこの鶏むねチップスはよく作っています。私は筋トレが趣味なので、冷蔵庫には(筋肉増加に必要な)たんぱく質が豊富な鶏むね肉を常備していて。なるべく手間をかけず、低カロリーなおつまみを作りたいと思って辿り着いたのがこのレシピです。電子レンジで加熱すると水分が抜け、うまみが凝縮されるので、肉本来の味を楽しめます。

ディップするソースを変えると手軽にアレンジもでき、写真のような黒コショウ、七味を加えたマヨネーズ以外にも、ケチャップやタルタルソースなど、味が濃い目の調味料を添えるのがおすすめです。たんぱく質の摂り過ぎで腸内環境が乱れないよう、今回は発酵食品のキムチを添えてバランスを取っています。

鶏むね肉を伸ばすときは、手の平で押しつけながらまな板が透けるくらいまで伸ばすことで、写真のようなチップス状になってパリパリした食感を楽しめます。伸ばさず加熱するとジャーキーのような歯ごたえになって、それもおいしいです。どちらも気に入っているので、そのときの気分で好みの食感のものを作っています。

鶏むねチップスに合わせる「いいちこ」は?

「鶏むねチップス」と黒コショウを振った「いいちこ25度」の炭酸割り

鶏むねチップス」には、黒コショウを振った「いいちこ25度」の炭酸割りが良く合います。

今回ご紹介する組み合わせは、お互いのおいしさを邪魔しないので、お酒とお肉、どちらも存分に楽しめる名コンビです。「いいちこ」の炭酸割りに黒コショウを振りかけるという飲み方は、弊社の「下町のナポレオンの辞書」というサイトに「いいちこスパイシーハイボール」として紹介されていたレシピです。気になって試してみたら、黒コショウのスパイシーな香りと、鶏むね肉の淡白な味わいの相性がすごくよくて。それ以来、鶏むねチップスを食べるときには、この飲み方を合わせるのが定番になりました。

「いいちこ25度」を炭酸割りにすると、きれいな味わいと華やかな香りをバランスよく感じられます。「20度」も好きなのですが、より香りを強く感じられる気がする「25度」を選ぶことが多いです。炭酸割りは、お酒が6、炭酸が4くらいの少し濃い目の割合がお気に入りです。黒コショウの量は好みだと思いますが、私はペッパーミルを10回くらい回して入れ、黒コショウの香りや辛味がしっかり感じられるようにしています。

鷹崎さんの激オシおつまみレシピ

材料(1人分)

  • 鶏むね肉…100g

  • 塩コショウなど…適量

  • マヨネーズなど…適量

作り方

  • 鶏むね肉をなるべく薄く削ぎ切りする。
  • 薄く切った鶏むね肉を叩いてさらに伸ばし、キッチンペーパーなどで水気を取る。
  • お好みで塩コショウ、スパイスなどを振る。カレー粉などもおすすめ。
  • 3の鶏むね肉をクッキングシートに乗せ、電子レンジ600Wで6~7分加熱する。お好みで30秒ずつ時間を増やして、カリカリ具合を調整する。

最後にメッセージをどうぞ!

焼酎は、お父さん世代の飲み物といったイメージもあるかもしれません。ですが、飲み方は幅広くとても自由で、「下町のナポレオンの辞書」や「iichikoスタイル」でもジュース割りやいい茶こなどさまざまな楽しみ方が紹介されています。また、日田蒸留所のイベントでは、地元のバーテンダーさんが、若い方が飲みたくなるようなカクテルをご提案してくださったりしています。ぜひ色々試して自分好みの「いいちこ」を通じて、焼酎の魅力をさらに多くの方に知っていただけたら嬉しいです。

※記事の情報は2025年5月13日時点のものです。